概要
物語のあらすじは、夏の間、アリ達は冬に備えて食料を蓄えるために働き続ける。一方のキリギリスは、暑い中熱心に働くアリをバカにし、バイオリンを弾き歌ってばかりで怠けて過ごす。
やがて冬になると、キリギリスは食料がなくなってしまったのでアリの元へ食料を分けてくれるよう訪ねるが、アリは「夏は歌っていたんだから、冬は踊ったらいいじゃない。」とそれを拒否し、キリギリスは飢えて死んでしまう。というもの。
もともとは「アリとセミ」だったが、翻訳過程でセミに馴染みがない国により、セミがキリギリスに変更された。日本に伝わったのはその変更以降なのでキリギリスとして浸透している。
この物語には、将来の危機を考え行動し、準備をしておくといい、といった教訓が込められている。
しかし、児童書用に結末をやわらかくしたものは、「冬になって訪ねてきたキリギリスに対し、アリは情けをかけて食料を恵んでやる。キリギリスも心を入れ替えて真面目に働くようになる」や「アリが食料を提供する代わりに、キリギリスはアリに歌を提供することで仲良く冬を越す」など、困ってる人を助けてあげる優しい人になりましょう、といった物語に変更されるている。
後者は日本人らしく偽善者感思いやりがあっていいと思われるが、これでは「困った時は人を頼れ」や「人生なんとかなる」と勘違いする考え方も生まれるため、多少残酷でも子供には原作を見せる方が将来のためによさそうだ。
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関連項目
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