アリアドスとは、ポケットモンスターに登場するNo.168のポケモンである。初登場は金・銀。
基礎データ | |||
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名前 | アリアドス | タイプ | むし どく |
英語名 | Ariados | 高さ | 1.1m |
分類 | あしなが | 重さ | 33.5kg |
全国図鑑 | #168 | 特性 | むしのしらせ |
ジョウト | #033 | ふみん | |
ホウエン | #323 | 隠れ特性 | スナイパー |
シンオウ | #― | グループ | むし |
イッシュ | #― | 孵化歩数 | 3840歩 |
カロス | #108(マウンテン) | 性別比率 | ♂:50.0% |
アローラ | #023(アローラ、メレメレ) #011(ウラウラ) |
♀:50.0% | |
世代 | 第二世代 | 努力値 | 攻撃+2 |
進化 | イトマル → アリアドス(Lv22) |
図鑑説明
- ポケットモンスター金、ポケットモンスターハートゴールド、ポケットモンスターリーフグリーン、ポケットモンスターX
- おしりからだけでなく くちからも いとを だすので みただけでは どっちが あたまか わからない。
- ポケットモンスター銀、ポケットモンスターソウルシルバー、ポケットモンスターファイアレッド
- つねに おしりから でている とくべつな いっぽんの いとを たどっていくと すにつながっている。
- ポケットモンスタークリスタルバージョン
- きまった ばしょに すをつくらず あたりが くらくなってから エサを さがしもとめ うろつく。
- ポケットモンスタールビー・サファイア、ポケットモンスターエメラルド
- あしの せんたんには ちいさな カギヅメが あり てんじょうや すいちょくの かべも あるける。 ほそく じょうぶな いとで てきを しめあげる。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2、ポケットモンスターY
- えものの からだに いとを つけて わざと にがす。 いとを たどれば なかまごと つかまえられるからだ。
- ポケットモンスターサン
- アリアドスの いとを つかって はたを おる ちいきも ある。 じょうぶな ぬので こうひょうだ。
- ポケットモンスタームーン
- しりからも くちからも いとをだす。 いとで えものを からめとり ゆっくりと たいえきを すする。
- ポケットモンスターウルトラサン
- よごと えものを もとめて さまよう。 みつけた えものに いとを はき みうごきを ふうじて キバで かじる。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- いとを はいて えものを とらえる。 よるに なると すから はなれて せっきょくてきに かりを するぞ。
概要
- ゲーム序盤から登場するクモ型の虫ポケモン。6本の脚のうち、後ろの2本は腹部から上方へと突き出している。金・銀では野生のものが存在したが、リメイクでは駆逐された模様(イトマルと同じく金限定)。
- 生息地、わざなどからマツバ戦にはうってつけ。
- アニメでは何故か集団でヒカリを襲うシーンが多い。 が、ヒカリにはほのおタイプのヒノアラシが仲間になったため、しばらくは襲撃を心配しなくてよさそう。DP特別編では色違いのアリアドスが登場。やはりヒカリを襲うが、ヒノアラシがマグマラシに進化し、見事撃退に成功する。映画では「水の都の守り神ラティアスとラティオス」で怪盗姉妹の妹(リオン)の手持ちとして悪役らしい活躍をしている。結局アニメ・映画ではほぼ悪役しかしていない。
- 第2世代の序盤虫として対になるレディアン共々、戦闘では今一つ活躍させるのが難しいモンスターとされている。
- 第5世代ではクモをモチーフにしたバチュル・デンチュラが登場。強力なライバルになるかと思いきや、使う技や範囲がまるで違うので住み分けている様子。
世代毎のタイプ一致技~栄光と悲劇~
第2世代の序盤虫として登場したイトマルの進化形アリアドス。一番高い種族値は攻撃だが、一致技の火力と範囲がとても狭い。
この頃は特性の概念すらなかったため、今でこそ不眠が代名詞のように活躍(?)しているが当時はただの毒虫である。勿論、不意打ちや影討ちなどの先制技など存在しなかったが、虫技・毒技が全て物理技だった為にタイプと種族値の関係は良かった。
前作で猛威を振るったエスパー技のサイコキネシスを自力で覚え(特攻種族値60だが)、更にクモのすという専用技まで貰える辺り優遇されていたのかもしれない。
しかし彼の使えるタイプ一致虫技はなんときゅうけつであり、自力で覚えるタイプ一致毒技がどくばりだけであった。つまり消耗品である技マシンが彼の生命線であり、技マシンのおんがえしやどくどく、そしてヘドロばくだんが彼の最高威力でありメインウェポンであった。
ちなみに金銀ではいやなおとを覚えていたが、クリスタル以降の作品はこうそくいどうに変更した。
依然、虫技・毒技は全て物理技だった。そして遺伝により念願の一致虫技シグナルビームを取得。一致毒技のヘドロばくだんも技マシンで覚える事ができた(技マシンは消耗品)
シグナルビームを遺伝で覚える虫は数いれど殆どが特殊よりの種族値だったため、アリアドスが数少ない物理型一致シグナルビームの使い手であった。ただ、サブウェポンが恩返しくらいだったので技の範囲は狭いままだった。
この世代で特性むしのしらせ・ふみんを貰い、鈍足でありながら強化は着実に進んでいた。高速キノコのほうし使いのキノガッサに対抗するため注目を浴びたり、彼にとっての全盛期であったのかもしれない…。
第4世代 ~まさかの悲劇そして絶望の時代へ~
火力インフレが始まり、技も多彩化した時代。アリアドスも密かな強化を期待していた。しかし技の仕様が変更しシグナルビームとヘドロばくだんがまさかの特殊技化。危うくきゅうけつとどくばりに戻る所だったが、新登場したレベルアップ技のむしくい、どくづきによりかろうじて生き延びた。しかし火力不足が深刻化した。
しかし時代は催眠凶悪化という追い風。そして鈍足低耐久が一撃で葬られるという逆風。この嵐のような世代にて、気合いの襷というアイテムや先制技のふいうち、かげうちを手に入れた。期待が集まったが、ここに来て火力不足を指摘されてしまい、更にサブウェポンの貧弱さが溝を深めてしまう。アリアドスの不意打ちは読まれやすかったのだ。物理アタッカーにとって火力不足は致命傷である。
ちなみに他の虫ポケモンはタイプ一致のシザークロスとむしのさざめきを習得。そのなかでアリアドスはむしくい…非常に肩身の狭い思いをすることとなる。
火力インフレと技の多彩化、種族値の暴力は続いていた。虫タイプアタッカーとしても強力なモンスターも次々と登場した。そんななかアリアドスはむしくいとどくづきのままだった。一部にはむしくいをネタにもされるほどであった。
鈍足低耐久、火力不足、技不足…そんな彼だったが、いかりのこな、エレキネット、むしのていこうなどまさかのダブルバトルで活躍できそうな技を大量に習得。ダブルでの道にも期待したいところである。※エレキネットより無効化されないいとをはくのほうがいいけど。
またかなしばりの強化などもあり、読み合い要素が増えた。
また夢特性スナイパーに合ったクロスポイズン、つじぎりも習得するという恩恵も受ける。つめとぎを覚え、BW2でイカサマを習得することに成功。これで火力不足とは言わせない(?)
そしてBW2にて念願のシザークロスを入手。虫タイプ版怪力と毒タイプ版怪力をもった彼はまさに百人力である。
メガシンカという新たな対戦要素が追加されたが、当のアリアドスはメガシンカを入手できなかった。しかし、今世代にてメガホーンとねばねばネットという技を習得した。ご存じメガホーンはむしタイプ最強の物理技であり、長年の悲願であった高火力物理技をついに手に入れることとなった。もう火力不足とは言わせない。むしのしらせも発動させればもっと強いよ!やったね!ペンドラーでやれ?ふいうちがあるだろ!
ねばねばネットは、使用後、交代して出てきた相手の素早さを1段階下げるという補助技である。浮いているポケモンに効かないものの、鈍足のアリアドスには非常に相性の良い技であり、後続のサポートとしても優秀である。
アタッカーとしてもサポーターとしても強化を受けた今世代、彼が対戦環境を席巻する日が来るかもしれない。来ないかもしれない。
対戦のアリアドス
- 序盤むしタイプにありがちな低種族値で、やはり実戦で使うのは厳しい。しかも第5世代で追加された虫タイプで、毒タイプ複合で物理型のペンドラーが出現。こちらは同じ攻撃種族値であるにもかかわらず、技の火力、技の範囲や高い素早さと、純粋に強い能力を持っているので強力な壁になってしまった。そのため先制技や特性で差別化しましょう!
- 鈍足なアリアドスにとっての生命線となる技が先制技のふいうち、かげうちである。最低どちらか1つは入れておく事を強く推奨する。
- バトンタッチやクモのす(くろいまなざしと同様の効果)といった補助技を覚えるが、この耐久と鈍足ではうまく使いこなせない。四天王のキョウは先発で繰り出し、クモのすバトン後、フォレトスのだいばくはつというコンボを使ってくるが現実の対戦ではそううまくはいかない。それどころか第5世代から仕様変更によりクモのすの効果をバトンすること自体が不可能になった。
- BWでクロスポイズン、いかりのこな、エレキネット、つじぎり、つめとぎ、むしのていこう などを、BW2でシザークロス、イカサマを習得した。またかなしばりが強化された。
- 第4世代ではむしくいが最高威力だったこともあり「むしのしらせ」がネタ以外の何者でもなかった。BW2ではシザークロスを入手したが、純粋に火力が上のヘラクロスなどが「むしのしらせ」を持っているので使われない特性である。
- そしてもう1つの特性「ふみん」。こちらがアリアドスの代名詞とも言える特性であり、何よりの差別点である。催眠技をばら撒くモンスターに強く出て行けるのが強み。特に草タイプのキノコのほうし、ねむりごな、くさぶえ使いなどとの相性は非常に良く、催眠術使いのエスパータイプにはふいうちやかげうち、おいうちなどが抜群であるため相性は悪くない(相性が良いと言い切れないのは、ふいうち、かげうちがタイプ不一致であり、催眠術使いが持つ一致エスパー技や一致飛行技に弱点をつかれるため)。
- 夢特性は「スナイパー」。第5世代で覚えたクロスポイズン、つじぎりが最大限に生かせる特性と言えるが、運に左右されるので強運の持ち主は使ってみてもいい。
- 草・格闘に対しては1/4と高い耐性、そしてふみんで眠らないことからキノガッサを潰すことができる。しかしストーンエッジ持ちの可能性も高い、ヨロギのみが持ち物候補になるだろう。その方面ではアリアドスより遥かに種族値の高いドンカラスという強力なライバルがいるが、草・格闘技読みでくり出しやすい点で勝る。
- 第6世代にてメガホーン、ねばねばネットなどの習得により強化された。新登場したフェアリータイプに強いこともあり、地味ながらも風は吹いている。
- 第7世代では特防の種族値が10上昇し、専用技「どくのいと」を修得。命中100で毒にしつつすばやさを1段階下げるという技で、「いとをはく」と「どくのこな」が合体したような性能をもつ。また、きゅうけつの威力が80と超強化された一方で、ふいうちの威力が70に低下した。
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関連項目
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