「勝手に酔い痴れて勝手に評価してヨネ」
アリナ・グレイとは、スマートフォン専用ゲームアプリ『マギアレコード』の登場人物である。
担当声優は竹達彩奈。キャラクターデザインは蒼樹うめ。
概要
魔女化のない世界を作ろうとしている魔法少女。
生と死というテーマに取り憑かれた天才芸術家で、スランプ時は自分を題材にしたこともある。自身の目的こそが至上で努力を惜しまない彼女は、魔女を最高のアートにすることを夢見ている。
神浜市内にある栄総合学園の高校1年生。固有魔法は結界で、魔法少女になる時の願いは「誰にも邪魔されないアトリエが欲しい」。「アリナ的には~リサーチしなくちゃいけないワケ」のように、英語を交えたり語尾が片言になったりする口調が特徴。
ゲームで登場する前から『マギアレコード』PVにおいて存在が確認されており、当初は「敬礼ちゃん」と呼ばれていた。期間限定イベント「マジカルハロウィンシアター ~1日だけの魔法少女劇団」において、イベントシナリオの中で御園かりんの先輩として初登場。同時に名前が判明し、また特徴的な口調や「マギウスの翼」の一員ではないかという疑惑(PVで「マギウスの翼」と関係する梓みふゆと共に映っていたため)から話題となった。
既に若き天才芸術家としてその名声を知らしめているが、当人は他人の評価など全く気にするそぶりはない。むしろ自分の感情表現、中でも10歳の時に直面した祖父母や愛犬の死から、生死の境や死を求める様に関する描写に挑み続けている。いわゆる現代美術に分類されるのであろうが、その表現手法はエキセントリックあるいはマッドアーティストと言うべきだろう。
その一方で部員が一人しかおらず部室がないため、アリナが籠もることが多い美術室に間借りしている漫画研究部のかりんに対しては、絵が下手な彼女に対して厳しくも的確な指導を行っている。そして大体がかりんの飲んでいるいちご牛乳のパックを奪って勝手に飲んでしまう。もっともかりんの何気ない一言がアリナの創作のヒントになることもある。
本編での活躍
※以下ネタバレ注意
メインストーリーでの初登場は、第5章「ひとりぼっちの最果て」にて。
彼女は神浜市で暗躍する組織を束ねる「マギウス」の一人である。
「名無しの人工知能のウワサ」の結界内に足を踏み入れたいろは達の前に立ちはだかり、そのドッペルによっていろは達を苦しめた。その際の「アリナの愛おしいドッペル」という発言から見られる執着や、自分の結界の中に飼っていた魔女をフェリシアに倒されるや否や「ヴァアアアアア!」と叫ぶほどの激情を見せた。同ストーリーでは「赤い絵の具」にするべくフェリシアに攻撃を加える様や、やちよの口から芸術家としての彼女の作品は「炭化した生き物を加工したもの」であることが示された。
前述のイベントでは良識を持った先輩として登場していただけに、メインストーリーで示唆された彼女の嗜虐的な一面にプレイヤーは多いに驚いた。
以降、ストーリー上ではいろは達に立ちはだかる強敵として現れ、2018年のクリスマスイベントではホーリーマミ同様に自ら「毛皮神のウワサ」を纏ったホーリーアリナとして登場、第1部の最終決戦でもこの姿で登場することになる(ちなみにホーリーマミが「ホミさん」と呼ばれるのと同様、微妙に長いのでユーザーからは「ホリナ先輩」「掘先」などと略して呼ばれることがある)。
その最終決戦で記憶を取り戻したねむと一騎打ちの末敗れるも、戦いの後はその姿が見当たらず消息不明となった。後にかりんはアリナに関する一連の事実を知って落ち込むようになってしまう。もっとも「魔女が怖いので目をつぶりながら戦っていたらなかなか倒せないところ、アリナがその魔女を倒して助けてくれた(実際はコレクションしていた魔女が言うことを聞かないので倒しただけ)」と勘違いしている恵萌花は姿を消したアリナについて「魔女に倒されて命を落とした」とさらに勘違いしているのだが(この時彼女が心の中でつぶやいた「天国のアリナさん…お元気ですか…」はユーザーの腹筋を崩壊させるのに役立っている)。
と思っていたら第2部第1章最終話の最後で突如として普通に登場。病院のロビーで「自分の作品が運ばれてきた」(=PROMISED BLOODの樹里による爆炎をもろに浴びて大やけどで救急搬送されたかりんをそう認識した模様)と意味深な台詞。しかも自身も入院中の上に最後の戦いの影響からか記憶喪失になっていることが判明する。しかしながら、芸術に関する情熱は失われていない模様で、ミラーズ内に自身の記憶があると分かると捜索しにかかるも、相変わらず自己中かつマイペースで勝手気ままにあちこち動くので他の魔法少女は振り回されることに。
実はアリナの記憶はミラーズ最深部に潜む瀬奈みことの自我に奪われており、お互い滅びを求めているのを理由にみことは神浜の滅亡に協力してもらうべくアリナを自身の元へと導いた。一時はみことの望み通り協力関係になるも、互いの方向性の違いからみことを見限り、鏡の魔女に抗ういろは達に手を貸す。最終的に人間が生に足掻く姿に美を見出したアリナは海外へと飛び、そこでの芸術活動で苦境に立たされてる人々に希望を与えているという。
魔法少女として
彼女は上記の説明の通り「生と死」に尋常でない執着を持つ人物である。手に持つ緑に光るキューブから放たれるマギア(ゲーム内の必殺技)"Nine Phases"とは九相図、つまり死体が腐っていく九つの段階のことであり、また彼女の最後の作品は「自分の九相図」であると決めているらしく彼女専用のメモリア(ゲーム内の装備アイテム)「アリナの九相図」は彼女の死体と思しきものが花に埋もれている様子のイラストのカードである。
ちなみに願い事は「誰にも邪魔されないアトリエが欲しい」ということで結界の生成を固有魔法として持っている。この能力を使うことで魔女や他人を閉じ込めたりすることが可能。アニメ第7話でも天音姉妹がアリナから渡された小さなキューブに封じ込められた魔女を解き放っている。そしてこの能力が物語の起点に関わっている(ネタバレなので環ういの記事を参照)。
ステータス
- 実装日:2018年3月2日(★4~5)
- 年齢:16歳(高校1年生)
- 誕生日:不明
- 身長:159cm
- 出身地:神浜市栄区
- 学校:栄総合学園
- 初期レアリティ:★4
- 属性:木
- タイプ:アタック
- 武器:キューブ
- 能力:結界生成
- ソウルジェムの位置:首元のリボンタイ
- ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
コネクト先の攻撃力を上げるとともに、幻惑と毒(★5ではさらに確率でスタン)の効果を付与する。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ] & 必ず幻惑 & 必ず毒 |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ] & 必ず幻惑 & 必ず毒 & 確率でスタン |
「チョーエキサイティングでゾクゾクするぅ……フフッ、アハハハハ……!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ] & 攻撃力UP(自/2T) & 確率でクリティカル(自/2T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ] & 攻撃力UP(自/2T) & 確率でクリティカル(自/2T) |
熱病のドッペル
その姿は、チューブ
この感情の主は自身のドッペルの美しさに見惚れているが、このドッペルには真の姿が隠されていることをまだ知らない。
主の背中側にあるドッペル本体から流れ出る病原テンペラと呼ばれるドッペル絵の具を固めて偽りの巨大な容姿を作り上げ相手を攻撃する。
その際に人間体は絵の具の中に埋もれて完全に表からは見えなくなるため、ドッペルでありながら魔女のような出で立ちを誇る。
主はドッペルの外観を確認することが出来ないものの、曰く“内側から見ても素晴らしい”らしい。
アリナのドッペル。まさしく病原体とおぼしき異形の者の上でアリナがポーズを取っている。この時のポーズがどう見てもジョジョ立ちとのもっぱらの評判。そこから背中にある物体が動くとともに敵に液体が降り注ぐという、アリナ同様エキセントリックな攻撃をする。アニメでも第9話で使って見せたが、そのおぞましさは健在であった。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ] & 必ず毒(敵全/3T) & 攻撃力UP(自/2T) & 確率でクリティカル(自/2T) |
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 5
- 0pt