あまりに巨大すぎたため、1922年に国際天文学連合が現在の88星座を定めた際にりゅうこつ座、とも座、ほ座の3つに分割された。
らしんばん座含む4つに分割されたと言われることもあるが、らしんばん座と他3つは制定時期や理由が異なるので注意。
らしんばん座の項目も参照。
概要
ギリシャ神話に登場する巨大な帆船・アルゴー船(アルゴ号とも)にちなんだ星座である。
トレミーの48星座の1つであり、古代から知られた星座だった。
現在使用されていない星座の中では最も有名な星座と言ってよい。
現在最も大きいうみへび座の1.45倍もある巨大な星座だった。
ちなみに2位3位以降は数パーセントずつしかサイズが変わらない。いかにアルゴ座がずば抜けたサイズだったという話である。
アルゴ座のバイエル符号
アルゴ座は分割後もバイエル符号が再設定されず、3星座にそのまま引き継がれた。
よってαβ星はりゅうこつ座のみに、γδ星はほ座のみにあるというちょっと奇妙なことになっている。
余談だが、らしんばん座はちゃんとαβγδ星がちゃんと設定されている。
制定の経緯と時期が違うというのもあるが、そもそもらしんばん座はバイエル符号が未設定だった星で作られた星座だからというのもある。
神話
船大工でプリクソスの子アルゴスが建造したため、彼の名から命名された。
アルゴー船は、イオールコスの英雄イアーソーンがコルキスの黄金の羊の毛皮(金羊毛)を求める冒険のために建造された。この乗組員として勇士50人が募集され、ヘラクレス(ヘルクレス座)、双子のカストールとポリュデウケース(ふたご座)、オルペウス(こと座)、リュンケウスなどギリシャ神話で活躍する英雄らが乗り込んだとされる。
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関連項目
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