アルテリオス単語

1987年に発売したファミコンソフトって事を考えたらやっぱ凄いよ
今見たら大して面白くないように思えるが当時はFF、DQの１が登場したばかり　その時代でこんな3D風シューティングが作られたのは画期的だった
パラメータに関するバランスが酷くなければもっと輝いていたであろう作品

終盤に当たるギャラックス内部の敵の凶悪さで投げた人の大半は、武器の使い所が往々にして下手だったんじゃないかなって思う。

このゲーム、レベルカンストが早いんで通常攻撃力の底上げをして、エネルギーを消費しないビームだけに頼ってると「レベルを上げて通常攻撃で叩けばいい」っていう戦術が終盤で通用しなくなる。（特に数発食らうと殺されるハイパーフライア、攻撃回避が難しいハイパーシェルなど）

それこそ、シンボルエンカウントを慎重に見極めて避けたり、ここぞという強敵で、ミサイルなどの武器をセッティングして長期戦に持ち込まず倒す、っていうことができないとクリアできないバランスなんだよね。

だから、アイテムや武器はあくまでも普通のRPGでいう「魔法」扱いなんだけど、下手にシューティングっていう指先テクニックを要するRPGだからこそ、ゲームスキルに真っ先に頼って、それをうまく利用できなかった子供が多かったイメージがある。

ちなみになんだけど、当時の元祖ファミコンって子供だけのために販売されたわけじゃなく、大人もプレイすることを前提にソフトが設計された傾向が強いんだよね。
だから、忍者ハットリくんとかチャレンジャーが子供のクリアできるレベルじゃないけど、大人が試行錯誤と研究を重ねればクリアできるっていうバランスになっていたのは当たり前だった。

だから、どうやっても運に頼るしかないとかバグまみれとか、そういう無茶苦茶なバランスのものでない限りはごくごく普通のゲーム難易度でありクソゲーではなかったんだよ。
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>>42
いいかどうかはともかく、別段画期的ではないのだが・・・。FCの3Dシューティング+αという文脈ではスターラスターが二年は先行してるし、RPGに限ってもゾイドのほうが早い。
それとフィールドマップの単調さは当時の水準でも褒められた内容じゃないよ。リアルタイムで知ってる人間として言わせてもらうけど、初めてみた時宇宙なのに露骨にやっつけな迷路マップでちゃんとしたメーカー品とは思えなかったもんw
正直なところ、このゲームは戦闘バランスがどうこう以前に完成度低いゲテモノと言わざるを得ないと思う。シューティングはそれなりでもRPGの部分は全然練られてないし、「なんかRPGブームだからベースはRPGにすっか！」みたいな安易な企画の産物なんだろうなと。ただプログラムは悪くないのが救い。

リートランドのクソマップは好意的に解釈すればマニュアルプロテクトの一種と言えなくもない。メイランド～リートランドは取説に全景が載ってたはず。

さすがにゲテモノはない
とはいえ名作と言うにはいろいろ足りない
結局CRPG黎明の試行錯誤期に出た名作になりそこねた凡作って感じ

ゲーム名で検索すると計算式の記事が先に出てくるという……

肝心のゲームは実機しか遊ぶ手段が無く、Wikipediaの記事すら無いんだよね
気になるから遊んでみたいんだけどな

なんだかんだユナイトまで行ったときの感動はひとしおだったりするし結構楽しいゲームだったよ
まあそこからマゾいんだけども
死んだらセーブデータの持ち金減らされるのもまたエグかったなｗ

このゲーム、何が一番足りなかったかっていうと、ユーザーに対する導線なんだよね。
最初のメイランドでも何をしていいかよくわからないし、街とかが近くにあるわけじゃないから、街の人からヒントが貰えるわけでもないし。

強敵に出会ったら武器やアイテムを積極的に使っていけ、みたいなヒントもないし、現時点でダメージが１しか与えられず極端に体力が多い敵に出会ったら、まずは逃げることを考えろ、みたいなのを教えてくれる人もいない。

そういう意味で、初期のロックマンみたいに「場当たりの試行錯誤」って感じになっちゃったからこそクソゲー扱いしてる人が多いってのを感じる。

今はどんなゲームでもチュートリアルで何をしたらいいかってのを一通り教えてくれるのが普通だから、その辺をしっかりしたら今でも十分に遊べるできになると思うよ。

確実に評価できる点はファミコンで３Ｄシューティングと言う無謀なことやっておきながら動作が非常に軽いこと。
敵がアニメーションし背景があり双方の攻撃に遠近感を持たせてある。ファミコンでこれだけのことをやった上で処理落ち低減も成し遂げてるのはなかなかすごい事。

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