アルファベットとは、表音文字の一種で、1つの文字が1つの母音または子音と対応している文字体系のこと。
概要
狭義には母音と子音を表す文字を備えた文字体系を指すが、アラビア文字やヘブライ文字等、子音文字しかない物を指す事もある。日本では、特にラテン文字のみを指して「アルファベット」という事がある。
ギリシア文字はシナイ文字を祖先とするフェニキア文字を導入した物であり、子音文字と母音文字の区別を付けた最初の「アルファベット」体系の文字と言われている。なお「アルファベット」という名称は、ギリシア文字の最初の2文字であるアルファ (Α、α) とベータ (Β、β) に由来している。
現在のアルファベット使用言語の中には、綴りが変化しない一方で発音だけが変化した為に、1字と1音が対応しない現象が起きている物もある。英語等がこれに該当する。
アルファベットに属する文字体系の一覧
上述の「狭義のアルファベット」に属する物のうち、ニコニコ大百科に記事がある文字体系を列挙する。
- アルメニア文字
- イニシャル・ティーチング・アルファベット
- オスマニヤ文字 (ソマリ文字)
- キアス
- ギリシア文字
- キリル文字 (ロシア文字)
- グラゴル文字
- グルジア文字
- ゴート文字
- コプト文字
- シェイヴィアン文字
- 注音符号
- デザレット文字
- テングワール[1]
- メルニクス文字
- モンゴル文字
- ラテン文字
- ルーン文字
- ンコ文字
参考文献
関連項目
- A - B - C - D - E - F - G - H - I - J - K - L - M - N - O - P - Q - R - S - T - U - V - W - X - Y - Z
- 文字体系の一覧
- 英語
- ローマ字
- Google (持ち株会社の名称が「Alphabet Inc.」)
脚注
- *『ホビットの冒険』や『指輪物語』の作者で古英語文献の研究者でもあるトールキンが本気を出して「共通の祖語を持つ(物語内での)現代エルフ語であるシンダール語とより古い形を保つクウェンヤの言語体系」を作成すると共に作ったエルフのアルファベット。美しい。
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