アルミン・アルレルトとは、進撃の巨人の登場人物である。アニメ版のCVは井上麻里奈。
概要
来歴
超大型巨人による845年のウォール・マリア陥落までシガンシナ区に在住。
エレンとミカサの幼馴染。幼少の頃より大人顔負けの知識と知性に恵まれたが、体力と体格には恵まれず、喧嘩とは無縁の温和な性格からイジメられっ子であった。いじめられるたびに、その現場を見つけたエレンやミカサに助けてもらっていたが、自分が正しいと思ったことは絶対に曲げない頑固な性格と意志は早くから持ち合わせていた。
祖父の蔵書から持ち出した壁外の世界についての書物をエレンに見せ、彼に外の世界への憧れを強く抱かせたのも彼である。ウォール・マリア陥落後、エレンやミカサらと共に開拓地にて12歳まで過ごした後、彼らについていく形で訓練兵団に入団した。
訓練兵団での座学はミカサを抜いてのトップ。しかし体力面で劣るのは子供の頃から変わらず、自らを「模擬戦闘試験を合格できたのも奇跡」と評すほどの劣等生だった。そのため、エレンや教官からは技巧職に就くよう勧められたが、本人は調査兵団を希望する。
2回目の超大型巨人襲撃において、優れた機知と意志力を以て活躍。卒業後は希望通り調査兵団に入り、新兵ながらエルヴィン団長、ハンジ分隊長に的確な示唆と提案を与えるブレーンとして活躍する。
人物
体力面では心もとない少年だが、知識だけではない頭脳の冴えと柔軟な発想力は、幼馴染のエレンやミカサだけでなく、他の同期や上官たちにも一目置かれるほどの非凡なものである。
その頭脳を駆使し、劇中における大きな事件や謎に対する解決の糸口を何度も掴んでいる。
直接の階級や役割ではないが、いわゆる軍師役とも言えるキャラクターであり、謎への手がかりを掴み、それを解きほぐすべく作戦の立案・実行を提言するのも多くの場合アルミンであり、その信頼も厚い。
ファンからは「彼がいなくては話が進まない」とまで言われるレベルである。
また探究心も強く、憲兵団や王政など、保守派の思想に批判的である。元々、「壁があれば安全」という受け身の考え方に懐疑的だったこともあるが、845年の巨人襲撃の翌年に行われた領土奪還作戦(実態は食糧難と口減らしによる人類削減、総人口の2割にあたる約25万人が従軍された)で両親を喪っており(アニメ版では設定が若干違い、両親は過去に璧外調査に出て行方不明、祖父はシガンシナ区脱出の際に共に脱出したが、後に領土奪還作戦に従軍され帰らぬ人となった)、この作戦を主導した憲兵団を憎悪している。
また、その女性的な容姿により、そっち方面に理解のあるファンの人気も根強い。
関連動画
関連静画
関連項目
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