アルヴァトーレ(GNMA-XCVII Alvatore)とは、機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)に登場する架空の機動兵器である。関連機体であるアルヴァアロン(GNMS-XCVII Alvaaron)についても本項で述べる。
アルヴァトーレ
機動戦士ガンダム00の終盤に登場した大型のモビルアーマー。パイロットはアレハンドロ・コーナー。
実に七基もの疑似太陽炉を搭載(マルチドライヴ)しており、桁外れの出力を誇る。しかし、なんといってもその特徴は、全身がまばゆいばかりの金ピカであること。パイロットスーツやヘルメットも金色。放出されるGN粒子も金色に調整されており、パイロットの悪趣味さこだわりがうかがえる。
ドライヴの数にものを言わせた大出力のGNフィールド(やっぱり金色)を持つ。これはビームやミサイルも歯が立たず、強襲コンテナの爆発を受けてもまったくの無傷。
メインの武装は、一つは機首のアームに接続された大型GNビーム砲。かなりの高威力と長射程を両立しており、トレミーとキュリオスに大ダメージを与えた。もう一つは六機の金の延べ棒大型GNファング。スローネツヴァイと違い、サーベルとしての使用はできないが、これは一般人の大使にも使いやすくするためだと思われる。
その他の武装としては、フィールドを展開したままでも使えるクローアーム、前面に二門、左右に十一門ずつ装備されたGNビーム砲がある。このうち前面の二門は、アルヴァアロン(後述)の武装にもなっている。
劇中ではソレスタルビーイングと国連軍との決戦で初登場。主砲の一撃でトレミーとキュリオスにダメージを与え、エクシアとGNアームズにも襲いかかる。そのままGNアーマー装備のエクシアとの戦闘になり、アームズ部分の破壊に成功するも、自らもファングとクローアームを潰される。ビーム砲で弾幕を張るが、それをかいくぐって接近してきたMA解体屋刹那・F・セイエイの乗るエクシアにとりつかれたのが運の尽き。その自慢の実体剣で装甲をズタズタに切り裂かれてしまう。かくして、成金の野望は潰えた―――
―――かに見えたのだが・・・・・・
ちなみに、この機体のデータは後にMA「エンプラス」や「レグナント」に用いられるようになる。
アルヴァアロン
アルヴァトーレの中に隠されていたコアユニットであり、アレハンドロの切り札たるモビルスーツ。通称「金ジム」。後に半ば公式となる。
武装はGNビームサーベルと、アルヴァトーレ時に前面ビーム砲となっていた、二丁のGNビームライフル。しかし、一丁はすぐに投げ捨てられてしまった。サーベルは双刃にも出来るのだが、こちらも使われていない。
背中の翼(?)はクラビカルアンテナになっており、GNフィールドを発生させるほか、粒子を圧縮し、ライフルの威力を底上げすることもできる攻防一体の装備。
撃破されたアルヴァトーレから立ち上がり、再び刹那とエクシアに戦いを挑む。超高威力の極太ビームを放つが、トランザムによって回避され、鉄壁のはずのGNフィールドを突破されてしまう(それもそのはず、エクシアの実体剣はこんな時のために装備されていたのだ)。そのままサーベル、ダガー、ブレイドを次々に突き刺され、トドメにGNソードの一閃を喰らい、今度こそアルヴァアロンは完全に沈黙した。
実は、外伝作品に登場する1(アイ)ガンダムを基に開発されたもの。
余談
エクシアに敗北した後の流れ(リボンズから通信→大使に道化宣告→「器量が小さい」と追い打ち→「リボンズウゥゥゥぅぅぅ!!」→叫びながらモニターを殴る→爆散)から、「モニターが自爆スイッチ」などとネタにされている。
劇場版の劇中劇「ソレスタルビーイング」にも(なぜか)アロウズのボスとして登場。形も微妙に変わっていた。
関連動画
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現時点では、ガンプラとしてキット化はされていない。
関連項目
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