アルヴォ・ペルト(1935~)とは、クラシック音楽のうち現代音楽に属する作曲家であり、折衷主義・多様式主義を掲げるポストモダン作曲家の一人だがどちらかといえばミニマル音楽に属する人物である。
概要
エストニア出身でタリン音楽院で学んだ。ソヴィエト連邦時代から新古典主義や十二音技法、セリー音楽など西欧の前衛音楽に影響された作曲を行い注目されていた。しかしやがて教会音楽に回帰、ティンティナーブリの様式と呼ばれる単純さを追求した教会合唱曲などで高い評価を受けた。
音楽上の対立から1979年にウィーンに亡命、1982年よりベルリンで活動している。
作曲家としては全音階的で徹底的な単純な音作りに励み、ミニマル音楽と「新しい単純性」の両者を混合させている。曲は教会スラブ語やラテン語を用いた合唱曲が中心となっており、日本でも人気の現代音楽の作曲家の一人である
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