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アレックス・カブレラ(Alex Cabrera、1971年12月24日-)とは、ベネズエラ出身の元プロ野球選手(一塁手)である。
日本球界では西武ライオンズ、オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスに所属した。
概要
OB | |
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アレックス・カブレラ Alex Cabrera |
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | モナガス州 |
生年月日 | 1971年12月24日 |
身長 体重 |
185cm 100kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 一塁手 |
プロ入り | 1991年アマチュアFA |
引退 | 2012年 |
経歴 | |
選手歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
1991年にアマチュアFAでシカゴ・カブスと契約するが、カブスへの昇格はなかった。
プロ入りから数年後の2000年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスでメジャーデビュー。初打席で初本塁打を記録した。31試合の出場で打率.263、5本塁打、14打点だった。
西武時代
2001年から西武ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)に所属。64試合で30本塁打のプロ野球タイ記録など1年目から素晴らしい成績を残す。
2002年にはシーズン55本塁打という当時の日本タイ記録の数字をマーク。それだけではなく出塁率.467、長打率.756と共に凄まじい数字を残した。
2003年も1・2年目ほどのインパクトは無くなったものの、50本塁打をマーク。なおこの年の本塁打王は51本打ったタフィ・ローズであった。ローズ恐ろしや。
2007年まで西武の主軸打者として驚愕の数字をマークしつづけるが(西武ドームに地蔵が出来た事からも凄さが伺える)、それ故年俸が跳ね上がり11月30日に自由契約となる。
オリックス時代
2008年1月9日にオリックス・バファローズと1年契約、春先こそ調子が悪かったものの、8月には月間MVPが穫れるまでに復活。前年最下位のチームをクライマックス進出まで押し上げた一人。この年ゴールデングラブを一塁手部門で獲得しているが、最多が「該当者無し」で次点がカブレラであったための受賞なのであまり評価はされていない。
2009年はファールボールの直撃で右足小指を骨折し戦線離脱、65試合の出場に終わる。
2010年も数度の戦線離脱があったが、112試合で打率.331、24本塁打82打点の成績を残す。同年オフ、契約交渉がもつれて自由契約となり、福岡ソフトバンクホークスに2年契約で移籍した。
ソフトバンク時代
2011年は故障や加齢、統一球の影響等もあってか年間を通じて不調で、それまで西武・オリックス時代を通じて0.8台を切った事が無かったOPSも.649まで低下してしまった。2012年も故障で出遅れ、復帰後も起用法に不満を持ったのか試合前に練習に参加せず帰宅するというトラブルのあと二軍落ちし、その後7月24日に出場機会を求めた本人の意向で退団した。日本球界での現役続行を目指したがオファーは無く、ウィンターリーグで息子(捕手)と対戦してホームランを打ち現役を引退した。
プレースタイル・人物
タフィ・ローズと並び、2000年代のプロ野球を代表する助っ人ホームランバッターだった。
守備に関してもグラブ捌きは非凡なものがあり、ショートバウンドの捕球は非常に上手いのだが、集中力が持続せず、気を抜いて凡エラーを犯すことも多い。
西武を退団する際、西武からオリックスへカブレラ地蔵の引き渡しが提案されたが、オリックス側は拒否。その後カブレラが不調に陥った際にオリックス側は地蔵の受け取りを打診したが、今度は西武側が拒否した。現在は球団事務所で保管されている。
成績
通算打撃成績
通算: | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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MLB:1年 | 31 | 87 | 80 | 10 | 21 | 2 | 1 | 5 | 14 | 0 | 0 | 2 | 4 | 1 | 21 | 3 | .263 | .299 |
NPB:12年 | 1239 | 5257 | 4510 | 753 | 1368 | 221 | 6 | 357 | 949 | 14 | 0 | 23 | 667 | 57 | 1143 | 106 | .303 | .398 |
タイトル・表彰・その他
タイトル | ||
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本塁打王 | 1回 | 2002年 |
最高出塁率 | 2回 | 2002年、2010年 |
打点王 | 1回 | 2006年 |
表彰 | ||
月間MVP | 6回 | 2001年4月、2002年8月、2003年6月、2006年5月 2008年8月、2009年7月 |
MVP | 1回 | 2002年 |
ベストナイン | 5回 | 2002年、2003年、2007年、2008年、2010年 |
日本シリーズ敢闘選手賞 | 1回 | 2002年 |
オールスターゲーム優秀選手賞 | 1回 | 2003年第1戦 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 5回 | 2001年-2003年、2006年、2007年 |
全球団から本塁打 | - | 2008年5月9日 |
関連動画
関連項目
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