アレンビー・ビアズリーとは、機動武闘伝Gガンダムの登場キャラクター。
同作品のヒロインの一人であり、シリーズを通した「ガンダムヒロイン」の一人として括られている。
概要
ネオスウェーデンのガンダムファイター。
メインキャラクターには珍しい軍籍持ち。階級は宇宙軍少尉。
孤児であり、国によって拾われてガンダムファイターとしての英才教育を受け続けてきた。
本来なら戦闘マシーンのように育てられてもおかしくないが、比較的自由奔放に育ったようで、趣味は格闘ゲーム。
また、自分が国の道具として扱われることに反発し、第13回大会では軍の方針に反して割合好き放題やっていた。
しかしドモン達と出会ったことで絆を紡ぎ、そしてドモンに対する恋愛感情が芽生えたり……より人間らしく、そして女性らしい性格になっていった。
バーサーカーシステムに関してはあまり快く思っていなかったが、何かと劇中では切り札として使われることが多く、そうなるとアレンビーは自我を失ってしまう。
途中、ウォンの策略によって身柄を誘拐されて行方不明になったあげく、DG細胞に汚染され、ノーベルガンダムが変異したウォルターガンダムに搭乗してネオホンコン内を暴れまわった。
しかしレインの命懸けの救出劇と、ミカムラ博士の助言によるDG細胞除去によって命を救われる。
最終決戦ではノーベルガンダムを駆ってドモン達の救出に参戦、そこでドモンにレインへ思いを打ち明けるべきだと背中を後押ししたうえで「でないと私、ドモン以外の人、好きになれないよ」と伝えて、視聴者のハートを掴んだ。
その純情さ、デザインの可愛さ、ファイティングスーツ時のエロさなどが評価されたのか、わりと商品化されている。ノーベルガンダムもHGUC化されるなど、Gガンダムでは主人公格を差し置いた待遇を受けることも。
ゲーム出演では…
Gジェネレーションシリーズなど、ガンダムのクロスオーバーゲームでは、ほぼ原作通りに登場している。
ところが、彼女の扱いがある意味特別になっているのが、スーパーロボット大戦シリーズである。
スパロボと言えば、本編序盤で死去する機動戦艦ナデシコのダイゴウジ・ガイをはじめ、生存面でスパロボ補正の入ることが多いことで有名である。
Gガンダムからも、東方不敗マスター・アジアがその常連となっており、シュバルツ・ブルーダーも極稀にだが生存することがある。
ところが、アレンビーは劇中では最終決戦においてガンダム連合の一員として助太刀にくるなど、原作でもしっかり生き残っているのにも関わらず、戦死させないためのフラグを立てないと生き残れないという作品が多く存在する。
しかも過去のスーパーロボット大戦シリーズでは、仲間に入れても性能はそれほど高くないために旨みが少なく、せいぜい戦闘の手間が省ける程度であった。とはいえ大体はウォルターガンダム搭乗時のイベントであるため、倒すのにそれほど苦労はしないが………。
Gガンダムの参戦が馴染むにつれ、そういった傾向は薄くなっているが、何故スーパーロボット大戦シリーズのスタッフがアレンビーにそんな枷を付けたのかは定かではない。
関連動画
関連商品
関連項目
- 5
- 0pt