アンギラス(Anguirus)とは、ゴジラの最初の対戦相手である。
曖昧さ回避
概要
『ゴジラの逆襲』にて初登場した怪獣で、ゴジラの最初の対戦相手であり相棒。
恐竜アンキロサウルスが核実験の影響により現代に蘇った怪獣。長い顔に裂けた口、頭頂部と重厚な甲羅にはトゲがビッシリと生えている。 当時の学説で恐竜には第二の脳があるとされていたため(現代では否定されている)、 各部に分散された脳の働きで俊敏に動くことができる。
また、鳴き声は強烈な爆音であり、『逆襲』では敗れた際の断末魔で大阪城にヒビが入るほど。 一部ゲーム作品では飛び道具がわりにこの鳴き声による攻撃が設定されている事もある。
各作品のアンギラス
昭和シリーズ
- 身長:60m
- 体重:3万t
『ゴジラの逆襲』にて初代個体が登場。恐竜アンキロサウルスが核実験により怪獣化したもので、非常に凶暴でありゴジラ相手にも執拗に攻撃を仕掛ける。岩戸島にてゴジラと戦い、後に大阪の火災に反応してゴジラと共に上陸。激しい激闘の末、ゴジラの攻撃で喉に致命傷を負い熱線を受けて倒された。
『怪獣総進撃』で二代目個体が登場。初代ほど凶悪ではないが不利な相手でも果敢に立ち向かう性格。 デザインも初代よりも柔和な顔付きになっている。 『総進撃』ではギドラの首に噛みつき空を飛ばれても離さなかったり、『対ガイガン』ではゴジラを助ける為にチェーンソーで進路を妨害するガイガンに構わず突っ込んだりするなどした。なお、『対ガイガン』では吹き出しでゴジラと会話するなどコミカルな演出が見られる。
『対メガロ』にも出てくるが、核実験の影響で怪獣島にできた地割れに落ちるだけの損な役回り。
『対メカゴジラ』では暴れるゴジラが偽物であると見破り攻撃を仕掛けた。表皮を剥がして内部メカを露出させるものの、 格闘戦では力及ばず口を掴まれ裂かれる重傷を負ってしまった。 なんとか逃げ延びたが、その後の『メカゴジラの逆襲』で昭和シリーズは終了したため二代目の登場もここまで。
平成シリーズ
『ゴジラ FINAL WARS』
- 身長:90m
- 体重:6万t
30年ぶりに復活。顔付きは再び強面になり、尾は実在の恐竜のようにハンマー状となっている。 また、アルマジロのように全身を丸めて攻撃する暴龍怪球烈弾(アンギラス・ボール)という必殺技を持つ。
劇中ではX星人に操られ上海を襲撃。空中戦艦「火龍」と戦うが策略により一時撤退。 その後X星人の本格的な侵攻により再び投入され、火龍を撃破したあと、富士山麓でラドンとキングシーサーと共にゴジラに戦いを挑んだ。 連携攻撃で優位に立つもののゴジラのパワーに押されて連携が崩れ、 シーサーのシュートによる攻撃をゴジラに躱され岩盤に衝突しノックダウン。三体とも倒された。
『GODZILLA(アニメ映画)』
『GODZILLA(アニメ映画)』では、設定上のみの登場となってる。前日譚小説『怪獣黙示録』によると2005年11月にラドンと共に中国に出現したがヘドラを利用した作戦によってラドン共々倒された。その後2個体目が2006年に南アフリカに出現していたらしく、さらに4個体目が2030年にアメリカのロサンゼルスに出現したものの共に現れたバラン・バラゴン共々ゴジラに倒された。
令和時代
『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』
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https://twitter.com/GODZILLA_SP/status/1390539849527021568
アニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』にも登場。ゾウやサイを思わせる重厚な体と過去個体よりも大きなトゲが特徴。 直近の危機を察知する能力を持ち「未来予知怪獣」の別名を持つ。
大量死し集められたラドンの死骸を漁っていた所を発見され、猟友会に銃撃されるがトゲを激しく振動させ跳ね返して逃走。 後に討伐隊が集められるものの最初に現れた時よりも大型化し捕鯨砲すら跳ね返してみせた。そして改造されたジェットジャガーと交戦し頭に捕鯨砲を撃ち込まれついに倒された。 その後大滝の元にトゲが持ち込まれ、ジェットジャガー用の武装「アンギラスの槍」として活用される。
『怪獣人形劇 ゴジばん』
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https://twitter.com/godziban_jp/status/1323573132410671104
youtubeで公開中の人形劇『ゴジばん』にも登場。デザインは二代目に近い。
ゴジラくんと仲の良い相棒で、怪獣達が普通に喋れる中『対ガイガン』のように吹き出しで喋る時がある(一応アンギラスも普通に喋れる)。「宇宙も未来も吹っ飛ばせ!」ではゴジラくんと見事な連携でキングギドラの撃破に貢献した。
『ちびゴジラの逆襲』
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https://twitter.com/chibigodzi/status/1654607653069545472
ちびアンギラスとして登場。他のちび怪獣達が普通に喋る中、なぜかアンギラスだけ喋る事ができず怪獣の鳴き声である(声優も設定されていない)。これは声変わりとのことであり、一応文章で意思疎通はできるようだ。なお、性格は結構辛辣。ちびゴジラの事はウザいと思いつつも腐れ縁のような関係である。
その他
アンキロサウルスが水爆実験を経て現代に蘇った怪獣とされているが、そのアンキロサウルスは外見こそアンギラスと似ているが実際には草食動物であった。
平成シリーズや『GMK』『東京SOS』ではアンギラスの復活も検討された(特に「GMK」ではメイン怪獣として登場することが検討されていた)が、大人の事情などで他怪獣に変わられるなどしていた。
2019年の映画『Godzilla: King of the Monsters』では直接登場はしていないが、海底遺跡の爆発シーンをよく見るとどこかで見たような骨格が映されている。
登場作品
- ゴジラの逆襲(1955年)
- 怪獣総進撃(1968年)
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年)
- 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年)
- ゴジラ対メガロ(1973年)
- ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
- ゴジラ FINAL WARS(2004年)
- GODZILLA 怪獣黙示録(2017年)
- 怪獣人形劇 ゴジばん (2019年)
- ゴジラS.P<シンギュラポイント> (2021年)
- ちびゴジラの逆襲 (2023年)
関連動画
関連静画
関連立体
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- GODZILLA(アニメ映画)
- X星人
- エビラ
- MMDゴジラ
- 大戸島
- ゴジラVSキングギドラ
- オルガ
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃
- 怪獣王ゴジラ(漫画)
- 怪獣大戦争
- 怪獣総進撃
- カマキラス
- カメーバ
- ガイガン
- ガバラ
- キングギドラ
- キングシーサー
- キングコング対ゴジラ
- クモンガ
- 轟天号
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