人物像
極寒の地にある、魔法王国を統治する理の女王の一人娘。性格は多少、わがまま。
気に食わないことがあるとすねたりし、ヤキモチやきでもある。女王に突き放されて育ったためか、小さいときからイタズラをして周囲を困らせている。
しかし、心の底では母親の愛情に飢えており、王女であるにもかかわらず、いまだ魔法を唱えることができないことに思い悩んでいる。
『聖剣伝説3』及び同作のリメイク版『TRIALS of MANA(ToM)』の、6人の主人公のうちの一人。
魔法王国アルテナの王女。6人の主人公の中では最年長。
容姿は艶やかな色気を持つ美女だが、外見に反してわがままな性格。また、勝ち気で自由奔放、しょっちゅうイタズラをしては城内を騒がせたり、魔法の授業をサボったりなど、年齢の割に幼い行動が目立つが、それらは自分に対して愛情を注がない母親への反発からくるもので、本来は寂しがり屋な性格である。魔法王国の王族でありながら、魔法が不得意というコンプレックスを抱えている。
SFC版の時点でも、イベントによって笑い、驚き、失意といったアクションをとる他の主人公たちとは異なりアンジェラのみ「アッカンベー!」「投げキッス」の専用モーションとSEが用意されているほどの優遇ぶり(?)。
また、王女として基本的な戦闘訓練は一通り受けており、魔法を使わずともある程度の近接戦闘はこなせる。(これは『ToM』にて、デュランとアンジェラの2人で滝の洞窟に入った時の会話で聞けるのだが、後述するように父親の血筋によって生まれつき高い身体能力も備わっているのかもしれない。)
ある時マナストーンの力を解放するため、その生贄として母親から命を要求される。突然の事態にアンジェラは混乱し窮地に陥るが、突然謎の光に包まれ、城外へテレポートしたことで難を逃れる(この光に関しては何も説明がないのだが、状況からして感情が昂った事による魔力の暴走であるか)。
だが王国にも戻れず、失意と絶望の中で零下の雪原を彷徨い、やがて寒さで倒れてしまうが、雪の都エルランド出身の親子に救助され、街で占い師に聞いた聖都ウェンデルの光の司祭に希望を見出し、母に認められるほどの魔力を得ることを願い旅をはじめる。
ちなみに攻略本によると“歳のわりには、情熱的で色っぽい容姿”とのことだが、19歳ならこれくらいあってもおかしくはないのかも。事実、ジャドの地下牢から脱出する際にもビースト兵に色仕掛けを行ったり、ある場所で遭遇した自身の影に対しても「本物の私と違いセクシーさが足りない」と口にするなど、自身のお色気を誇りにしているよう。
なお、理の女王はOPの時点で竜帝の右腕たる紅蓮の魔導師に操られており、ストーリー途中でマナの剣を手にして母と再会できるかと思われた矢先、マナの剣を奪われたところで理の女王も攫われてしまい、完全形態となった竜帝への生贄にすると告げられ、ここでアンジェラは初めて母が敵の手に落ちていた事を知る。やがてアンジェラはドラゴンズホールでの決戦にて仲間たちと共に紅蓮の魔導師を倒し理の女王と再会、母の真意を知り泣き崩れると共に和解を果たすと、竜帝との最終決戦へ臨むことになる。
(この進行ルートを進んだ場合は後述するように、アンジェラのエンディングが変化する)
どんな強敵や神獣が相手でも強気な態度を崩さないアンジェラも、トカゲは苦手らしく水の神獣フィーグムンドと対決する際にはアンジェラにしては珍しく弱音を吐く。
ゲーム中の性能
精霊の力を借り、その精霊の持つ力に呼応した属性の魔法を覚えていくことが出来る。クラスチェンジによってさらに上位の魔法を覚え、最終的には独自の魔法を習得するなど、能力的な意味での成長がもっとも顕著に表れるのが特徴。
「強力な魔法で敵を攻撃する」というコンセプトのキャラクターであるため、基本的な性能は初期クラスの時点で既に完成されている。その一方で、ルーンマスター以外の最終クラスは個性の差が大きくないので、どれに進めようと役割に大きな変化はない。ただ、逆に言えば効率をあまり気にせず、習得魔法の好みなどビジュアル重視で選んでもあまり問題はないとも言える。
一度に広範囲を攻撃でき、属性弱点を突いて大ダメージを狙う魔法攻撃は、特に序盤に力を発揮する。しかし精霊を仲間にしてもその後にレベルアップしないと魔法を覚えられないので、経験値をうまく貯める必要がある。またストーリーが進行するにつれ、「必殺技や攻撃魔法を撃つと、同じく必殺技や攻撃魔法をやり返してくる」カウンター思考を持つ敵がボスやザコ敵を問わず増えてくるため、迂闊に魔法攻撃を撃つことが出来なくなる。勿論、終盤でもカウンターをしてこない敵も多いのでそれら相手には遠慮なくぶっ放せるので、「どの敵がカウンターを仕掛けてくるのか」をしっかり覚える事がアンジェラを使いこなすためには重要な要素である。
物理攻撃力の伸びは6人中最低クラスで、HPもワーストであるため相対的に守備力も低い、上級者向けのキャラクターである。
上記の通りSFC版ではデメリットや不遇な点が多かったためか『ToM』では性能や使い勝手が大きく変わり、3Dアクションとなった本作では空を飛んでいる敵にも攻撃魔法がヒットしたり、遠距離から安全に攻撃できたりと活躍できるようになった。カウンター型の思考ルーチンも廃止されているので(ただし「カウンター」技を使うボスキャラがいる)遠慮なく魔法攻撃を撃てるなど、習得した魔法やアビリティが揃うようになって本領を発揮すると大いに活躍できる。
魔法が発動する度に演出が入って戦闘が中断される事もなくなったので戦闘もスピーディになっているが、だからといい調子に乗って魔法を連発するとゲーム序盤でもすぐにMPが底をついてしまう。消費MPなども全体的に見直されているので注意しよう。
また今作ではポイント育成によってアビリティスキルや魔法を習得するのだがアンジェラの場合はそれぞれのステータスにポイントを割り振らなくてはならない。具体的には、火属性は力、土属性は守、水属性と闇属性は知性、光属性は精神、風属性は運へポイントを振らなくてはならず、6章をクリアしエンディングを迎えるまでに全ての魔法を覚えるのは実質不可能に近くなっているので広く浅く育てるか、一点集中で育てるか育成方針をプレイヤー自身がしっかり考える必要がある。ルクさえ貯まっていればブラックマーケットで占い師に金を払って育成やり直しを利用するのも手。
クラス3やクラス4になった後、「漆黒の力」のアビリティを入手できるほど強くなったアンジェラが同アビリティを装備してエインシャントやダブルスペルが撃ち放題になると、ゲームがつまらなくなるほどの極悪な性能になる。
クラス1
マジシャン
最初のクラス。公式攻略本の解説曰く、使える魔法がまだ少ない駆け出しの魔術師。
本作でクラス1から魔法が使えるのはアンジェラとシャルロットのみ。
SFC版ではそれぞれの属性の下位魔法(ホーリーボール、ダイヤミサイル、エアブラスト、イビルゲート、ファイアボール、アイススマッシュ)を習得できる。クラス1の時点から全体攻撃も可能。
『ToM』では習得できる魔法がホーリーボール、ダイヤミサイル、エアブラストの3種のみ(広範囲化はまだ不可能)となっているので、ローラント城奪回戦をクリアして幽霊船に乗るまでに風のマナストーンでクラス2へクラスチェンジを済ませよう。クラス1の時点でも「撃破MP+」「アブソーブ」などMPを回収する手段が充実しているものの、まだ2つしか装備できないのでどのアビリティを優先するかはよく考えられたし。
必殺技は、素早く跳躍して杖を力任せに振り下ろし、続けて横薙ぎを連続で繰り出し敵を十字に殴る「ダブルアタック」。
『ToM』ではジャンプして敵の元へ間合いを素早く詰めるうえ技名の通り攻撃判定が2回発生する。
クラス2
光:ソーサレス
厳しい鍛錬や修行を積んで、使える魔法の種類が増えた魔術師。闇属性の魔法は好まない。
セイントビーム、アースクエイク、メガスプラッシュ、サンダーストーム、エクスプロードを新規に習得。
闇クラスのデルヴァーに比べて使用できる魔法が多く、クラス2時点では圧倒的にこちらの方が勝る。
『ToM』では、MP100%時に魔法による与ダメージを15%アップする「マジックバースト」のスキルを得る。クラス1で習得不可能になったイビルゲート、アイススマッシュ、ファイアボールも習得し、各種下位魔法を広範囲へ撃てるようになり、さらに先述の各属性の上位魔法も習得できる。ただし、上述の通りそれぞれのステータスへ育成ポイントを振らなくてはならないのでSFC版とは違い全ての属性の上位魔法をクラス2のうちに習得完了するのはほぼ不可能となっており、クラス3になるまでの間に覚えられる上位魔法はがんばっても2個か3個が限界、という状態になっている。
必殺技は投げキッスと共に敵単体に大きな魔力のハートをぶつけ大爆発させる「ピンクタイフーン」。SEといい視覚演出といい、どこか色っぽい演出が特徴だが、公式攻略本の解説によると「アンジェラの色気を魔力に変換している」らしい。相手の属性や性癖によってダメージが変わるのだろうか。なおギャルビーやカーミラのような女性型モンスターにも普通に通用する。
『ToM』でも内容は同じだが、発生から攻撃が当たるまで若干タイムラグがあるので素早く動き回る敵が相手だと空振りする事も稀によくある。他の単体技にも言える事だが、技ヒット中(演出中)は敵が硬直するので他の味方が追撃するチャンスにもなる。
闇:デルヴァー
魔法の使い方には関心を持たず、ただ魔法の力そのものを追い求める魔術師。
光よりも闇の術に長ける。
SFC版では闇属性の上位魔法ダークフォースを新規に習得するだけで、他に特徴は無い。そのためクラス3になるまではダークフォース以外の魔法では火力不足になる事が多く厳しい戦いが続く。
『ToM』では味方が戦闘不能になると魔法攻撃力・魔法防御力のバフが掛かる「ラース」のスキルを得る。光クラスと同様にイビルゲート、アイススマッシュ、ファイアボール、及び各下位魔法の広範囲化が習得できる。魔法の種類が光クラスより劣ったままなのはリメイク版でも変わらないのだが、HPと引換に魔法攻撃のダメージを増加する「ペインマジック」のアビリティを得ると火力が増すのが魅力。
いずれにしても、クラス3へ進んでからが本領発揮である。
必殺技は、敵単体へ魔力で生成した黄色い星の弾を発射する「スターアタック」。
『ToM』でも、敵単体に星形の弾を5発発射する技になっている。
クラス3
SFC版、及び『ToM』6章までにおける最終クラス。クラス3になるにはレベルを38以上にすることに加えて、クラスチェンジに必要なアイテムとして「???の種」から入手できる魔導書が必須となる。
光:グランデヴィナ
クラスチェンジには「奥義の書」が必要。公式攻略本曰く、魔術師としてもっとも純粋な成長を遂げた者。
自らの分身を発生させて強力な魔法を唱える専用魔法「ダブルスペル」を習得。各種上位魔法が全体化。
またクラス3の中では物理攻撃力が最も高く、ある程度の格闘戦もこなせる。
公式イラストは“お姫様”を地で行くような清楚な印象。
『ToM』では、バトル勝利時にMPを15%回復する「リフレッシュ」のスキルを得る。これに加えて、魔法攻撃の与ダメージを25%増加する「リミットブレイクⅡ」、ボス以外への与ダメージを20%増加する「強者」などのアビリティを覚えるため、ザコ戦闘向きに特化したクラスになった。
広範囲化できる上位魔法の中でも特に、セイントビームは広範囲化するとSFC版のセイントビーム(全体版)と同じく光の柱が天上から発射され、しかも1発ごとにダメージ判定があるビームが5発降り注ぐので5発全て命中すればかなりのダメージになる。ゲーム終盤は光属性に弱い敵(特にグレートデーモンなどは図体もデカい)は一撃で撃破でき、適当に連発すれば敵部隊が半壊あるいは壊滅している、という光景もザラにある程の強さ。詠唱が早いのも利点で、消費MPも低めなのでザコ戦では屈指のアタッカーとなれるだろう。(セイントビーム+自体はアークメイジも習得可能)
後述のエインシャント(メイガス)に隠れがちだが、ダブルスペルも無属性なのであらゆる敵に通用する強みがあり、かなりの破壊力を発揮する。
必殺技は杖を高速で回転させブーメランのように投げ敵単体を連続で攻撃する「スパイラルロッド」。
『ToM』では魔力を込めた杖を高速で回転させて竜巻を発生させ広範囲へ攻撃する技へとパワーアップしている。上述の魔法性能もあって、ザコ敵を蹴散らすのに最適任のクラスとなっている。
余談になるが、最強防具の「ミエインのドレス」「ミエインクラウン」の名前に冠されている「ミエイン」とは過去の時代に存在した盲目の魔術師の名。本編からどれほど昔の時代の人物かは不明だが、グラン・クロワやホセ爺らが現役だった年代の人物なのだろうか?
なおグランデヴィナ衣装のアンジェラの頭上の冠の頂点に彫られた、閉じた目のレリーフは魔力と引換に視力を失ったミエインの目、らしい。
光:アークメイジ
クラスチェンジには「秘伝の書」が必要。
精霊の力を借りより大きな力を身につけた光の魔術師で、数々の精霊の力を融合させた合体魔法「レインボーダスト」を使用できる。それ以外には各属性の上位魔法を全体化できる点でグランデヴィナとほぼ同様だが、格闘戦の強さはグランデヴィナに一歩劣る。
『ToM』の場合はHP10%以下になった時にMPを40%回復する「デスパレード」のスキルを得る。先述のグランデヴィナとは異なり、同属性の魔法を続けて使う度に与ダメージを10%ずつアップしていく「エレメントコンボⅡ」、ボスへの与ダメージを20%増加する「裁定者」などのアビリティを習得できるため、ボス戦に特化した性能に仕上がっているので明確に区別されている。
必殺技は、魔力を込めた杖を操り敵単体を攻撃する「ダンシングロッド」。
『ToM』では魔力を込めた杖を遠隔操作し、敵単体に四方八方からダメージを与える技になっているが、敵単体への攻撃なのはSFC版と同様。
こちらも余談になるが、最強装備の「エレモスのコート」に関して公式攻略本に『隠者エレモスがまとっていたといわれるコート。彼の魔力を帯びた布で作られた。』と解説文があり、珍しく男物の装備品である事が伺える。
闇:ルーンマスター
魔法そのものがもつ暗黒面を特に術に反映させる魔術師。
状態異常を付加しつつ大ダメージを与えるストーンクラウド、コールドブレイズ、ブレイズウォール、スタンウィンド、デス・スペルを習得。さらにクラス2で習得したダークフォースが全体化できるのでSFC版のクラス3では使い勝手が良い。特にストーンクラウドで敵を石化させれば実質撃破となる上、デス・スペルは自分よりレベルが低い敵に999の固定ダメージを与えるのでかなり強力。
『ToM』では状態異常耐性を30%アップする「加護のルーン」のスキルを得る。上述の通り育成ポイントを割り振る必要があるので全ての最上位魔法を習得するにはかなりの時間がかかる。だが、状態異常の敵への与ダメージが40%増加する「状態異常特効Ⅱ」、ボスやザコ敵を問わず自分よりレベルが低い敵への与ダメージを20%増加する「アンフェア」などのアビリティを習得可能なので光クラスとは違う方向でザコ敵掃討に優れる。状態異常を付加したり状態異常の敵に特効があるスタイルの、ナイトブレード(ホークアイ)やネクロマンサー(シャルロット)などを同じパーティへ編成するのも面白い。
とはいえクラス3ではルーンマスターのみ、無属性の魔法を習得しないうえゲーム終盤は属性によって無効、吸収の耐性を持つ敵が増えるので「どの敵には何の属性が有効で何が効かないか」をしっかり把握しておかないと、無駄にMPを消費してしまう羽目になる事が懸念される。
必殺技は、魔力で生成した巨大な鋼鉄の塊を敵の頭上へ落とす、「10t」。技名といい演出といい、どこかギャグマンガのようなコミカルさがあるものの技の威力は見た目以上。
『ToM』では10tの巨大な重りを敵の頭上に落下させる点は同じだが、広範囲にダメージを与える技に強化されている。
闇:メイガス
クラスチェンジには「禁呪の書」が必要。
魔力を貪欲に追い求めるあまり、道を外れた魔術師という危険な香りがする公式の説明文が特徴。天空から隕石を降り注がせる、ゲーム中最強の威力を誇る古代魔法「エインシャント」が使用可能になるのが本クラスの目玉。
公式のイラストも、マントの下の露出が多くて実にエロい容姿が語り草になっていたが、『ToM』では布面積が若干多くなっている。ちなみにゲームの年齢制限はありません。
エインシャント以外にも、光クラス2で習得できた各属性の上位魔法アースクエイク、メガスプラッシュ、エクスプロード、サンダーストームを習得できるが全体化はできないのであくまでもザコ戦闘などの補助的な役割となる。
『ToM』では味方が戦闘不能になると30秒間、魔法攻撃力を20%アップする「ソウルハント」のスキルを得る(同じ効果は重複しない)。魔法攻撃時、味方全員のHPを2%消費、与ダメージを消費人数×30%増加させる「ペインマジックオール」のアビリティを習得でき、ハイリスクハイリターンな戦い方を見せる。
今作でもエインシャントは隕石を広範囲へ降り注がせ、多くの敵や部位を巻き込み大ダメージを与える攻撃魔法となっているが、デメリットとして詠唱時間が長めな上に消費MPも28と最大級なので連発するには他の味方がアンジェラを守りつつMPの回復手段も用意しておく必要がある。ペインマジックオールやマインドアップを併用したエインシャントはゲーム中でも屈指の超火力を発揮し、ザコ敵は無論のことレベル次第ではボス敵やラスボスすらも瞬殺できるぶっ壊れ性能になる。
必殺技は、杖から魔法弾を発射する「ホットショット」。
『ToM』でも杖から魔力の弾丸を無数に撃ち出し、敵単体にダメージを与える技でありこちらも同様。
クラス4
『ToM』から追加された、ゲームをクリア後の7章から開放される新クラス。魔法王国アルテナの王家に伝わる、未だかつて誰もクリアした者がいない「女王の試練」をクリアする事で入手できるアイテム「叡智のオーブ」を使用して、下記のクラスへとクラスチェンジが可能となる。
光:ウィッチクイーン
敵の無効耐性を無視してダメージを与える「エレメントマスター」のスキルを得る。例えば火属性が無効の敵にもエクスプロードでダメージが普通に通るようになるので、7章の追加ダンジョンでも敵の耐性をいちいち考えずに魔法を撃てる、という地味ながら便利な性能である。ただし吸収耐性だけは貫通できないので注意。
「強者Ⅱ」「裁定者Ⅱ」を習得できることでグランデヴィナのザコ敵殲滅力とアークメイジの対ボス戦スキルを併せ持ち(いずれも効果が20%→30%へ強化)、「リミットブレイクⅢ」「全属性軽減Ⅱ」などを習得すれば魔法戦も万全。
必殺技は、相反する高度な技術で合成するアンジェラオリジナルの魔法で大ダメージを与える「ヘブンマリアージュ」。両手から2種類の魔法弾を連続で撃ち、最後に巨大な光弾を炸裂させる。
ちなみにこの技は、アンジェラが光クラスへクラスチェンジしていた場合クラス4の試練でアンジェラ(影)も使用してくる。連続光弾は横へ走って避け、最後の巨大光弾は回避行動でかわす。
闇:スペルキャスター
被ダメージ時にMPを3%回復する「グリード」のスキルを得る。
ルーンマスターと同じ用法で、与えるダメージが20%から30%へ強化された「アンフェアⅡ」、味方全員の消費HPが5%へ増えた代償に魔法の与ダメージが消費人数×40%アップとなった「ペインマジックオールⅡ」を習得でき、ルーンマスターとメイガスの両方の攻撃スキルを備える。「スペルレジストⅡ」を習得すれば魔法詠唱中はスーパーアーマーとなる(=中断されない)ので隙が無い。
必殺技は、氷で固めた敵を1000tの重りで粉砕し、より広範囲に大ダメージを与える「1000t」。
ちなみにこの技は、アンジェラが闇クラスへクラスチェンジしていた場合クラス4の試練でアンジェラ(影)も使用してくる。避けるのは簡単だが技の攻撃時間が長いので、技を出し終わるまで射程内に入らない方が無難。
余談
- OPのイベント中は零下の雪原ではLV1の敵(サハギン)しか出現しないが、エルランドへ辿り着いたあと、再び零下の雪原へ入ると通常通りLV17以上の敵が出現する。無論だが戦っても一撃で倒されゲームオーバーになるので入らないように。
このトラブルの反省か、『ToM』ではエルランド到着後はOPイベントが終わるまで零下の雪原へ再度入れないように改善された。 - (アルテナに追われる身だからか)他の主人公と違い、アンジェラをパーティに入れなかった場合はOP後のジャドの宿屋で寝ているところくらいしか出番がない。シャルロットを主人公にしてアンジェラを入れなかった場合は、最後までアンジェラの出番が一切ないままエンディングを迎えることになる。
- あくまでも参考だが、SFC版ではルーンマスターにクラスチェンジしたアンジェラがレベル61以上になれば、ラスボスにもデス・スペルで999の固定ダメージを与える事が可能。もっともそこまで鍛え上げる頃には、ラスボスなど問題にならないくらいパーティが途方もなく強くなっているのだが。
- デュランを主人公にして、アンジェラがいないパーティでドラゴンズホールをクリアした後にデュランにホの字(死語)な様子のやり取りや、2人が一緒のパーティで迎えるアンジェラEDなど、設定上対に扱われるデュランとは公式にカップリングを意識しているシーンが多い。特に両者ともパーティにいる時なんかはゲーム中のやり取りだけでなく、アンジェラのエンディングが思いっきり爆ぜろな展開に変化。
上記のシーンは正直言って可愛いし、ただでさえツンデレ要素があったり、寂しがり屋だったり、おっぱいもあるしメイガス公式絵がかなりエロかったりとおいしい属性を多数揃えているにも関わらず、何故かリースと比較して圧倒的に人気がない。お前らアンジェラも可愛がってやってくれよ。リースは俺に任せてくれていいから!
『ToM』ではフルボイス化に伴い、それらしい台詞や掛け合いもさらに増えているほか、ゲーム中でもアンジェラは闇クラスへ進めるとペインマジックを習得するのでデュランを光クラスに進めてヒーラーにすると相性が抜群に良い。デュランが挑発で敵を引き付けさせれば、魔法詠唱を邪魔されにくいのも強み。
「ダブルアタック」と「十文字斬り」のアクションが似ているという共通項もある。 - 作中に直接登場しないアンジェラの父親について、SFC版の時点でもフォルセナの英雄王リチャードがアンジェラの父親なのではないかという描写が台詞の端々から匂わせる程度に出てきたが、本作の過去の世界が舞台の『聖剣伝説 HEROES of MANA』ではリチャードと理の女王ヴァルダが恋仲であった事が語られ、さらに『ToM』ではアンジェラを主人公にしてデュランがいないパーティで黒耀の騎士と対決すると、彼がバトル中にアンジェラの父親に関する台詞を語ることから、リチャードが父親であることが正式に判明する。他にも、同作ではリチャードとアンジェラの瞳の色が同じになっていたりと、登場人物の台詞以外にもヒントがある。
そのため、アンジェラはつまりアルテナ王国の王女にしてフォルセナ王国のお姫様でもある。特に、アンジェラが主人公の場合は父娘二代でフェアリーに選ばれ世界を救った勇者となった、という後世の英雄譚になりそうな構図になる。 - 宝箱の開け方が、SFC版では杖でぶっきらぼうに開けていたのが『ToM』では宝箱に魔法をかけるかのように叩いて箱がひとりでに開く、という魔術師らしいスマートな開け方に変わっており、6人の主人公の中で宝箱の開け方が最も大きく変わった。
- 『ToM』でアンジェラを演じた大久保瑠美氏はボイス収録時に、プロデューサーの田付信一氏より「今回アンジェラは人気ですよ」と告げられた時に「私、リースが一番人気なの知ってますから」と返し、対抗意識を燃やしていたという。
- ゲーム「Fate/EXTRA CCC」に登場する人物、ランサーとは「中の人が同じ」「髪の色も似ている」「クラス4・スペルキャスターになったアンジェラの姿がどことなく似ている」「セイバー(デュラン)と熱い友情を築く」などなど、様々な要素が似ている。 →中の人繋がり
関連動画
関連静画
関連項目
- 聖剣伝説3 / 聖剣伝説3 TRIALS of MANA
- 主人公
- 王女
- 魔術師
- イヤボーンの法則
- ランサー(中の人繋がり)
- 恋愛(←冒険の果てにアンジェラが最後に見つけた、「魔法よりもステキなもの」)
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