曖昧さ回避
- 仏教の仏教の護法神である「十二神将」の内の1体、「安底羅(あんちら・あんてら)大将」。
(Wikipedia / 新薬師寺) - 特撮作品「ウルトラマンA」に登場する、「アンチラ星人」。
名前の由来は1.の「安底羅大将」と思われる。 - ゲーム「グランブルーファンタジー」に登場するキャラクター。
本記事ではこちらについて扱う。
アンチラとは、ソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」に登場するキャラクターである。
担当声優は内田彩。
概要
「いつかテンジクに絶対行ってやるんだ!」
種族 | エルーン |
年齢 | 10歳 |
身長 | 133cm |
趣味 | 温泉、もふもふ |
好き | わたあめ、里のみんな |
苦手 | 眠気(不機嫌になる) |
2015年末のレジェンドフェスにて初登場した申の十二神将。
(十二神将については「十二神将(グランブルーファンタジー)」の記事を参照)
他の十二神将と同じく、耳や尻尾などで通常のエルーンとは異なる点が見られる。
「サンゾー」という人物と共に「テンジク」を目指したご先祖さまの末裔。
ご先祖さま同様、「筋斗雲」や自身の頭髪を使って分身する「身外身の術」を使いこなす。
普段は歳の割にはしっかりしているが眠気には弱く、全台詞が平仮名になる程の不機嫌状態となる。
実装当時、本作のガチャに天井が実装されるきっかけとなり、その他のソシャゲにも影響を与えたいわゆる「アンチラ事件」と呼ばれる大炎上事件を引き起こした。(もっとも、アンチラ自体には罪はないが)
各バージョンの紹介
風属性SSR [西南西の守護神]
初登場バージョン。
2019年1月に最終上限解放が実装された。
味方の強化・回復などの支援に特化した性能で、他のキャラにはない特殊な性能のものが多い。
最終上限解放後は味方への支援性能が飛躍的に向上し、敵へ弱体効果を付与する新アビリティを習得する。
1アビ「不生不滅」は、使用間隔が12ターンと長い分味方全体のHPを全回復できる非常に強力なアビリティ。参戦者のHPも回復できるため、回復アビリティとしては最高峰の性能を誇る。
強力な分使用時に味方の防御力と弱体耐性を下げてしまうデメリットがあるが、サブメンバーに十賢者のカッツェリーラを編成すれば、彼のサポアビ効果で攻撃力アップ(最終後は防御アップも追加)というメリットに変化する。
2アビ「君子万年」は、味方1人にバリアを付与し、敵からの攻撃をかばわせる特殊なアビリティ。
被弾を避けたいキャラクターがいる際に使用すると良いだろう。
最終上限解放での強化後はバリアが消費まで永続となり、対象の味方に風属性追撃効果を付与できるようになる。追撃の効果量が高くバリア消費まで効果が続くため、アタッカーの火力支援としても効果的。
また、最終後の奥義効果で自身に後述の「身外身の術」を付与できるため、タイミングを合わせれば敵の単体攻撃を無力化することができる。
3アビ「葦編三絶」は、味方全体を徐々に強化するアビリティ。
これ1つで6ターンの間攻撃力、防御力、連続攻撃確率、弱体成功率を強化することができるが、3ターン目を頂点として効果が減少していく。
最終上限解放での強化後は常に頂点の効果量で発動、2回目の発動でクリティカル確率・3回目の発動でダメージ上限が追加されるため、支援役キャラの中でも最高峰のバフとなる。
最終上限解放後に取得する4アビ「三令五申」は、敵全体にダメージと以下の永続・消去不可デバフを付与するアビリティ。
不見猿(みざる)攻撃ダウン+毎ターン2016ダメージ
不言猿(いわざる)防御ダウン
不聞猿(きかざる)アンチラの奥義ダメージ・ダメージ上限アップ
毎ターンダメージ効果以外は各デバフのレベルに応じて効果量が増加する(最大3)。
敵の弱体耐性がよほど高くない限りは命中するため、高難度ボス攻略で大いに役立つ。
奥義「金牙神然」および最終上限解放後の奥義「千手千猿・猿皇波」の演出は、十二神将のお約束通り他の格闘ゲームのキャラクターの技が基になっている。
最終後奥義は敵の強化効果を1つ無効化し、自身に「身外身の術」を付与する。
身外身の術中は自身に「攻撃力・連続攻撃確率アップ、追撃効果、敵の全ての攻撃を回避する状態」を付与し、回避発動まで各効果が永続する。
サポートアビリティ「猿神宮の主」は味方全体が確率で敵の通常攻撃を回避する効果。
風属性SR [心躍る猿神]
2016年末に開催されたイベント「年年歳歳」の配布キャラクター。
フェイトエピソードは主人公たちと共に温泉で忘年会をしに行くというもので、主人公の性別によって内容が変化する。
アビリティはSSRバージョンを配布SR相当に調整したものになっている。
水属性SSR[水際の天女]
アンチラ初の季節限定バージョン。
1アビ「三伏五申」は敵に水属性ダメージと消去不可の水猿効果を付与する。
水猿は防御ダウンと被ダメージが最大1万増加する弱体効果で、水猿状態の敵にアンチラが奥義を発動すると追加ダメージが発生する。
2アビ「蓮華宝土」は味方全体に奥義ゲージ、連続攻撃確立、ダメージ上限アップを付与。
最大3回分まで使用回数に応じて性能がアップし、奥義効果で再使用間隔を2ターン短縮できる。
3アビ「君子万年」は味方単体に奥義ゲージ100%アップとバリア効果を付与。
後述の緊箍児消費後は効果が全体化する。
サポアビ「身外身の術」は奥義発動時に自身に同名の効果を付与する。
効果中は奥義が2回発動し、敵の全ての攻撃を回避できる(回避成功時に消費)。
サポ2「常夏の装い」の効果でバトル開始時に消去不可の緊箍児効果がアンチラに付与されている。
10ターン目以降のターン終了時に緊箍児を消費して水属性キャラのHPと弱体効果全回復、自身に永続の連続攻撃確率アップを付与する。
イベントでの活躍
2016年末開催のミニイベント「年年歳歳」と、2018年1月開催のイベント「年年歳歳煩相似たり」に登場。
「年年歳歳煩相似たり」では、同じく十二神将のアニラ、マキラ、ヴァジラおよび巫女見習いのゾーイと共に変形して煩悩を撒き散らすジョヤを止めにかかった。
年末・十二神将関連イベント以外では2023年5月末に開催された「世界で一番、特別なあなたへ」に登場し、チャレンジクエスト報酬でアンチラ用の制服スキンが配布された。
ぐらぶるっ!での活躍
第1222話では「ぐらぶる昔話」として西遊記の孫悟空役を演じた。
アンチラ事件
数日前アニラ開放武器の排出が終了し、当然ながら騎空士たちは次なる十二神将の存在を期待していた。
そして公開されたアンチラのイラストおよび性能等の影響で我先にとガチャの闇へと飛び込んでいく騎空士たち。ツィッターなどでは当然ながら引けた引けないで一喜一憂する騎空士たちの姿があった。
そんな中一人のニコニコ生放送主が、アンチラを引くまで放送という枠を配信した。
しかし引けども引けども、同時追加だったベアトリクスとユーステスは引けたもののアンチラが引けない。完全に泥沼化した展開。ようやくアンチラを引いた時、その主は約73万を消費していた。ガチャにすると2276連にてようやくの決着となった。
この放送と、後日81万を消費しても当たらなかったという報告があったことにより騎空士たちは「ピックアップが仕事してないのではないか」「景表法違反の有利誤認に当たるのではないか」という疑いを持ち始める。有志達でガチャ獲得履歴を監視し、実際の排出率を分析し、やはりアンチラだけはピックアップに差があるという結論に達しつつあった。最終的に数千名の有志たちの署名を消費者庁に提出するという事態に発展した。
マスコミもこの事件を取り上げるようになり、炎上が拡大していった。
最終的に同年2月25日のグラブル2周年前生放送によって当時プロデューサーの春田康一が冒頭で謝罪し、「2周年である3月10日からは全武器・召喚石の個別確率を表記する」と発言することになった。
また、同時に「キャラ開放武器が被った場合そのレア度に応じた色のムーンを追加で獲得(過去に被ったアイテムも対象)」「1回のガチャを回した回数が300に達した場合、その期間中に排出される全装備から好きなものを1つ獲得できる」が示され、ここに現在も存在する「9万天井」が設立されたのである。
ただし、現在では「運営の提示したアイテムのうち1つを選択する」にしれっと差し変わっている。ピックアップ対象は一部召喚石を除き交換対象に入っているので目当てのものと交換できないということは起こりにくいが、念のためにチェックしておこう。
補償として年末年始のアンチラが排出された期間のガチャで使った石・ガチャチケを全部返却、モバコインで購入した分はそれと同額を石で配布となり、それはそれでツィッター等で数十万単位で返却された石などの投稿が相次ぎガチャの闇を内外に知らしめた事案として語り継がれることになったのだった。
この補償方法にも賛否があり「現金で払い戻せ」という声があった。
余談であるが、ロゼッタの声優である田中理恵がこの騒動の最中にアンチラを10連でサクっと当ててしまい、「これは運営のステマである」とあらぬ方向で攻撃を受けている。
後日消費者庁の監査が入り、「景表法違反は認められない」との判定が成されたものの、結局当時の当選確率は公式で開示されていないので真相は不明である。
この事件は他ゲームにも波及し、今まで個別確率を開示していなかった大手ゲームが次々と確率開示することになった。明日は我が身と業界全体が戦慄した結果だろう。
関連動画
関連静画
関連項目
グランブルーファンタジーの登場キャラクター | ||
---|---|---|
メインキャラクター | 主人公 - ビィ - ルリア - カタリナ - イオ - オイゲン - カイン | |
サブキャラクター | ファラ - ヴィーラ - フェリ- モニカ | |
パーティキャラクター |
ヨダルラーハ - ゼヘク - ローアイン - ジン - アリーザ - ククル - ディアンサ - ロミオ - アーサー - |
|
十天衆 | ||
召喚石キャラクター |
ジ・オーダー・グランデ - エウロペ - サテュロス - ゴッドガード・ブローディア |
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