アンドリュー・フォーク単語

アンドリューフォーク
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アンドリュー・フォークとは、「銀河英雄伝説」に登場するキャラクターである。

声優古谷徹石黒監督版)、神谷浩史Die Neue These)。

概要

フォーク准将
Andrew Fork
(S.E. 770 - S.E. 800)

士官学校を首席で卒業同期にはアレクサンドル・ビュコック元帥の副官を勤めた、スーン・スールズカリッターがいる。卒業後、作戦参謀として宇宙艦隊総部勤務となる。

作中の初回登場は1巻明篇第七章「幕間狂言」(石黒監督アニメでは第12話「帝国領侵攻」、Die Neue Theseでは第10話「幕間狂言」)。自由惑星同盟准将として、帝国領侵攻作戦において作戦参謀を務める。

初登場時26歳という年齢よりやや老けて見え、血色が悪く付きの薄い顔とされる。といっても容貌そのものは悪くないレベルだが、(ヤンの偏見が混じっている可性はあるものの)つきと口もとがなんかイラッとくる感じ(意訳)の模様。前述のように士官学校を首席で卒業した点では秀才であるが、後述する事柄により実戦においては無能であった。

キャラクターとしては純然たる嫌われ者・やっかい者である。銀英伝の嫌われ者としては帝国オーベルシュタイン軍務尚書やラング内務次官、同盟のトリューニヒト議長などがいる。だが、彼らが人々からは嫌われながらも優れた策略を行ったり、私人としては善良な人間であったり、強い政治生命や洞察を有しているのに対し、フォークにはそのような優れたものは一切存在しない。肥大したプライドと口先だけの男で、見るべき点は何もなく、を当てた古谷徹からも「自分が今まで演じて来た役の中でも特にイヤなで嫌い」とまで言われる始末である。

故に銀英伝ファン「私はフォークファンです」などという人は、どいないと思われる。


概要だけでは収まりきらないので、次項で彼の「罪」について記す。

 フォークの罪

彼の最大の罪は生まれてきたことであるが、ここでは本編で描かれた彼の軍人としての罪を記述する。

帝国領侵攻作戦

後々まで自由惑星同盟禍根を残したのが帝国領侵攻作戦である。

まず、この作戦が実施された背景として以下のようなものがある。

  1. 第13艦隊のヤン少将(当時)が、イゼルローン要塞を味方の犠牲を出さずに陥落させたことで、同盟全体が勝利に沸き浮き足立っていた。
  2. 最高評議会の支持率が下がり不支持率が上がっており、選挙を控えて民に成果を示す必要があった。
  3. ヤンを一方的ライバル視するフォーク准将が、なんらかの個人的成果を示したがっていた。

これらから政治家フォークは利が一致し、それを受け入れる世論の土壌があったことがわかる。フォークは個人的なコネで作戦案を最高評議会に持ち込み、これを最高評議会は「軍部からの作戦案」として承認した。話の流れからこの作戦案が、当時のシトレ統合作本部長の決裁を受けていないことは明であるが、そのようなものが何ゆえに軍部からの作戦案として公式に承認されたかは不明である。

肝心の作戦案は「多数の同盟艦隊で侵攻し」「臨機応変に対応する」という、作戦的が全くないものであった。会議に同席していたアレクサンドル・ビュコックは「要するに、行き当たりばったり」と酷評し、同じく同席していたウランフらも呆れていた。フォークには軍事行動はそれを実施・成功することにより、政治及び社会的を達成する助けとなる」という、軍事常識が全く欠如していたことは明である。また彼の作戦案を承認した政治家も、その軍事常識を欠いていたと言わざるを得ない。
戦果とは政治的や戦略を満たす為の具に過ぎず、戦果それ自体はなんらの的性を持つものではない。具体的に作戦のなにをもって「成功」あるいは「政治標の達成」とするものがなく、標・的の不明確さにより実施に伴う兵や財政、物資負担がどの程度になるかの算定も困難で、さらにはフォーク補給を重視する概念が欠けていたことから、作戦の失敗は必然であった。侵攻軍官であるロボ元帥に精細さが欠けていたのも、大きな影があったと言えるだろう。

同盟軍を迎え撃つラインハルト・フォン・ローエングラムは周到な焦土戦術を取っていた。この為、同盟軍は解放の大義を満たすために大量の物資を占領した諸惑星に投じざるを得ず、物資の消費量が著しく増大。後方主任参謀のアレックス・キャゼルヌは補給計画を修正して要に応えようとするも、イゼルローンの貯蔵・生産限界に達し、各艦隊は深刻な物資不足に陥る。
各艦隊からは補給を急ぐよう部にめるが、これに対する総部の答えは「各艦隊が現地調達すること」であった。元々焦土戦術で現地に物資がいにも関わらず、同盟軍にそれを取られてしまえば、諸惑星の住民は飢えて死ぬしかなくなる。同盟軍の略奪に反抗した住民らは暴動を起こす。侵攻部隊は行動の限界に達していた。

ビュコックは撤退を部に進言するも、対応したフォークはまともに取り合わなかった。これに対し、ビュコックは次のようにフォークを強く叱責している。

官は自己の才をしめすのに、弁舌ではなく実績をもってすべきだろう。他人に命するようなことが自分にはできるかどうか、やってみたらどうだ」

これでフォークは転換性ヒステリー症を起こして卒倒してしまう。代わりに対応したグリーンヒル大将に、ビュコックロボ元帥への直接進言を依頼するも、ロボスが寝をしていたために適わなかった。

同盟軍の限界を見計らい、ローエンラム艦隊は同盟軍の輸送船団を撃破。つづいて全面的な攻勢に出る。物資不足で士気が下がり、また分担ごとに諸惑星を占領したために戦分散していた同盟軍は、ローエンラム艦隊の攻勢に対し圧倒的に不利になる。次々と艦隊が撃破されていくなか、ロボスは残存艦隊をアムリッツ恒星系に集めて反撃に出る。しかし時既に遅く、勢を大幅に殺がれていた同盟軍は敗北してしまう。ヤン・ウェンリー揮の第13艦隊の活躍により、ビッテンフェルト艦隊に大打撃を与えることと、敗北した艦隊をイゼルローン方面に撤退させることには成功したものの、被った被害は尋常なものではなかった。

同盟が被った損失は以下のようなものである。

これらの要素が同盟の帝国に対する戦略的不利につながり、後の同盟滅亡へと繋がっていく。

作戦失敗における決定的な原因を作ったフォークだったが、ビュコックに叱責されて卒倒した後に病院に後送され療養に入ったため、それ以上の追及はされず、責を負うこともなかった。ありえん

クブルスリー統合作戦本部長暗殺未遂事件

ラインハルトの陰謀とも知らず、一部憂軍人らが救軍事会議を結成してクーデターを起こした。これに煽動されたフォークは、決起に先立ちクブルスリー統作本部長の暗殺を試みた。彼は幸いに一命を取り留めたものの、この負傷が辞任の一因となる。クブルスリーは良識の軍人で、ヤンのことも高く評価している人物であった。

軍事会議はヤンが制圧したことで失敗に終わったが、軍人への不審を利用したトリューニヒト閥による干渉は酷くなる。この軍内部の腐敗進行と負傷による体調悪化が、クブルスリー勇退の要因となった。さらに後任が、トリューニヒト閥で時の管理に特化した才の(このような非常事態の人事としては最悪の)「ジャガイモ野郎」ドーソン大将であったことから、同盟軍は全な機不全に陥った。

軍事会議の罪は当然ながら、これに参加しクブルスリーに危を加えたフォークの罪は重い

ヤン・ウェンリー暗殺事件

以上だけでも相当な罪だが、これ以上に後世の人々の怒りを買ったのがヤン暗殺への加担である。

ヤンがイレギュラーズを率いてイゼルローン要塞に立て篭もり、帝国軍と回廊の戦いを行っていた頃、フォーク精神病院に収容されていた。この精神病院が何者かに放火され全焼するが、この事件の死亡者名簿の中に入っていたフォークは、実際には地球教徒によって身柄を確保されていた。地球教はヤン暗殺を確かなものとする為の撒き餌として、フォークを使った。ド・ヴィリエ教はフォークをそそのかし、ヤンを暗殺するようにけしかける。ヤンに対する嫉妬からくる敵意を救的と思い込んだフォークは、彼らの意図したように行動する。

回廊の戦いの後、ヤンとラインハルトの会談が行われる事になった。ヤンは巡航艦「レダ」に乗り会談場所へと向かうが、これをフォーク揮の武装商船が襲う。しかし、実際の暗殺部隊は帝国軍の駆逐艦に乗る地球教徒の帝国兵であり、彼らはフォークの武装商船を撃破して助けたフリをしてレダに接舷、移乗。ヤンを始め、パトリチェフやブルーハルトロムスキーなど軍・官の要人多数を暗殺。エルファシル革命政府を崩壊させて和会談を阻止した。

フォーク自身も地球教徒に騙されたのは間違いないが、しかし彼は自分の小なプライドから、最期までヤンの足を引っる選択をし続けたのだ。 

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アンドリュー・フォーク

565 ななしのよっしん
2019/11/05(火) 16:27:41 ID: LcmdXKvK59
一応本気で攻撃を仕掛ける役が必要でしかも(ヤン暗殺の栄誉は地球教徒が頂くつもりなので)当事者には駄死にしてもらわないと困るから
ヤンに対する殺意をもっていて駄死にしてもさして痛痒を感じないフォークが適役として選ばれたってことじゃないの
566 ななしのよっしん
2019/11/09(土) 21:06:40 ID: mvGGb2prXK
プラスアルファで、ヤン暗殺計画のずっと前、例えば帝国領侵攻作戦立案時からフォーク地球教団との間に繋がりがあったとしたらどうだろう。
地球教シンパであるフォーク軍事的な大成功を収めさせるために帝国領侵攻作戦を立案させたけど、その大失敗が同盟滅亡に繋がってしまった。
旧同盟領での地下活動を展開する上で致命的な生き人であるフォークの口封じもド・ヴィリエ的のひとつだった。
こう考える事はできないだろうか。
567 ななしのよっしん
2019/11/09(土) 21:20:55 ID: X4aAyFuTZR
>>566
その説の問題点はトリューニヒト地球教と手を結んだのが何時なのか不明な点だね。
当時の政権で委員長だったトリューニヒト帝国領侵攻作戦には反対しているし、フォーク地球教と結びついていて、当時の政権上層部に侵攻作戦を直接提案しているなら、トリューニヒトが賛成に回らないのは地球教の意に反する行為になるでしょ。
逆にフォークが失脚したから地球教トリューニヒトと手を結びましたというなら、その説もありえるかもしれないね。
568 ななしのよっしん
2019/11/09(土) 21:37:44 ID: Dngw+3KJbb
>>567
帝国領侵攻作戦時の地球教帝国と同盟共倒れ路線だったから、帝国領侵攻作戦自体はある程度の失敗を前提として立てるべきではあるんだが
そうすると今度はフォークを出世させるという的と矛盾する事になる
そう考えるとフォーク帝国領侵攻作戦時に地球教と繋がっていた可性は低い様に思える
逆にトリューニヒトの行動とは矛盾しなくなるから、トリューニヒトが当時から地球教と繋がっていた可性は有るね
569 ななしのよっしん
2019/11/10(日) 10:04:48 ID: mvGGb2prXK
>>567
>>568
地球総本部と同盟教区(またはド・ヴィリエ)の意見が割れていた、と考えたらどうかな。
ド・ヴィリエのもう1人のパートナーであるルビンスキーは「新銀河帝国」に銀河を統一させて経済フェザーンプランを立てるけど、この「新銀河帝国」を「十字軍化した同盟軍」に置き換えたプラン帝国領侵攻作戦だったのかな、と。
ただ、そうなると今度はトリューニヒト地球教団がいつ繋がったのか、という疑問が出てくるわけだけど。
570 ななしのよっしん
2019/11/10(日) 10:28:37 ID: BZNJQYI6xT
まあ、地球教トリューニヒトルビンスキーの三者協商自体が、全員が同じ的をして協するって類のものじゃないからな。
仮に全員がつるんでたとしたら、地球教が共倒れ、ルビンスキーが(イゼルローン失陥という)同盟勝ちすぎ状況の是正を的にフォークを焚き付け、その情報をもとにトリューニヒト敗北を予想して反対票を投じる、ただしトリューニヒトが想定してる敗北と他に者の想定とはそもそも規模が違うしそのすり合わせを行う気はなかったとかで一応説明はつくが。

ただ、ド・ヴィリエをはじめとする地球教側の陰謀一枚岩じゃない上に、どちらかというと「高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に」陰謀仕掛けてるからなぁ……
571 ななしのよっしん
2019/11/10(日) 14:33:22 ID: Dngw+3KJbb
>>569
いや、それは
ルビンスキーが新銀河帝国宇宙統一させる方向性にしたのは同盟が帝国領侵攻作戦、救軍事会議で大きく勢を失ったから、共倒れ路線が破綻したためだよ
帝国領侵攻作戦やそれ以前に同盟に帝国侵略させるプランなんてものは存在しえないよ
同盟政府地球遷都して総大主教に政権を渡すと言い出すとも思えんし、祭政一致体制の地球教にとって同盟政府は潰さなければならない存在だしな
フォーク地球教と以前から繋がっていた可性は低い
フォーク人生の最後に地球教の囮として利用されただけなんじゃないかね
572 ななしのよっしん
2019/11/12(火) 02:30:41 ID: DKLWCx7EOm
DNTのクブルスリー説教される際の「は?」って台詞がうまく説明できんが好きだ
573 ななしのよっしん
2019/11/24(日) 15:18:49 ID: 3eoqZoS3Rh
ロシア帝国陸軍のアレクサンドル・フォーク将軍元ネタなのかな
574 ななしのよっしん
2019/11/25(月) 06:46:19 ID: qcBexus61x
しかしコイツのコネって何だろうな。政治家が身内にいたのかな?最高評議会レベル

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2019/12/13(金)01時更新