アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo, 1979年5月19日 - )とは、イタリアのサッカー選手である。アメリカ・MLSのニューヨーク・シティ所属。ポジションはMF。
概要
1995年にイタリア・セリエAのブレシアで弱冠16歳にしてプロデビュー。この頃はトップ下として振舞っており、ロベルト・バッジョに自身の後継者と賞賛された。
1998年にイタリア・セリエAのインテルへ移籍。ピルロはインテリスタであったため、憧れのクラブへの入団となった。しかし当時インテルが4-4-2のフォーメーションを使用していたこともあり、レギュラーを獲得するできなかった。1999年にレッジーナへ、2001年にブレシアにレンタルで放出され、古巣のブレシアでボランチのポジションにコンバートされる。
2001年にイタリア・セリエAのACミランへ移籍。インテルの長年のライバルクラブへの移籍となった。加入当初こそ出場機会が訪れなかったが、2001年11月にカルロ・アンチェロッティが監督に就任するとボランチとして起用されポジションを掴む。以降10年に渡りミランの中盤を支えたが、2010-2011シーズンには17試合の出場に留まるなど出場機会が減少していった。
2011年にイタリア・セリエAのユヴェントスへ移籍。フリーでの移籍とはいえ、加入時点ですでに31歳であり、獲得には懐疑的な目が向けられたが、円熟味溢れるプレーを披露してそれを一蹴。2011-2012シーズンには37試合3得点13アシストを記録する活躍を見せた。
代表
2002年にイタリア代表デビュー。これまでEURO2004、EURO2008、EURO2012、2006 FIFAワールドカップ、2010 FIFAワールドカップ、2014 FIFAワールドカップなどの国際大会に出場。
2006 FIFAワールドカップでは大会を通じて活躍。フランスとの決勝戦ではマルコ・マテラッツィの同点弾をアシスト、PK戦では2人目のキッカーを担当し、これも冷静に鎮め、イタリアの2006 FIFAワールドカップ優勝に大きく貢献した。
個人成績
シーズン | 国 | クラブ | リーグ | 試合 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
1994-95 | ブレシア |
セリエA | 1 | 0 | |
1995-96 | セリエB |
0 | 0 | ||
1996-97 | 17 | 2 | |||
1997-98 | セリエA |
29 | 4 | ||
1998-99 | インテル | 18 | 0 | ||
1999-00 | レッジーナ(loan) | 28 | 6 | ||
2000-01 |
インテル | 4 | 0 | ||
ブレシア(loan) | 10 | 0 | |||
2001-02 | ACミラン |
18 | 2 | ||
2002-03 | 27 | 9 | |||
2003-04 | 32 | 6 | |||
2004-05 | 30 | 4 | |||
2005-06 | 33 | 4 | |||
2006-07 | 34 | 3 | |||
2007-08 | 33 | 3 | |||
2008-09 | 26 | 1 | |||
2009-10 | 34 | 0 | |||
2010-11 | 17 | 1 | |||
2011-12 | ユヴェントス |
37 | 3 | ||
2012-13 | 32 | 5 | |||
2013-14 | 30 | 4 | |||
2014-15 | 20 | 4 | |||
2015 | ニューヨーク・シティ | MLS | 13 | 0 |
関連動画
関連項目
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