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アンドレルトン・シモンズ(Andrelton A. Simmons, 1989年9月4日-)とは、オランダ領アンティル、キュラソー島出身のメジャーリーガー(遊撃手)である。
概要
無所属 | |
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アンドレルトン・シモンズ Andrelton Simmons |
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | オランダ領アンティル・キュラソー島 |
生年月日 | 1989年9月4日 |
身長 体重 |
188cm 77kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 遊撃手 |
プロ入り | 2010年 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | ![]() |
WBC | 2013年、2017年、 2023年 |
メジャーリーガーテンプレート |
ブレーブス時代
2010年のMLBドラフト2巡目(全体70位)でアトランタ・ブレーブスに遊撃手として指名され入団。
2012年の6月2日メジャーデビューを飾ると、その月にルーキー・オブ・ザ・マンスに選出される活躍を見せるも7月8日に右手小指を骨折し戦線離脱。
最終的に49試合の出場に留まったが、このときから既に名手としての片鱗は見せていたようである。
2013年開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ代表に選出され、一番・遊撃手としてプレーしてチームの準決勝進出に貢献。ちなみに日本とは2回対戦しオランダは両試合とも敗戦したが、本人は2試合目に大隣憲司から初回先頭打者ホームランを放っている。
シーズンでは157試合に出場し、打撃においても打率.248、17本塁打、59打点を記録した。
2014年もレギュラー遊撃手として146試合に出場。この年も2年連続となるゴールドグラブ賞を受賞するが打撃では打率.244、7本塁打、46打点に留まった。
2015年は147試合に出場したが、ゴールドグラブ賞はブランドン・クロフォードに奪われた。オフにロサンゼルス・エンゼルスとの間で、エリック・アイバー、マイナー選手2名+金銭↔シモンズ+マイナー選手1名のトレードが成立し、エンゼルスに移籍した。
エンゼルス時代
2016年は124試合に出場し打率.281・出塁率.324を記録し、走塁面でも自己最多の10盗塁を決めるなど攻撃においても活躍を見せた。オフの12月5日に第4回WBCのオランダ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たす。
2017年は前述の通り第4回WBCに参加し、正遊撃手として全7試合に出場し打率.344(32打数11安打)、3打点などの好成績でベスト4に貢献。
レギュラーシーズンでは158試合に出場し、打撃に関するほぼ全ての項目でキャリアハイを記録し大きく飛躍。守備でも自身3度目のゴールドグラブ賞を受賞するなど大活躍を見せた。遊撃手として両リーグで受賞したのは史上3人目の栄誉である。
2018年は146試合に出場し、打率.292、11本塁打、75打点を記録。守備においては2年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。
2019年は左足首の故障で2度故障者リスト入りしたため、103試合の出場に留まった。
2020年は30試合の出場で打率.297、10打点だった。オフにFAとなった。
ツインズ時代
2021年1月31日にミネソタ・ツインズと1年契約を結んだ。背番号は9。131試合に出場したが、打率.223、3本塁打、31打点に終わり、オフにFAとなった。
カブス時代
2022年3月15日にミネソタ・ツインズと1年契約を結んだ。背番号は19。34試合の出場に留まり、8月7日にFAとなった。
カブス退団後
プレースタイル
最大の特徴はなんと言ってもその守備力。
総合的な守備指標を示すUZRでは2017年の遊撃守備において17.5を記録(平均的な遊撃手と比べて17.5点の失点を防いだという意味合い)。これは2位のクロフォードにほぼダブルスコアをつけてぶっちぎりのトップ。ちなみにMLBの遊撃手と言ったらそれはもうとんでもない野球星人共が蠢く魔窟である。
アマチュア時代には160km/h近い速球を投げる投手でもあったためか、強肩であり送球も正確。
更にどんな体勢からもファーストへノーバウンド送球を投げることができる体幹の強さ、及びシーズン2桁盗塁を記録できる俊足も兼ね備えるため非常に広い守備範囲を誇る。
体を回転させつつのジャンピングスローもよくやるため見た目にも派手で華やかなので見る者を楽しませてくれるだろう。
成績
- (2022年終了時点)
年度別打撃成績
年 度 Year |
球 団 Team |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 打 SH |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
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2012年 | ATL | 49 | 182 | 166 | 17 | 48 | 8 | 2 | 3 | 19 | 1 | 0 | 3 | 12 | 1 | 21 | 5 | .289 | .335 |
2013年 | 157 | 658 | 606 | 76 | 150 | 27 | 6 | 17 | 59 | 6 | 5 | 4 | 40 | 3 | 55 | 16 | .248 | .296 | |
2014年 | 146 | 576 | 540 | 44 | 132 | 18 | 4 | 7 | 46 | 4 | 2 | 2 | 32 | 0 | 60 | 25 | .244 | .286 | |
2015年 | 147 | 583 | 535 | 60 | 142 | 23 | 2 | 4 | 44 | 5 | 1 | 2 | 39 | 6 | 48 | 19 | .265 | .321 | |
2016年 | LAA | 124 | 483 | 448 | 48 | 126 | 22 | 2 | 4 | 44 | 10 | 1 | 4 | 28 | 2 | 38 | 16 | .281 | .324 |
2017年 | 158 | 647 | 589 | 77 | 164 | 38 | 2 | 14 | 69 | 19 | 0 | 8 | 47 | 3 | 67 | 20 | .278 | .331 | |
2018年 | 146 | 600 | 554 | 68 | 162 | 26 | 5 | 11 | 75 | 10 | 1 | 5 | 35 | 5 | 44 | 17 | .292 | .337 | |
2019年 | 103 | 424 | 398 | 47 | 105 | 19 | 0 | 7 | 40 | 10 | 0 | 0 | 24 | 2 | 37 | 21 | .264 | .309 | |
2020年 | 30 | 127 | 118 | 19 | 35 | 7 | 0 | 0 | 10 | 2 | 0 | 0 | 8 | 1 | 16 | 5 | .297 | .346 | |
2021年 | MIN | 131 | 451 | 412 | 37 | 92 | 12 | 0 | 3 | 31 | 1 | 3 | 1 | 32 | 3 | 62 | 14 | .223 | .283 |
2022年 | CHC | 34 | 85 | 75 | 8 | 13 | 1 | 0 | 0 | 7 | 4 | 3 | 0 | 7 | 0 | 13 | 5 | .173 | .244 |
MLB:11年 | 1225 | 4816 | 4441 | 501 | 1169 | 201 | 23 | 70 | 444 | 72 | 16 | 29 | 304 | 26 | 461 | 163 | .263 | .312 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 Pos |
試合 G |
刺殺 PO |
補殺 A |
失策 E |
併殺 DP |
守備率 Fld% |
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MLB | 二塁手 | 18 | 16 | 20 | 0 | 5 | 1.000 |
遊撃手 | 1206 | 1763 | 3362 | 101 | 783 | .981 |
表彰
表彰 | ||
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ルーキー・オブ・ザ・マンス | 1回 | 2012年6月 |
ゴールドグラブ賞 | 4回 | 2013年、2014年、2017年、2018年 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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