アンフェタミン単語

アンフェタミン
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アンフェタミン(Amphetamine[1])とは、強い中枢奮作用をもつ精覚醒剤である。フェニルアミノプロパン[2]とも。

概要

有機化合物
アンフェタミン
アンフェタミンの構造式
基本情報
英名 Amphetamine
化学 C9H13N
分子量 135.21
テンプレートボックス

アンフェタミンは、中枢神経奮させる作用をもつフェネチルアミン誘導体で、精の一つである。1887年、ルーマニア化学者ラザル・エデレアーヌによって初めて合成された。日本では、かつて武田兵衛商店(現在武田薬品工業)よりゼドリンの名で製造販売されていた。

アンフェタミン系の精は、精依存物を渇望し衝動的にめること)や耐性(連用により効果が減弱すること)を形成し、濫用や犯罪に繋がりやすい。よって、現在ではメタンフェタミンとともに「覚せい剤」に定され、規制されている(覚せい剤取締法第2条)。海外ではデキストロアンフェタミンがナルコレプシー注意欠陥・多動性障害の治療に用いられているが、日本でアンフェタミン製剤は承認されていない。

アンフェタミンとメタンフェタミンは、間接アドレナリン受容体作動である。ドーパミン神経系やノルアドレナリン神経系において、小胞モノアミントランスポーター(VMAT)を阻することにより、シナプス間隙からの神経伝達物質の再取り込みを抑制する。また、シナプス小胞に貯蔵されている神経伝達物質と置換し、神経伝達物質の遊離を促す。これらの作用によりシナプス間隙に神経伝達物質が充溢し、過剰な神経奮が持続する。結果として、以下の作用を示す。

  • 中枢神経奮作用 - 気分の爽快感、疲労感の減少、精増進、多弁、不眠など。
  • 交感神経奮作用 - 瞳孔散大、心悸進、血圧上昇、四肢の冷感など。

上記のほか、精依存を形成するため、物を渇望するようになる。物を衝動的にめ、手許に物がないと不安を覚える。物耐性も形成するため、効果が減弱し、以前と同じ用量では十分な効果を得られず投与量が増えていく。なお、このアンフェタミンなどによる耐性は、短時間で形成される(タキフィラシー)という特徴がある。慢性的な使用や高用量の使用により、幻覚や妄想を伴う精神病に進展することもある。

関連動画

メタンフェタミンを中心に扱った動画が多いが、アンフェタミンと作用やメカニズムは同じである。

ここで紹介する東方で学ぶ覚せい剤講座【ヒロポン】exit_nicovideoで、自衛隊法第116条において「自衛隊の部隊や補給処での覚醒剤の譲渡や所持が認められている」と紹介されているが、実際には自衛隊法第115条の3において「自衛隊の部隊や補給処では医薬品としての覚醒剤原料(≠覚醒剤)の譲渡や所持が認められている」[3]覚醒剤および覚醒剤原料の定義については、覚せい剤取締法の記事を参照。

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関連項目

外部リンク

脚注

  1. *Amphetamine:Alpha-methylphenethylamine
  2. *覚せい剤取締法における表記。現在のIUPAC命名法に従えば、1-フェニルプロパン-2-アミン。
  3. *自衛隊法exit

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スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3

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