アーイウォンチューとは、アーケード格闘ゲーム「スペクトラルVSジェネレーション」の主題歌「Freedom To Fight」のサビの歌詞の空耳、もとい聞き間違いである。
概要
「スペクトラルVSジェネレーション」は2005年にアイディアファクトリーより発売された2D対戦型格闘ゲーム。
このゲームでは、対戦中に特定の条件を満たすことで主題歌「Freedom To Fight」のサビが流れるのだが、その時流れる冒頭の歌詞「I won't leave you」を「アーイウォンチュー」と聞き間違えてしまったことによる。
これだけ聞くと「ねーよ」と思うだろうし、実際に曲を聞いてみてもアイウォンチューとは聞こえないだろう。
事の発端
そもそもこのゲーム、格闘ゲームをプレイする上で重要な要素であるコマンド入力が非常に困難であったり、一部のキャラがえらく強かったりと、色々と問題を抱えていたためあまり流行ることなく廃れてしまった(コマンド入力に関しては家庭版で改善されているらしい)。 そのため現在も稼働しているゲームセンターはごくわずかと思われる。
そんな中、2010年11月、中野ブロードウェイ内にあるゲームセンター「中野TRF」がこのゲームを入荷した。
中野TRFは様々な理由からゲームセンターとしては特殊な部類であり(詳しくは中野TRFの記事へ)、その理由のひとつがニコニコ生放送を行っていることである。
もちろんこのゲームも稼働初日からニコニコ生放送でその様子を中継された。
中野TRFの放送では印象の強い出来事などはよく弾幕化されるのだが、このゲームは初めて見る者が多かったり、知ってる者からすれば「まさかこれを!?」と驚かされたりと、視聴者側の印象はかなり強かっただろう。
さらに、ラウンドが進むとボーカル付きBGMが突如流れ(格闘ゲームのBGMは基本的にボーカルは無い)、おまけに対戦で相殺が起きると今まで流れていたBGMを終了し、問答無用で流れ出すといった仕様。
弾幕化はもはや避けられない事であった。
しかしここで問題があった。生放送の劣悪な音質、ゲームのSEやボイス、マイク実況などが重なり、よく聞き取れなかった視聴者達は「I won't leave you」を「アイウォンチュー」と聞き間違えてしまったのだ。
後になって「これアイウォンチューじゃなくね?」と皆気付きだしたが、時既に時間切れ。
「アーイウォンチュー」は見事弾幕として定着してしまったのである。
蛇足
中野TRF放送での弾幕は生放送ということから基本的に「音(声)が出る→弾幕」とワンテンポ遅れるのだが、「アーイウォンチュー」は先にイントロが流れるので皆歌詞と同時に弾幕を打つことができる。やったね!
これであなたも立派なアーイウォンチュー
以下は標準的なアーイウォンチューの流れである。
- !?(デンデンデンッデン)
- アーイウォンチュー(I won't leave you maybe that's so far away)
- ターイムネーヴァーダーイ(After the last goodbye, time never die)
- フリーダムトゥーファーイ(Freedom to Fight!)
- ワーンダーラーン(Dreaming of the Wonderland)
「ネーヴァーラーン」や「エーターニーティー」等を混ぜて行くとより賑やかになります。
勿論、アーイウォンチューではなくアーイウォンリーヴュメーイビーでも全然構わないんで。
歌の流れる条件
- 対人戦での最終ラウンド(2ラウンド先取設定時)
- 3ラウンド先取設定時ではラウンド数に関係なくランダムで流れる(?)
- 相殺が起きた時
- アーケードモードの2戦目
- ジャドウ2で乱入した時
2P側で乱入した時のみ(?) - ジャドウ2ステージのデフォBGMがアーイウォンチュー(?)
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