アース(遊戯王VRAINS)とは、アニメ『遊☆戯☆王ヴレインズ』の登場キャラクターである。
CV:岡林史泰。
ぶ概要(きよう)ですから・・・
鴻上博士が作り出した6体の自我を持つAI「イグニス」の内の1体で、第66話『地のイグニス「アース」』にて正式に登場した4体目のイグニスである。またの名を「地のイグニス」。
スラっとした他のイグニス達と違い、オレンジ色でごつごつとしたがたいの良い体格をしている。Aiは彼について、他のイグニスのことは結構覚えていたにもかかわらず(特に水のイグニス)、「地味だった」という理由で詳細をうろ覚えであったが、そのすぐ後にデュエルが強かったのを思い出す事になった。
出会いのきっかけはある日、AiがPlaymakerの活躍を話題にしている匿名掲示板で、「使ってるAIが有能だから」と自演行為をしていると、こんな書き込みが・・・。
書き込みを見せられた草薙翔一も、ネットワークを常時監視しイグニスの情報を探していたSOLテクノロジー社も「本人なわけがない」と一笑に付すが、Aiが覚えている範囲での彼は非常に愚直で真面目な性格らしく、「そういうやつ」との事だった。
Aiによってイグニスのみが読めるイグニスアルゴリズムで「居場所はどこだ?」と書かれたコードを掲示板に書き込むと、同じくイグニスアルゴリズムで居場所の座標をレスしてきた。SOLもこれに気づいているだろうと藤木遊作/Playmakerは早速向かうが、上述のように彼らも悪戯書きとしか思わなかった為、上司(財前晃)に報告せず放置した…。
指定された座標へ向かうと地のイグニスが現れ、荒野が広がるワールドにPlaymaker達を導いた。その時Aiに勝手にアースと名付けられたが、Aiの名前の由来が「AIだから」なのを察すると「合理的で良い名前だ」と評すくらいなので気に入ったらしい。その流れで水のイグニスの事を何と呼べば良いか考えたアースが「アクア」と呼ぶことにした。
口癖は「不器用」。過去の回想では、アクアに慕情を抱いている様子であり、Aiもアースはアクアに気があるようだったと話している。
アクアから未来と真実を自分の目で確かめるように言われ、あるカードを託された。そのカードを手に、人間を見極めるためにPlaymakerにデュエルを挑んだ。デュエルではPlaymakerと互角以上の闘いを繰り広げ、 Aiに「アースはデュエルがとても強かった」と言わしめられる程の実力を披露した。アクアに託されたカードを頑なに死守し、デュエルに敗北するも、アクアのカードだけは最後まで守り通した。この事からもアースのアクアへの特別な思いが伺える。
デュエル敗北後は、ボーマンについてAiとPlaymakerに訊ねられ、「知らないと言う情報を教えた」と言う屁理屈を言い出したため、Aiを怒らせた。結局、デュエル敗北後は特に有力な情報をくれないまま、AiとPlaymakerを追い返してしまった。
サイバース世界を滅ぼしたのは、「その意図と技術を持ち得る人類側である」というのが彼の予測だった。人間への不信感からか、パートナーを得たAiや不霊夢と違い、デュエルの際は木で出来た人型のアバターの上でアース自身がアバターを操り行う。そのアバターを見たPlaymakerは、アースの本来のパートナーはスペクターなのではと推測した。人間不信はその所為もありそうだとAiも同意していた。
事実、自らを不器用と評したり、Aiから地味だったと言われる程に他者との付き合いが苦手だった様で、スペクターが語る自身の幼少期に人と接するのを非常に苦手としていたという点と酷似し、愛する者から託された《Gゴーレム・クリスタルハート》を、愛する対象そのものであるかの様に徹底的に守る堅固な戦術と固い意志、特定の対象に対して非常に深い親愛を示す等、スペクターとの共通点が伺える(皮肉なことに、スペクターはイグニス抹消を掲げるハノイの騎士のメンバーだが)。
クリスタルハートには指一本触れさせない!!
その後もLINK VRAINSに出没してアクアを探していたアース。
第74話で遂にアクアと再会するが、直後にバウンティハンターGo鬼塚に発見されてしまう。
逃げられない事を悟ったアースはアクアを先に逃がし、Go鬼塚にデュエルを挑むが…
使用デッキ
地属性・サイバース族の【Gゴーレム】(クリスタルハートのみ水属性)。
「重力(グラヴィティ)」と名のつく魔法・罠カードをサポートに入れているほか、既存カードの《コストダウン》を使用している。
アクアから託されたカード《Gゴーレム・クリスタルハート》をあらゆる手段で守り抜く戦術を取る。ただ闇雲に守っているわけではなく、クリスタルハートのリンクモンスター蘇生効果と、その度に加算されるカウンター分だけ味方の攻撃力を上げ、更に二回攻撃まで付与する効果によって戦術の中核を成している。
リンク召喚時の口上は「現れろ!大地に轟くサーキット!」。
後方の地面上にサーキットが現れる(スペクターと同じ演出)。
「Gゴーレム」リンクモンスターの名前は巨石記念物に由来する。
「ドルメン」は支石数個と天井石1個を使いテーブルのような形に組まれた支石墓のこと。「石の机」を語源とする。
「メンヒル」は単一で直立した立石のこと。カードイラストは黒い石版の姿で、いわゆる創作でよく見るモノリスに近い(ハル、ボーマンと同じく「2001年宇宙の旅」ネタ?)。
「トリリトン」は3つの巨石でΠの形状になっている組石のこと。かの有名なストーンヘンジはトリリトン5組とメンヒル30個で構成されている。
スピードデュエルの経験もあり、その時に使用したスキルは「ロック・ユー」。
自分フィールドの地属性モンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した時、破壊したモンスターのレベル×100のダメージを与えるという効果を持ち、発動時はアバターの腕から木製の槍が生え、相手に向かって投擲する。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt