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アーマードミュウツーとは、サカキにより拘束具を装着させられたミュウツーの姿である。
概要
映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』において、ロケット団のボスであるサカキはミュウツーの力を使い世界を手中に収めようと野望を抱く。しかし、ミュウツーの強すぎる力を恐れたサカキは「力の使い道を教えてやる」と彼に拘束具を装着させ、自身の支配下における程度にパワーを制御させた。拘束具を装着した状態でもミュウツーの力は常軌を逸しており、野生のケンタロスの群れを念力で宙に浮かせたり、トキワジムに挑むトレーナーのポケモンたちを容易く返り討ちにする程であった。しかし、サカキに使役される自分の存在意義に疑問を感じたミュウツーは拘束具を自力で破壊し、ロケット団の施設から脱走。自分が生み出された研究所に辿り着いたミュウツーは「私は私を生んだ全てを恨む。だからこれは攻撃でも宣戦布告でもなく私を生んだお前たちへの…逆襲だ」と自分を生み出した存在への逆襲を開始する。…ここからオープニングに続くのが映画冒頭の流れとなる。
以上のように、原作では拘束具を装着した状態のミュウツーは映画冒頭のわずかな場面のみの登場であった。が、リメイク作である『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』では拘束具の形状が大きく変化し、新たに「アーマードミュウツー」の呼び名が公式からアナウンスされている。拘束具は全体的に巨大化し「爪」を彷彿させる攻撃的な形状に変化。黒と赤のカラーリングが施され肌の露出も減りまるでロボットのような姿になっている。ネットでは素のミュウツーより強そうとの声も聞かれる。
TVアニメでの登場
実はTVアニメ「ポケットモンスター」でも無印カントー編第63話「トキワジム！さいごのバッジ！」でアーマードミュウツーが登場していた。
同話の冒頭では、ライバルのシゲルが「力試し」と称してトキワジムのサカキに挑戦したはずが、突如として現れた謎のポケモンである彼に対してなすすべも無く敗北してしまう。要するに『ミュウツーの逆襲』の映画冒頭における回想の詳細が語られるシーンでの登場であった。
ちなみに同話は『ミュウツーの逆襲』公開後の1998年9月17日に放送されたのだが、当初のスケジュールでは映画公開前の1998年6月16日に放送される予定だったとのこと。当初の放送日から察するに、どうやら「TVアニメのトキワジム回で謎のポケモンが登場→劇場版でその正体が明らかに!」という事をやりたかったと思われるが、ポケモンショック発生によりスケジュールが乱れた結果、「回想の詳細が語られる」という内容へと至ったと見られる。
余談だが、同話の放送によって『ミュウツーの逆襲』の事件の時系列がトキワジム回の後に位置していたことも判明している。
なお、ジムリーダーの手持ちがアニメ寄りになった初代のピカチュウバージョンでは、残念ながらサカキの手持ちにミュウツーは入っていない。同作のサカキは手持ちの技構成が変更された事によって赤緑青から大幅な強化が施されているのだが、もしもトキワジムの時点でミュウツーと戦えたのなら、アニメのシゲルよろしくプレイヤーの多くにもトラウマを植え付けていたに違いない。
関連動画
関連静画
関連項目
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