アーリントンカップとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する阪神競馬場の3歳馬限定の芝1600mの重賞競走である。格付けはGⅢで副題に(NHKマイルカップトライアル)が付いている。
2025年からはチャーチルダウンズカップに名称変更の案内がされている。
概要
1992年に創設。アメリカのアーリントン競馬場と姉妹提携した事を期に第1回が行われた。
前年まで同じ時期に同じ条件で5回行われていたペガサスステークスは、当初は当レースと関連なく新規でアーリントンカップの創設と前身扱いではなかったが、現在は正式に前身としている。
姉妹提携をしているアーリントン競馬場では日本と同じ名称の「Hanshin Cup」(阪神カップ)が1マイルのオールウェザー(GⅢ)で5月頃に行われていた。
なお、アーリントン競馬場は2021年9月25日をもって閉鎖。敷地はNFLシカゴ・ベアーズに売却された。
これにともない正賞はアーリントンパーク競馬場賞からアーリントンインターナショナル賞となった。
更に2025年からは、回次はそのままにチャーチルダウンズ競馬場に因んだと思われるチャーチルダウンズカップに改称されることとなった。
創設から2年間は例年の第1回阪神開催の2週目、1994年から2017年までは例年の第1回阪神開催の開幕週に行われていたが、2018年から7週間ほど時期がずれてNHKマイルカップのトライアル競走に指定され、皐月賞の前日に行われるようになった。
2025年からは近年の競走馬のローテーションを考慮して、大阪杯の前日の開催と2024年までの日程よりも2週間前倒しに変更となっている。
このレースの勝ち馬の内、エイシンプレストン、ダンツフレーム、タニノギムレット、ウインクリューガー、ジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイル、レインボーライン、ペルシアンナイト、タワーオブロンドン、ダノンスコーピオンがGI馬となっており、複勝圏内ではマイネルラヴ、ロジック、ローレルゲレイロ、エーシンフォワード、ディープスカイ等がGI馬となっている。その他、前身のペガサスステークスの勝ち馬の中にオグリキャップ、シャダイカグラもいる。
歴代優勝馬
年齢表記は2000年以前も現在の年齢で表記
第3回は中京競馬場、芝1700mで代替
関連項目
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