アーヴィング・フィッシャー(Irving Fisher、1867〜1947)とは、初期のアメリカの新古典学派(数理学派)を代表する経済学者である。
概要
- ニューヨーク生まれ。1892年イェール大学で最初の経済学博士号を取得するイェール大学で秘密結社スカル&ボーンズのメンバーとなる。98年イェール大学経済学教授。
- 貨幣数量説を主張し「交換方程式」によって貨幣流動量と物価の関係を分析を行った。
- 著書には「貨幣の購買力」、「価値及び価格の理論の数学的研究」がある。
- 1930年設立の国際軽量経済学会初代会長。
- 結核を患っていたことから健康活動家としても活動し、優生学者でもあった。
- 統計学の大家、ロナルド・フィッシャーとは別人である。
大恐慌とフィッシャー
フィッシャーはその輝かしい業績とは裏腹に、1929年の大恐慌の時に誤った経済予想をして恐慌を深刻化させてしまったという経歴も持つ。当時の投機ブームに対してイェール大学教授のフィッシャーは「株価は恒久的に続く高原地帯(プラトー)に達した」という提言をして証券市場に権威を与えた。暴落が起こってからもフィッシャーは株市場を支持し続け、恐慌が決定的となったときにはその信用の殆どを失ってしまっていた。
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