イアルダゴルス(Ialdagorth)とは、クトゥルフ神話における神の名前である。
概要
黒い霧のような姿をしていて、アザトース(Azathoth)のいとこであり従者である〈邪悪で暴食のもの〉である外なる神である。
アザトースにも親がいたのかと驚きを感じるが、何もない空間から同時に生まれたのだとしたら、その存在はいとこになるのではないかと推測できる。
アザトースの息子である外なる神でシュブ=ニグラス(Shub-Niggurath)の親である闇(Darkness)やヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)の親である名もなき霧(The Nameless Mist)のような存在がいる。名前だけで判断するとイアルダゴルスの姿こそ、その名前が相応しいとさえ思ってしまうのがイアルダゴルスである。
彼の姿は悪意を持つ真黒で無形の霧のように見える。宇宙空間に広がる闇のように見えることだろう。その霧は辺りを包みこんでいく。それこそ邪悪な暴食なのだと考えられる。
その姿を見たものはショックを受けることはないが漠然とした不安感を覚えるといわれている。
アザトースやヨグ=ソトースをを見てしまうと発狂するレベルだが、漠然とした不安を覚えるというのもなんとも無気味である。
登場作品:『Servants of the Coils』 - Kevin Eric Sheridan
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