イチイバルとは、
- ゲームソフト「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」に登場する弓。
- アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズに登場する聖遺物、及びこれの一部から造られたシンフォギア。
シリーズを通して雪音クリスが使用する。 - クイズマジックアカデミー(QMA)シリーズのプレイ動画のうp主。使用キャラはアイコで元ネタは2.。
本稿では1.と2.について記述する。
1.の概要
このゲームに登場する固有名詞は北欧神話からとられたものが多く、この「弓使いウル」も北欧神話に登場する弓を得意とする神「ウル」から採られたものと思われる。必然的にこの神が使用していた弓が存在していたはずなのだが名前は解っていない(少なくとも、2024年現在発見されていない)。
この神ウルは「ユーダリル」(イチイの谷)というところに住んでいたとされ、またイチイ(櫟)は弓の材料として知られる。これらの由来から、日本語「イチイ」からスタッフが創作した名前ではないかと言われている。
それ故に、他の作品でも狩猟の神が用いた弓としてこの名前が登場した事例が複数ある。
性能と評価
性能は攻撃力30 命中70% 重さ13 装備ボーナスとして力+10、速さ+10、スキル「ライブ」を付与 修理費は1回につき1000G。
装備できるのはウルの直系子孫であるブリギッドとその息子のファバルだけである。
攻撃力だけを見ればゲーム全体でも最大の物理攻撃力を誇る(攻撃力30+力補正10=実質攻撃力40)。これに匹敵するのはやはり神器の地槍ゲイボルグ・天槍グングニルのみ(同様に攻撃力30+力補正10=実質攻撃力40)である。
弱点は命中率の低さ。ブリギッド+イチイバルの組み合わせの比較対象はおそらくジャムカ+キラーボウの組み合わせと思われるが、一撃の威力の大きさではイチイバルに、攻撃の命中率ではキラーボウに軍配が上がる。重さに関してはキラーボウが3、イチイバルが13とイチイバルが重いようにも思えるが、実際には装備ボーナスで速さに補正がかかっているため差はない。
入手場所は第1部第3章後半。ブリギッドが生き別れていた妹のエーディンと会話することで、エーディンが預かっていた神器イチイバルがブリギッドに渡る。このイベントの直前までブリギッドは幼いころの記憶を無くして海賊の頭目の娘として育てられていたが、イチイバルを手にして覚醒したことでかつての記憶も取り戻している。
第2部では第1部でブリギッドに恋人ができていれば息子のファバルがイチイバルを所持した状態で登場する。登場直後は敵ユニットのため、妹のパティで説得して仲間にすれば、イチイバルも自動的に入手できる。第2部での使い手であるファバルは父親によっては「突撃」などのスキルを持っているので、恐怖のイチイバル乱射ができることもある。この時最も恐ろしい思いをするのはイチイバルに狙われた敵ではなく、修理代の心配をしなくてはならないファバルとプレイヤーである。
2.の概要
第二次大戦中、敗戦濃厚な戦局を覆す「絶対たる力」の研究目的で独国より日本にもたらされた、「第2号聖遺物」。
聖遺物研究を中心に行ってきた非公開組織「風鳴機関」が保有していたが、特異災害対策機動部二課として新たに編成された時期に前後して紛失した。
(1期の約10年前の出来事。その際に、前責任者にして翼の祖父である外道風鳴訃堂は引責辞任、 公安警察官であった若き日の弦十郎が二代目司令として抜擢される)
アニメでの登場は1期7話。響の成長に不利を感じた雪音クリスが、それまで纏っていたネフシュタンの鎧をアーマーパージの上、聖詠を唄って起動させた。クリスはフィーネから与えられたと思われるが、紛失後にフィーネの手に渡った経緯は不明。
尚、上述したとおりイチイバルは本来「弓」の聖遺物である。
しかし、シンフォギアシステムにおける主武装であるアームドギアは装者の心象に大きく影響されるため、幼少期に戦火に巻き込まれるなどしたクリスが纏うときは、ガトリングガン・ミサイル等彼女が忌むべき重火器の形となることが多い。
関連商品
関連項目
- ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
- ブリギッド
- 雪音クリス
- 戦姫絶唱シンフォギアの関連項目一覧
- 架空の武器・防具の一覧
- QMAうp主一覧
- イー・バウ (同様の語源を持つ弓。英語表記するとyew bowで、yewとはイチイ、bowは弓の意。)
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