イドリス・モーリス(Idris Morris)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
概要
ロイヤル・サンフォード議長を首班とする最高評議会の評議員の一人。
「Die Neue These」オリジナルで原作や他の媒体では言及されていないキャラである。
第9話
帝国領遠征の可否を決める際、ロイヤル・サンフォード議長の「次の選挙で和平派と最強硬派に敗北し政権が崩壊する危険性があり、政権の維持には帝国に対する画期的勝利が必要」との前置きを受けての評決で、モーリスは賛成に票を入れているのが確認できる。
このことからモーリスは主戦派、ないしは、和平派や最強硬派の台頭を恐れる中道的立ち位置の政治家であると考えられる。
第11話
帝国の焦土作戦によって苦戦を強いられている状況下に陥り、最高評議会は即時撤兵の審議に入り、コーネリア・ウィンザーを中心とする継戦派とジョアン・レベロを中心とする撤兵派との間で激論が戦わされたが、ここでモーリスは賛成票に票を入れているのが確認できる。
想像以上に泥沼になった現状から撤兵に賛同したものと思われるが、他に態度を翻した評議員であるアムロ・シャリフやミゲル・カルヴォが棄権ですませていることを考慮すると、モーリスは元々反戦派寄りの中道派で和平派や最強硬派に対抗するために遠征を支持していただけであったか、それとも前線の将兵の苦しみを理解していて自分の政治生命を失うことを覚悟で賛成票を入れたものと推測できる。
第13話
帝国領遠征失敗の責任を取る形で、サンフォード議長をはじめとする最高評議会は総辞職することとなり、モーリスも当然辞表を提出している。
比較的早く帝国領遠征継続反対の姿勢をとっていたモーリスであたが、最初から遠征に反対していたヨブ・トリューニヒト、ジョアン・レベロ、ホワン・ルイと違って辞任を留意されることはなく、そのまま地位を失うこととなった。
2000万もの将兵を犠牲にした帝国領遠征に初期は賛成派であったことが世論の怒りを買ったのものではと推測される。
人物像
不明。というのも、投票の電光掲示板に「IDRIS MORRIS」と名前が表示されるだけのキャラだからである。
最高評議会の議論のシーンで座っている者たちのどれかであることは間違いなかろうが、判別方法が編集者にはわからなかった。なので当然、どの部署を受け持っているのかも不明である。
だれか、判別方法がわかる人がいたら加筆修正よろしく。
関連項目
- ロイヤル・サンフォード - 議長
- コーネリア・ウィンザー - 同僚
- ヨブ・トリューニヒト - 同僚
- ジョアン・レベロ - 同僚
- ホワン・ルイ - 同僚
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