イナズマロックフェス(INAZUMA ROCK FES)は、滋賀県草津市の琵琶湖畔で催される野外音楽イベントである。開催場所は滋賀県草津市の烏丸半島芝生広場。
略称は「IRF」「イナフェス」(稲フェス)「イナズマ」など。
概要
滋賀県出身の歌手で、初代滋賀ふるさと観光大使でもある西川貴教の「音楽を通じて地元にお返しがしたい」という願いを実現するため開催されたのがこのロックフェスである。そのため「琵琶湖の水質保全と地域振興」をテーマに掲げている。
滋賀県内で初となる大型野外ロックフェス企画で、西日本最大級の野外音楽イベント。2018年には約15万もの人が来場した。
イベント名の『イナズマ』は「滋賀県の「滋」を形どったナンバープレートの文字の一部が稲妻に見えること」に由来している。
2009年の9月19~20日に初開催し、以降、毎年9月中旬に開催されている。ちなみに開催時期は西川貴教の誕生日(9月19日)に由来している。
有料エリアと無料エリアがあり、有料のメインステージを「雷神ステージ」、無料のライブステージを「風神ステージ」、無料のエンタメステージを「竜神ステージ」と名付け区分けし、無料でも楽しめる音楽イベントとなっている。
出演者は人気ロックバンドやミュージシャン以外にも、ブレイク前のアーティストや若手芸人やご当地キャラクターなども登場し、ステージ以外にも、地元食材を用いたB級グルメや地域観光資源をPRするブース、ラジオ番組の公開収録、キッズエリアが設けられている。
観光大使が創設したロックフェスということで滋賀県や草津市と言った地方自治体側も協力しているイベントであり、滋賀県公式のYouTubeチャンネルやTwitterアカウントなどがフェスに関する広報動画を投稿することもある。
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https://twitter.com/watan_shiga/status/915110015291162625
出来事
毎年約10万人以上集める人気イベントではあるが、開催時期が9月中旬ということもあり、台風や荒天による被害に遭うことも珍しくない。
- 2016年
- 9月17~18日に開催されたが、18日午後に発生した落雷の影響によりイベントは途中中止となり、主宰者の西川貴教が謝罪した。
- 2017年
- 前夜祭として「イナズマロックフェス2016リターンズ」を15日に開催。前年途中で終了となった9月18日公演のチケット購入者を対象に無料で行われた。しかし本祭が16~17日に開催だったのだが、17日は台風18号接近により観客の安全を考慮したため中止が決定された。
- 2018年
- 10周年を記念して初の3日間開催に。前年台風によって出演できなかったアーティストが再集結し、3日間の観客動員数は有料・無料エリア合わせて過去最大の15万人となった。この年は問題なく開催された。
- 2020年
- COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的な蔓延(通称「コロナ禍」)を受けて、初のオンライン開催となった。2020年9月19日にライブ配信サブスクリプションサービスのプラットフォーム「サブスクLIVE」を通して配信された。
- 2021年
- 「コロナ禍」が収束し切らない中、様々な感染症対策を講じた上でなんとか実会場での開催可能とする道を模索、9月18・19日に開催される予定となっていた。しかし蔓延状況が悪化の一途を辿っていた8月22日に、2021年の開催は断念することが発表された。その発表の記者会見では西川貴教と三日月大造滋賀県知事が横に並んで、行政と運営がぶつかりあって決められたことではなく、将来もこのイベントを続けていくための苦渋の決断として双方の合意で中止の判断を決めたことなどを語った。この記者会見の様子は滋賀県公式のYouTubeチャンネルでライブ配信された。
- 2022年
- 「コロナ禍」に伴う行動制限が緩和されたこともあり、9月17-19日の3日間開催を発表。しかし、台風14号の接近に伴い、18日午後にJR西日本が19日18時以降の計画運休を発表。観客の交通手段の確保が困難になったことから、19日の公演中止を決定した。
関連動画
関連リンク
- イナズマロックフェス - (公式サイト)
- イナズマロック フェス Official YouTube Channel - YouTube - (公式YouTubeチャンネル)
- イナズマロック フェス (@irf_official) / Twitter - (公式Twitter)
関連項目
- 滋賀県 / 草津市 / 琵琶湖
- 草津駅
- 西川貴教(発起人)
- 観光スポットおよび祭り・イベントの一覧
- 【百チャレ】求む!47都道府県の編集者「地域の祭り」記事をみんなで作成しよう
- ※この企画によって作成されました
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