イヤホンジャックカバーとは、主にスマートフォンのイヤホンジャックに装着することを想定したアクセサリの一種。
イヤホンジャックアクセサリ、イヤホンジャックキャップとも呼ばれるが、特に厳密な定義はないと思う。
概要
主にスマートフォンの3.5mmイヤホンジャック端子に装着できるよう設計された、多様なアクセサリのことを指す。もっともシンプルなものはほぼ差し込み部分のみの形状をした、純然たるホコリ防止用のものである。差し込み部分の上に宝石のようなデザインをあしらったもの、サイコロやちびキャラのようなオブジェを配したものなど、様々なデザインのものが市販されている。
また、ジャック部分から紐や鎖を伸ばしてストラップのようなデザインにしているものもある。
最近では「キャラが端末に沿ってぐだっと垂れ下がりこちらを見ているデザイン」が提唱され、実際に制作されている(にゃんこ型イヤホンジャックカバーなど)。このようなデザインのものは装着できる端末が限定されるため購入の際は注意されたい。発展形として、某コアラのような球団マスコットがスマートフォンにもたれかかって画面の一部を隠すデザインも提唱された。すごいじゃま。いらん。
…だからじゃまだってば!
「ドアラ型イヤホンジャックカバー」作ってみた(すごいじゃま) | ニコニコショッピング(仮)
歴史(記事編集者の主観による)
いわゆるガラケーにおいて、イヤホンジャックは平型が主流である。KDDI用語集によれば、
携帯電話が薄型になるとともに、イヤホン端子は長方形の平型コネクタが主流となってきており、通常の丸型コネクタのイヤホンがそのまま接続できない。
とある。i-mode登場の頃などは2.5mmなどの小型イヤホンジャックが主流であったが(D209iなどの写真より)、折り畳み式が主流になるにつれ本体の薄型化のためイヤホンジャックによる厚みを抑えるために開発されたのだろう。コネクタは側面に配置され、埃防止用にコネクタカバーが付属ているのが一般的である。
一方、mp3プレイヤーのような小型音楽再生端末も同時期に普及したが、こちらは3.5mm丸型イヤホンジャックが主流であった。しかしもともとが音楽再生機であるため、イヤホンはほとんどの場合挿した状態で利用されるため、埃の心配をする必要はなかった。
スマートフォン、特にタッチパネル操作の1枚板形状の端末の登場は画期的であった。もともとiPodから派生したiPhoneは当然のように3.5mmイヤホンジャックを搭載していたし、Android端末でも3.5mmイヤホンジャックが搭載された。
1枚板になったことで本体の厚みに余裕ができたことと、音楽再生機能や大画面を利用した動画再生を売りにした以上イヤホンが使いやすい状態にしておくことが求められたことが理由だと推測できる。
一方、これらスマートフォンにおいては、イヤホンジャックにカバーがなく、本体上部に搭載されているものが多い。電池の持ちの悪さからmp3プレイヤーを用いていた層でもスマートフォンを音楽再生に利用しない人は多く、結果イヤホンジャックを利用しない利用者が多く出た。
また、iPhoneにはストラップを付けるためのくぼみがなく、これまで携帯電話に多種多様な物体をぶら下げてアイデンティティを保っていた人々に不安を与えた。ストラップが装着できるカバーも発売されたが、デザインが限定されることが難点であった。
そこでこれらの問題点を解決するために「イヤホンジャックにアクセサリを突き刺す」というアイデアが生まれた。スマートフォンのアクセサリはこれまではカバーが一般的であったが、イヤホンジャックには3次元の様々な形状のものを配置できることから、日々新たな製品が生み出されている。
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関連項目
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