「インスパイヤ」とは、盗作やパクリなどを表す俗語である。
インスパイア(inspire)から来ている。
インスパイア(inspire:インスパイヤ、インスパイアー)
活力となるような思想・感情などを人の心に吹き込むこと。鼓吹。鼓舞。
奮起させる、鼓舞する/感動させる/呼び起こす
概要
エイベックスがのまネコ問題の際に発表した文章内で記述されていたことから、本来の意味とは違う新語として広まった。
意味としては盗作や、いわゆる「パクリ」を指すものである。
作品に元ネタに対しての敬意が感じられれば「インスパイアを受けた制作物」や「オマージュ」であり、「インスパイヤ」ではない可能性も高い。
実際は「インスパイヤ」ではなく、オマージュ(※1)やパロディ(※2)であり、発言者もそれをわかっているにも関わらずネタとして「インスパイヤ」と表現する事もある。ただし、本当にそれが「インスパイヤ」なのだと信じてしまう人もいるので注意が必要。昨今は盗作に関してやや過剰に反応してしまう風潮があるので、中にはそれを見越した風刺ネタや釣りもあるが、そういったネタを用意した時は誰でもそれがネタであるとわかるオチを用意する事が重要である。
「オマージュ」や「パロディ」と「インスパイヤ」の線引きは難しいが、見極め方としては『あからさまである(大抵の人がすぐに元ネタがわかる)』『元ネタを尋ねられた作者が「これはオマージュ(パロディ)である」と公言できる』などがある。もっとも、オマージュにしろパロディにしろ、無許可で行われることがあるので、オトナの事情で元ネタを明言できないこともあるかもしれない。
(※1)オマージュとは元はフランス語で意味は「尊敬(リスペクト)、敬意/賛辞、献辞」。元になった作品に敬意を表して作ること。
(※2)パロディとは、他の芸術作品を揶揄や風刺、批判する目的を持って模倣した作品、あるいはその手法のことである。文学や音楽、映画を含めたすべての芸術媒体に存在し、歴史は古い。(例:替え歌)
他に、「パスティーシュ」(作風の模倣のこと)「トリビュート」(他者への賞賛として捧げられるもの)、「カバー」などがある。
→盗作問題などについて詳細は「パクリ」の項目参照のこと。
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