インセクター羽蛾とは、遊戯王の登場人物。
「芳賀」ではなく「羽蛾」。ニコニコ動画における愛称は「HA☆GA」。「虫野郎」とも。
アニメ版遊戯王における伝説、『バーサーカーソウル』の最初にして最後の犠牲者としても知られる。
概要
決闘者の王国編
全国大会に東日本代表のデュエリストとして出場し、決勝戦で西日本代表のデュエリスト「ダイナソー竜崎」を圧倒し優勝。見事全日本チャンプとなる。そしてこの結果を受け、後の相方となる竜崎と共にペガサスから決闘者の王国に招待される。
その性格はまさに「卑劣漢」の一言。
デュエルを制する為には手段を選ばず、王国へ向かう客船から
遊戯のエクゾディアカードを海に投げ捨てるシーンは特に有名。
Q.カードに勝つ戦略が思いつかないけどどうすればいい?
A.こうすればよかったんだよ!(カードを海にばら撒きながら)
ある意味究極のリアリストでもある。
とはいえ全日本チャンプとしての実力は本物で、昆虫族中心の「インセクトデッキ」を使用して戦う。
王国では「フィールド・パワーソース」(王国内の各フィールドには、それぞれ適したモンスターを強化する効果がある)を利用し、低レベルの昆虫族モンスターを徹底的に強化する戦術で遊戯を追い詰めるも、罠にかかり逆転負け。王国編最初の脱落者となる。ちなみに竜崎も同じく予選敗退。
バトルシティ編
続くバトルシティ編でもその卑劣ぶりは健在であり、他者を介して対戦相手である城之内のデッキに
「寄生虫パラサイド」(使用者のフィールド上のモンスターを全て生贄不可の昆虫族にする効果を持つ)カードを混入させるという反則行為作戦を用いてデュエルに臨む。
パラサイドカードによるコンボやエースモンスター「インセクト女王」で城之内を苦しめるが、コンボの隙を突かれてまたしても逆転負け。アンティルールによりインセクト女王を奪われ退場した。
ちなみに相方はエスパー絽場のインチキデュエルに負けて早々に敗退。
凡骨「前からお前に言ってみたかったセリフがあんだけどよ… お前弱いだろ!」
ドーマ編
漫画版とは異なり、アニメ版では続く長編シリーズにも何らかの形で登場する。
中でもドーマ編での出番は強烈的で、遊戯への逆恨み復讐を果たすべく竜崎と共に敵組織であるドーマと接触した羽蛾は、紆余曲折を経て「オレイカルコスの結界」の所有者となりATMの前に立ちはだかる。
イカサマらしいイカサマこそ使わなかったものの、デュエル中に「ゴキボール」のカードを「AIBOの魂が封印されたカード」と偽ってATMの前で破くという精神攻撃を仕掛けるなど、勝利の為に手段を選ばない性格は相変わらず。
しかしそれらが王様の怒りを買ったことで『バーサーカーソウル』による惨劇の犠牲者となり、10000ポイント以上のオーバーキルを受けて敗北した。
このデュエルは「何勘違いしてるんだ…」「ひょ?」
「ドロー!モンスターカード!」(→ずっと俺のターン)
「もうやめて!とっくに○○のライフはゼロよ!」
「HA☆NA☆SE」など数々の名言を生み、
伝説の回として語り継がれることとなる。
羽蛾がHA☆GAと呼ばれるようになるのもこの頃から。
余談
遊戯王5D'sに瓜生というパワーインセクターデッキを使うキャラが登場したが、こちらは打って変わって馬鹿なのでインセクターBA☆KAと呼ばれているとか。HA☆GAは一見馬鹿にも見えるが、実際卑劣ではあるものの緻密な戦略を練った上でデュエルを行っているので(だが詰めは甘い)、自分の魔法カードで自滅するBA☆KAとは違うのである。多分。え?バトルシティ編で自分の魔法カードを使われて負けてた?
また、GBAソフト『遊戯王DM8~破滅の大邪神~』では幾分か話のわかる人間になっており、町がネオグールズに占拠された際には進んで助けに来るほか、主人公の強さを認めて自分の魂のカード「インセクト女王」を託すなど、かなり性格が改善されている。
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関連項目
以下は彼と同様に王国編から登場する決闘者達 |
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