インターチェンジとは、複数の道路同士が接続する際、各道路間にランプウェイを設け立体的に接続する施設のことである。インター、ICなどと略される(interchangeより)。
概要
高速道路の基本的な設備の1つ。道路法上は、高速道路の本線上に平面交差を設けてはいけないことになっているため、これがないと成り立たない(ただし、かつては自動車専用道路の本線上に平面交差が存在していた区間があり、のと里山海道の起点付近(現在は自動車専用道路指定を解除)、京葉道路の一之江橋~篠崎IC(現在は自動車専用道路指定を解除)、月山道路の湯殿山交差点(現在は立体化)が該当していた)。また、高速道路に限らず、一般道路でもインターチェンジは多数存在している。
高速道路と国道・都道府県道など(いわゆる下道)を接続するための設備。有料道路の場合、接続部分には必ず料金所がある。ただし例外として、供用延長が短い場合や均一区間がある高速道路にはICに料金所が設置されていないことがある(その代わり、本線に料金所が設置されている場合が多い)。また、無料道路同士の接続の場合は、当然料金所は設置されず、この場合は簡易な構造となる場合が多い。
インターチェンジと称していても、各道路の起点・終点のICでは平面交差となっている場合が多い。また、ごく稀に通常の平面交差点でもインターチェンジと称している場合もある(国道116号巻バイパスなど)。
また、ETC搭載車のみ通過できるスマートインターチェンジ(SIC)、ある一定方面・方向の出入口しかないハーフインターチェンジ、クォーターインターチェンジというものもある。
SICはパーキングエリア、サービスエリアに併設されることが多いが、単独で設置されている箇所も増えている。さらにIC自体も、パーキングエリア、サービスエリアに併設されることがある。また、高速バス用のバス停(BS)が併設される場合もある。
なお、都市高速道路や一般道路などは、「インターチェンジ」とは言わず、「ランプ(ランプウェイのランプの意から)」、「出入口」などと称する場合がある。
高速道路同士が接続する場合は、ジャンクション(JCT)と称する場合がほとんどだが、一般道と高速道路両方に接続している場合など、まれにインターチェンジの名称を使用する場合もある(飛騨清見IC、瀬田西IC、山陽姫路東ICなど)。また、JCTとICが併設され、一体的な設備となっている場合もある(新潟中央IC、大月IC、大泉IC、大山崎IC、吹田IC、鳥栖ICなど)。
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