インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説とは、1984年に公開されたアメリカ映画である。118分カラー。
うわ~すっげ~、ウルトラ概要だ!!
原題は“Indiana Jones and the Temple of Doom”(『インディアナ・ジョーンズと運命の神殿』といった意味)。
1981年に公開された『レイダース 失われた聖櫃(アーク)』に続くインディ・ジョーンズシリーズの第2作。
当初国内での仮タイトルは『インディアナ・ジョーンズと死の宮殿』とアナウンスされていたが、後に現在の邦題になった。
製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督スティーヴン・スピルバーグ、主演ハリソン・フォードのゴールデンコンビがそのまま続投し、主要スタッフの多くも前作から引き続き担当を続けている。
前作と同じく、考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズ博士が主人公ではあるが、時系列的にはこの映画の方が前になっており(レイダース1936年、魔宮の伝説1935年)、実質的な映画シリーズの第一話目がこの作品となる(後に本当の第一話としてテレビシリーズ「ヤング・インディ・ジョーンズ」というものも存在している)。これは、スピルバーグが想定していたインディが当時のハリソンより少し年上であったための苦肉の策であった。
シリーズ中でも財宝が誇る超常的なパワーが大きく描かれた作品で、ヴィランのモラ・ラムの心臓をもぎ取る能力を筆頭に魔術のような不思議な力、日本の丑の刻参りの藁人形のようなアイテムの存在など魔法的な描写が多い。
また、スターウォーズのパロディも例によって多用され、冒頭の「クラブ オビ・ワン」に始まり、終盤には、前作で剣士をあっさり銃でやっつけてしまったシーンのセルフパロディをやってのけた直後にハン・ソロが勇ましく敵に向かっていき、あまりの軍勢に一目散に逃げ出す、というシーンを入れた二重パロディもやってのけている。
主要な舞台となるのは、上海とインドだが、前作や次回作と異なり敵がナチスではなく、邪教集団であったり、トレジャーハントストーリーでは当時あまり見られなかった暗い洞窟でのシーンが半分ほどを占めていたことがあまり受け入れられなかった。特にインドに関する描写はかなり映画的な創作じみた部分が多く、現在でも時折議論の的となっている(特に猿の脳みそシャーベットは幼い頃のトラウマになった者多数で、後年本物が発売されるなどしている)。このためか、80年代3部作のうちでは最も批評家筋の評価も低かった。興業的にはヒットこそしたが、世界的にやや前作割れという成績で上映を終えており、80年代の3作では一番低い。
スピルバーグ自身も本作の評価は否定的なものが目立ち、「自分は雇われ監督」「1941に並ぶ失敗作」と語っているが、その割には後年のシリーズ復活作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』では本作へのセルフオマージュとも取れるようなシーンが多数散見された。
しかし、一般客層、こと日本でのシリーズ作品の人気は本作をナンバーワンに推すファンも多く、「シリーズ最高傑作」「本作こそインディ・ジョーンズだ」とする者も数多い。それを顕著に示している例として、金曜ロードショーや日曜洋画劇場における再放送回数がシリーズ内で髄一の回数を誇ること、80年代シリーズでは唯一、村井国夫によるテレビ版吹き替え音声(金曜ロードショーバージョン)が全編現存していることからも伺える(2012年時点。他2作はカット版しか現存しない)。クリスタル・スカルの放送時にもストーリー的には最も関連が深いレイダースを差し置いて本作の再放送が選ばれたほどである。
このほか、上映当初から本作を絶賛する声があったこともまた事実で、観客が休まる暇の無い、スピード感溢れる展開の映画のことを『ジェットコースタームービー』と呼ぶようになったのは本作からである。また、そのジェットコースターを象徴するトロッコ場面はそのミニチュアワークの巧みさが好評を得たほか、直後の崖のシーンのマットペイントはCG全盛の現在でも大きな評価を得ている。
また、フジテレビ系の恋愛ドラマ(たしか「お見合い結婚」だった)で映画好きの登場人物が好きな映画シリーズにインディシリーズを挙げ、本作をナンバーワンに推しているという場面も存在した。
映画においても、本作に影響を受けたことが顕著なものが多数あり、とりわけユニバーサルが新時代のインディ・ジョーンズを目指して製作した『ハムナプトラ』シリーズやディズニーの『ナショナル・トレジャー』シリーズなどがよく知られる(この両シリーズは古代遺跡の洞窟や謎のお宝などは出てくるが、レイダースや最後の聖戦にいた軍隊などはほぼ出てこない)。また、つり橋を切ってピンチを乗り切る、橋が落ちた川にはワニが待ち構えているといった冒険映画のお約束的場面も本作から派生したものが多い。
また、ゲームシリーズでは近年だとLA-MULANAシリーズがインディの、とりわけ本作の影響が大きく見られるほか、リトルビッグプラネットでの個人製作ステージは本作のパロディステージが非常に多い。80年代から90年代にかけてのファミコン、スーパーファミコンやMSXゲームで『伝説の秘宝が眠る洞窟を探索する冒険アドベンチャー』といった題材が数多く存在していたほか、スーパードンキーコングシリーズのマインカートコースターのような終盤のトロッコチェイスを題材にしたものも非常に多い。
地方の遊園地では、アトラクションに本作のトロッコに影響を受けたと思われるものも多数あり、ディズニーランド(パリ)では、 本作のトロッコ自体がアトラクションの一つに採用されている。
なお、一部の雑誌などで当時ショート・ラウンドを演じたキー・ホイ・クァンがこの映画の後に夭折した、という情報を掲載したことがあったが、実際のところ『グーニーズ』などに出演後、表舞台で活躍する俳優より裏方の製作側に回ることを選び、現在は通訳や製作アシスタントとして活躍している。
ヒロインのウィリー・スコット役のケイト・キャプショーも次回作以降にまったく登場しなかったが、これはスピルバーグとケイトがこの映画をきっかけに映画のラストと同じで本当に夫婦になってしまったからである。
ストーリー
1935年上海、インディアナ・ジョーンズ教授はマフィアとの交渉が決裂し、料亭でトラブルに陥る。
歌手のケイト、相棒のショーティと共に命からがら飛行機で逃げおおせたインディだったが、その飛行機もギャングの運営するものだった。
その策略に嵌められたインディは燃料を抜かれた飛行機から脱出し、救命ボートで川を漂流、そしてインドへと漂着してしまう。
そこで出会った奇妙な老人に連れられ、小さな村に案内されるが、ここにあった秘石サンカラ・ストーンが邪教集団に奪われ、さらに子供たちを全て誘拐されてしまったのだという。
老人たちはインディを救世主として扱い、石と子供たちを取り戻すため、かつてマハラジャが支配していたパンコット宮殿へと向かうが・・・
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