インパとは、ゼルダの伝説シリーズに登場する女性である。
概要
ゼルダの伝説によく登場するキャラクターだが、作品ごとに設定は異なる。
多くの場合で共通する設定として、ゼルダの乳母でありシーカー族。年齢は老婆と大人の若い女性のどちらかがほとんどで、若い女性の場合はゼルダを守る女戦士でもある。
初代・リンクの冒険
初代「ゼルダの伝説」と「リンクの冒険」では説明書に書かれたストーリーのみの登場。
初代ではゼルダの乳母の老婆でハイラルを襲ったガノンを止められる勇気ある人物を探しに城を脱出するも、ついにガノンの追っ手に追い詰められたが間一髪でリンクに助けられ、リンクに事の経緯を話しゼルダ姫のことを託した。
リンクの冒険は初代のその後の物語であり、残された最後のトライフォース"勇気のトライフォース"の存在と"初代ゼルダ姫"にまつわる話をリンクに伝えた。
時のオカリナ
シーカー族の女性で、シーカー族の設定もここから始まった。銀髪でチェストプレートにタイトで露出の多い動きやすそうな紫の服装をしており初めて会うハイラル城ではゼルダの子守唄を教えてくれた後城の外まで連れて行ってくれる。
デスマウンテンの麓のカカリコ村は元々シーカー族の村で、族長でもあるインパが一般人に開放した。その為村の奥にはシーカー族が守ってきた王家の墓などがある。
ガノンドロフが城を乗っ取った際にはゼルダを連れて脱出し、後に六賢者の一人 闇の賢者として目覚める。 なお、他の賢者はボスに挑んだが叶わなかったなどの描写があるのだが、インパに関しては「闇の神殿をクリアしたらインパが闇の賢者だった」だけである。
ちなみに時のオカリナの七賢者はリンクの冒険の町から名前が取られているのだがインパは唯一の例外である。
ふしぎの木の実
ふしぎの木の実の大地の章、時空の章両方とも登場。ゼルダ姫からの命でホロドラムまたはラブレンヌに来ている。ふくよかな体型でゲーム内ではリンクへのアドバイスを行う。時空の章ではオープニングイベントから登場するが闇の司祭ベランに取り付かれており巫女ネールが連れ去られる原因を作ってしまう。
神々のトライフォースからちょっと後の時系列にあたる為、神トラには登場していないがゼルダに仕えていたということになる。
スカイウォードソード
最もゲーム中に活躍するインパはスカイウォードソードのインパと言って過言ではない。女神から遣わされたシーカー族の戦士で、容姿は右目のそばにだけとても長い一房があるとても短い金髪に額にオレンジのシーカー族の紋章と褐色の肌と特徴的で、服装は濃紺を基調とした軽装で斜めがけのケープのようなものをつけている時もある。
初めてしっかり対面する大地の神殿では自分がいなければゼルダを守れていなかったとリンクを叱咤しゼルダを連れて次の神殿へ向かう。その後ゼルダを時の扉を通して過去に連れて行く際には手加減していないであろうギラヒムの攻撃を青いバリアで何度も防ぎ、時の扉を抜ける間際にエネルギー球を落として大爆発させて時の扉を破壊した。その後もしばらく描写はないが過去の世界でゼルダと旅をしていたと思われる。
最終決戦が終わった後は自分が過去の時代の人間であると告げて現在へ行かず過去に残った。その際にゼルダから腕輪を渡されている。
実は何度も導いてくれた封印の神殿の老婆は過去に残ったインパであり、過去で「また会える」と言った通り全てが終わって帰還したゼルダと再会して約束を果たし、ゼルダの腕輪を残して光の粒となって消えた。
消えた理由は定かではないが、寿命を無理やり伸ばしていたから、過去が変わって使命がなくなったからなどと言われている。
神々のトライフォース2
ゼルダのお付きの老人で、兵士からも厳しい人物と評されるが、ゼルダ姫に事件を伝えたいというリンクを信じてゼルダ姫のところまで通した。
七賢者の一人であり、ユガに絵にされガノン復活に利用されてしまう。
ゼルダ無双
ハイラル王国の親衛隊長でありゼルダの側近でもある。
時オカとスカウォのインパがベースになっており、右目側にだけとても長い前髪がある銀髪で肌は浅黒く左目にはオレンジでシーカー族の紋章の風のマーキングがされている。また和風のテイストも加えられている。
使用武器は「太刀」と「薙刀」。太刀は水属性でダイゴロン刀をベースにした巨大な刀。薙刀は火属性。
レジェンドモードはゼルダと緑衣に似合う勇者を探している場面からプロローグが始まり、序章1面でヴァルガと交戦し危うくやられるところをただの訓練兵士だったリンクに助けられリンクが勇気トライフォースの勇者だと確信する。このリンクが勇者になる経緯は初代の設定に似ており、製作陣のゼルダ愛が伝わってくる。
その後は居なくなったゼルダの代わりにハイラル軍を牽引する。
ブレス オブ ザ ワイルド
ハイラル王国東部ハテール地方に位置するシーカー族の村であるカカリコ村の村長をしている老婆。100年前の「大厄災」以前はハイラル王国の執政補佐官だった。
回生の祠で記憶喪失の状態で目覚めたリンクをガノン討伐のため導く役割を受け持つ3人のシーカー族のひとりで、台地の老人(100年前に死亡したハイラル王の魂)から、始まりの台地を脱出後まず最初に彼女を訪ねることを勧められる。いつもカカリコ村の屋敷の一階の上座で3枚重ねの座布団の上に座っており、リンクに対し1万年前の伝承とゼルダからの言葉を伝える役割を受け持つ。
血縁者として、孫娘のパーヤとハテノ村で研究者をしている姉のプルアがいる。
厄災の黙示録
ブレスオブザワイルドのインパの100年前の姿。孫のパーヤとそっくり。ゼルダ姫の執政補佐官であり、護衛も務める。プレイアブルユニットとして操作でき、短刀や分身の術を駆使し戦う。
インパル
インパルとはトワイライトプリンセスの忘れられた里にひとり住む老婆で、ブルブリンに里が占拠されていた間イリアと助け合い隙を見てイリアを逃した。天空への使者の言い伝えを守っており、使者の証であるコピーロッドを持つリンクに天空の古文書を渡してくれる。
忘れられた里は元は王家に仕える一族の隠れ里であったらしいが一族は長引く戦乱によって滅んだとされていたそうで、インパルの名前は村を作った偉い御方からもらったという。
木彫りの聖なる像の意匠や立場から里の一族はシーカー族と推測でき、インパルは我が一族と言っているためシーカー族の生き残りと思われる。インパ以外のシーカー族はインパルが初。
元々はおばあさんではなく、おじいさんの設定だったらしい。こちらを参照
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関連項目
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