止まらないスピードで、止まるんじゃねぇぞ...
インフィニットオルフェンズとは、ニコニコ動画にてユーザー、空き缶氏が投稿、更新を行っている異世界オルガシリーズである。インフィニット・ストラトスと鉄血のオルフェンズをクロスオーバーさせた動画MADであり、第1期が2018年7月7日に第1話が投稿され、2018年10月14日に12話(最終回)が投稿された。現在、2018年12月20日から第2期が投稿中である。
その巧みなクロスオーバー設定が好評を得て、ファンアート、小説などの三次創作も盛んに行われている。
風紀委員との約束
他作品の出張コメントは控えましょう。原作サイト感想欄での本作の言及や、他作品などの荒らしネタの持ち込みはどんな理由があろうと厳禁です。
どの作品のファンも、気持ちよく作品を楽しめるように配慮をお願いいたします。
「止まるんじゃねぇぞ、とは言ったがよ。其処は止まれよ・・・」
概要
オルガ・イツカと三日月・オーガスがインフィニット・ストラトスのIS学園に転入し、新たなる、そしてかつて味わえなかった学園生活を送ると言うコンセプトで製作されているクロスオーバーMAD。団長と三日月が織り成す、波乱ながらも楽しげなもしもの世界を描いていく、丁寧な構成と成長していく編集技術。何より、かつて彼等が味わえなかった平和な日々を描いていることから支持と人気を集めている作品である。
その支持は視聴者の支援という形で現れており、NCED、インフィニット・ストラトスのキャラと共に駆け抜けるために作られた走り続けるオルガ、三日月、マクギリスのBB、ガンダム・バルバトスやバエルの戦闘BB、そしてかんたんアトラちゃんに続くかんたんミカくん、かんたんオルガくん、回り回ってインフィニット・ストラトスのキャラのかんたんシリーズ、切り抜きの走り続けるGBなど、異世界オルガの動画を充実させる為にインフィニット・ストラトスのキャラの素材すら作られるという副次効果まで産み出される事態となった。かんたんシリーズはどこで使えばいいのか検討もつかない。
特にオルガBB、三日月BB、マクギリスBBはほぼ手書き・・・一から作られたようなものであるため感嘆と驚愕を産み、三日月に至っては五体満足で不自由なく走るその姿が感動を呼ぶほどの出来映えで、「これが見たかった」「五体満足で走る三日月は久しぶり」などと喝采と称賛を浴びている。
また、果敢なクロスオーバーカップリングが展開されており、クロスの醍醐味である良質なカップリングには多くの支持が集まっている。ニコニコ静画に有志達のファンアートも投稿されているので、興味があれば覗いてみるのもいいだろう。
このように視聴者からも概ね受け入れられていることから、空き缶氏の敏腕にして繊細な動画製作の妙が伺えると言うものだろう。
あらすじ
決して散らない鉄の華を率いる男、オルガ・イツカ。その背中を見つめ、共に走り続ける三日月・オーガス。
立ち止まる事のない二人が辿り着いたのは、MSとは似て非なる、女性のみが起動を可能とする特殊な兵器『IS』にて、女尊男卑が社会基盤となっている世界であった。その世界に二人は転生を果たし、IS学園に転入する事となる。
騒がしくも、かつて望むべくも無かった平穏、青い春を謳歌していく二人。此処は俺達の辿り着く場所なのか。此処こそが、俺達の辿り着くべき場所なのか。
その答えが、止まらない限りその先にあると信じて。新たにIS学園にて出逢った仲間達と共に、鉄華団団長・・・そしてそれを支える男は、止まることなく走り続ける──
登場人物
本項ではインフィニットオルフェンズでの設定を軸として登場人物の解説を行う。各登場人物の原作設定については、それぞれの大百科を参照のこと。
主人公トリオ
我等が鉄華団団長。決して止まらず、皆を止まらない限り、その先に連れていってくれる男。ISは王の玉座『獅電』。結構カッコいい。単一仕様能力(ワンオフアビリティ)は気力と体力が尽きない限り復活する『希望の華』。
スペックは大したことはないが単一仕様能力が強力であり、積極的に盾として最前線に立つ事ができる。
副作用なのか流れ弾がよく命中する。非展開時も発動するなどISの常識を越えた力。
シールドによる防御に依存するISとしては珍しい全身装甲(フルスキン)タイプ。バルバトスも同様。
待機状態はオルガの前髪。
かつての前世にて止まらないことを命令として発した彼自身が、転生という形でインフィニット・ストラトスの世界へと脚を踏み入れる。かつて味わえなかった女性との触れ合い、学生と言う立場もあって、かつて見せなかった隙の多い照れや焦りなどの年相応な姿を見せる。
今までが鉄華団のような男所帯でしか暮らしておらず、同世代の女の子は名瀬の兄貴の嫁くらいしか見てこなかったと言うこともあってか、女性に全く免疫と言うものがない。
理不尽や筋が通らない真似には変わらず果敢に立ち向かう意志と優しさを兼ね備えており、圧倒的な耐久力の低さをものともせず自らの生き様を魅せるその姿は、紛れもなく我等が団長その人。どんな場所でも変わらぬけして散らない鉄の華である。そしてその生きざまに、強く魅せられた少女と急速に距離を縮め──
童貞(多分)。覗き常習犯。恐ろしく察しが悪い。
「あぁわかったよ!護ってやるよ!」
「『俺』が護ってやるよ!!」
オルガの傍らにて共に在り続ける男。IS学園最強にして鉄華団のエース。IS『ガンダム・バルバトス』は悪魔でパートナー。待機状態はアトラから貰ったミサンガ。風紀委員。
オルガの親友にして共に在る大切な仲間。オルガと共にIS学園に転入し、風紀委員として、そして仲間達を護るために懸命に、真摯に努力を重ねていく。
初めは環境への戸惑いか辛辣な物言いが多かったものの、慣れてからは仲間思いの一面を見せ、友人を理不尽な暴力から庇いだてするなど優しい一面を見せた。
ISの操縦技術は例によって最強クラス。バルバトスシリーズの全ての武装を呼び出すことが可能なほどの大きな拡張領域(バススロット)を持つ機体をシャルも真っ青の高速切替(ラピッドスイッチ)で的確に武装を切り替えながら戦う様は圧巻。
主兵装のメイス類や機体そのものの質量と機動力を活かした突撃撲殺殴打戦法は、例え第三世代ISであろうと為すすべなく蹂躙されるほどの制圧力を持つ。
ブルー・ティアーズのオールレンジ攻撃も滑腔砲であっという間に全機撃墜するなど半ばNTのような射撃も見せた。しかし、学園生活には殺傷はご法度なのでオルガが止めないとエライことになりかねないのが難点。
実際セシリアは殺しかけた。訓練の成果か何故かラウラのISに仕込まれていたアインを撃破した際にはラウラのみを殺傷せずに救出した。
アイン戦の後にラウラに求婚され、あっさり承諾。その翌朝にはとてもお見せできない「夫婦の寝室」を見せつけるほどに親密になり、目撃したオルガを呆れさせた。何ヤってんだミカァ!
第2期でもその仲は健在で、むしろミカがデレデレになっている始末。何デレてんだミカァ!
眠るときはナイトキャップ着用。ラッキースケベ、睡眠妨害は許さない。
「殺さないようにって、難しいな」
「可愛いと思ったから」
「面白いから、いいか」
世界有数の…というか三人しかいない、本来なら唯一の男性IS操縦者。上記二人のクラスメイト。二人にはイチカと呼ばれている。
本来ならば別の学校へ入学するつもりだったのだが、男性でありながらISを動かせる資質と素養を持っていたために半ば強引にIS学園へと転入となってしまった。女性ばかりの針の筵だったところを二人の存在に助けられ、以降親しげに着替えたり、肩を組まれたりする親密な仲となる。
三日月やオルガとの友情は厚く、三日月には自らのISを貸し与えたり、オルガとは良くコンビを組み他者と対決することが多い。1カ、3カ、5カトリオとして活躍している。
鈍感にして深刻な難聴を患っている。隣で夫婦が致していてもまったく気付かずに安眠が可能。理不尽に殴られても文句を一切言わない聖人メンタルを持つ。
原作より慕うヒロインが三人減っているが、その分ヒロインズの仲も良好になり、ダブル幼馴染には相変わらず好かれているため、総じて平和で恵まれた環境となっている。
「酢豚だ!」
「負けたら男じゃねぇよ」
ヒロインズ
父が経営するフランスの軍需産業デュノア社が抱えるIS技術の遅延を解消するため、男性操縦者のISのデータを収集、あるいは強奪するために接近させる名目でIS学園へとやってきた。性別を隠し、シャルル・デュノアと名乗り男性組へと交流と接触を果たす。
暫くは問題なく交流を行っていたものの、自室でシャワーを浴びていた所にボディーソープを補充にやってきたオルガと裸体で鉢合わせを行ってしまい性別がオルガに露見してしまう。
そしてそのまま誤魔化すことはせず、オルガに全てを話し、自らの素性を明かし謝罪する。そのまま本国へと強制送還されるのを待つばかりと思っていたシャルロットだが、理不尽な対応に憤るオルガが発した『俺が護ってやる』という言葉、自らを庇ってくれた彼に特別な感情を抱く。その後は急速に距離が縮まっていき──
「オルガって優しいね」
メインヒロインの一角。三日月の夫。ドイツ代表候補生にして夫婦の営みに積極的な女子。しかし水着は恥ずかしい。
色々あってドイツ軍IS部隊の教官であった織斑千冬を今も師仰ぐ銀髪の美少女。左目にはかつて施術された実験の名残たる金色の瞳を隠すための眼帯が付けられている。
敬愛する教官の戦績に泥を塗ったと一夏を毛嫌いし、幾度も排除しようと試みるが、風紀委員たる三日月に何度も阻まれて遂に一度も果たせぬままに私闘を禁じられ、クラス別トーナメントにて決着を持ち越すこととなる。
そこで手合わせした三日月に徹底的にメイスを叩き込まれ、そして自らすらも把握していない自らのISの隠された力が発動し、取り込まれてしまう。暴走と言ってもいい状態の中、三日月の懸命な戦いと救出活動により──
色々あった末に彼女は三日月の夫となった。異論は認められなかったので、三日月も申し出を受け入れ、彼等は無事に夫婦となったのである。
ミカとは改造手術経験があったり幼い頃から過酷な運命であったなど共通点が意外とある。
「今日の所は退いてやる・・・」
「わ、私にも心の準備というものがあって・・・」
メインヒロインの一角。一夏の幼馴染みであり、クラスメイト。一夏に密かに想いを寄せているのだが、色々あって精神的に不安定気味で気性が激しいことが災いして、中々素直になれないでいる。
オルガには全く靡く様子は無いが、覗きをされても一度殺すだけで許している辺り、心優しい女の子であることは疑い様が無いだろう。
イチカの隣の席をキープしたり、練習機を態々借りて一夏の特訓に付き合うなど、健気でいじらしい女の子である。
かつて父から剣術を習っていたため剣の腕はかなり高く、木製のドアをぶち破ったりオルガを単一仕様能力発動に追い込むくらいに威力のある突きを木刀で放つことが出来る。
一夏に当初当たりが強いのは小学生時代に同門だったのに腕が見るも無残に落ちていたため、という理由もある。
イギリス人やフランス人が混じっているのにヒロインズで一番長身かつ巨乳なためか深刻な覗き被害に遭っているが、それは友好の現れでありオルガも彼女を『シノ』と呼んでいる。否定しない辺り、満更ではないのかもしれない。
原作よりライバルが三人減っている上、基本的に恵まれた描写が多いため原作比三歩くらいリードしているが悲しいかな一夏は度を越した朴念仁かつ難聴持ち。原作にすらなかった理不尽な暴力描写が目立つが、それは放送当時の風潮なので仕方のないところ。(これでもIOだとカットされている)
「こう、ガーッと近付いて、ガキッ、ドガーンといった感じだ!」
「死ぬな!絶対に死ぬな!」
転入初日から自らの立場を鼻にかけ男子組にマウントを取ろうとしたエリート。当然反発を是として来たオルガ達が素直に従う筈もなく、あれよあれよという間に決闘の流れとなった。オルガが戦う筈であったが、三日月が代理として申し出たことにより三日月と対決の流れとなる。
初めは男子と侮り余裕に構えていたが、三日月の身体を張った説得と真摯な風紀活動による誠実さが深層心理に深く刻まれ、ガンダム・バルバトスの勇姿が頭から離れなくなる。戦いの中でセシリアは風紀の素晴らしさと喜びに目覚め、それを教えてくれた三日月・オーガスに絶対の信頼を寄せるようになったのであった。その関係は最新話においても変わらず、三日月が一声かければあらゆる命令を実行する。
忠犬セシ公。人の食べ物じゃないサンドイッチを振る舞う。バスケットォ!
料理はもうちょっとしたら上手くなるがアニメではあんまり描かれてなかったのでどうなるだろう。
「何故、こんな気持ちになるのでしょう・・・」
「やはり此処はイギリス代表候補生!セシリア・オルコットの出番ですわね!」
「よろしくてよ!」
一夏のセカンド幼馴染。サブヒロイン。中国の代表候補生。酢豚の子。キャラクターの声がイメージと違うってよく言われる中国娘。
転入当日から「止まるんじゃねぇぞ...」からのセルフツッコミを行うという高等テクニックを披露し、面白黒人枠代表候補生としてのポテンシャルを示した(現状、「止まるんじゃねぇぞ...」を披露したのはオルガ以外では彼女のみ)。
しかしそのポテンシャルがラブコメ方面で生かされることはなく、一夏争奪戦においてライバルの箒に大きく水をあけられてしまっている。原作よりライバルが減っている…はずなんだけどなあ…
劇中では原作同様にセシリアとニコイチに なっている様子。残った二人に明日はあるのか…
「な、何てこと言うのよあんたは!」
「そ、食べたいって言ってたでしょ?」
「よぉし殺そう!」
第二期より登場したIS学園の生徒会長。学園で最強と言われている。自由国籍権を所持しているため日本人なのにロシア国籍である。
原作のはた迷惑な行動はあまり変わらず、特訓シーンはカットされているため単に「迷惑な人」という印象が強い。
またミカという風紀委員がいるためか学園最強という称号も危うい気がする。
「お姉さん、そんなに甘くないわよ?」
「じゃーん!水着でした~」
原作と同様に姉とすれ違っている。アニメ好きという面も変わらず、Fate/stay night(ディーン版)を見てヒーローに憧れている(アーチャーはヒーローになれない人だけどな)
そして惚れた相手が他と同じように一夏からオルガへ変化。だが言うまでもないので振られてしまう。
そこからはなんとか立ち直ってはいる。
その他の登場人物
ご存知?ガンダム・バエルとアグニカ・カイエルに魅せられて人生を作り上げそして持ち崩した男。何の因果か、お約束かオルガと同じく転生していたらしい。
オルガのクラスが臨海学校で宿泊先にした旅館「場亜流」の主となっている。特徴はそこら中に建立されているバエル像。
オルガにはやっぱり口では言い表せない複雑な何かがあったのかまず一発ぶん殴られている。
どこで知り合ったのかIS世界のやべーやつこと篠ノ之束にIS版のバエルを発注しているなどやっぱり怪しい男である。
第2期ではIS学園に出没しており、一夏から先生と言われているため、IS学園の教師をやっているらしい。
ロリコンやバエルバカなところは健在。
「さぁ、目覚めの時だ」
オルガのクラスである1-1の担任と副担任。千冬は一夏の姉。
オルガをげんこつ一発で単一仕様能力発動に追い込むゴリ…ゲフンゲフン、たくましいお姉さまである。IS世界最強の使い手と言われるだけはあるのだろうか。
山田先生はオルガにラッキースケベを提供したりした。
IS世界のすべての元凶であり、テロリストといえるマッドサイエンティスト。ISを単独で開発した優秀な科学者。
箒が父母と離れ離れになり、政府からの監視下に置かれる状況に追い込み精神的に不安定にした姉の屑。
専用機にして第四世代ISの紅椿を与えたり多少歪んでいるとはいえ本人的には肉親の情はある模様。世界中が第三世代に躍起になってるなかでポンと第四世代を与えるあたりがアカンのやぞ。
どういう繋がりかマクギリスにバエルを作り与えた。
パッと見るとあんまり妹には似ていないが、胸の大きさあたりに姉妹っぽさがある。
イメージモデルが兎で、作中のメカニックを一身に手掛けるてぇんさぁい科学者でありながら、同時に遊び感覚で世界を破滅に導くやべーやつぶりから、視聴者から「桐生戦兎みたいなエボルト」「エボルラビット」「天災兎(ラビットハザード)」とヤベーイあだ名を次々と付けられている。エボルトオオオオオオオオ
何故か転生しており束の助手を務めている。自分しか使えないレベルの小難しいパラメータ設定をする人なんですが大丈夫なんですかね?
何故か転生してきた人その2。引き続きドラグーンを操るためそれらの兵装に対して耐性がない鉄血勢が手を焼くことになる。
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関連項目
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