インフォグラムとは、フランスのリヨンを本拠地とするゲームメーカーである。ATARI2600を売り上げた(そして後にアタリショックを引き起こした)アタリの親会社でもある。1983年創業。
概要
インフォグラムはBruno BonnellとChristophe Sapet がコンピュータ入門書の収益を元手に創業した。
社名の由来は、フランス語の単語である "informatique"(情報技術)と "programme"(プログラム)を組み合わせて、少し修正を加えて"Infogrames"となったらしい。ちなみに当初はZboub Système(zboub はフランス語で「ペニス」の意)という社名にしようとしていたが、法律家が説得して思いとどまらせたという話がある。そりゃそうだ。
インフォグラムのロゴはアルマジロをデザインしたもので、現在の本拠地に移転した際に使うようになった。ロゴを逆さまにして見てみると…?。Bonnellはこれについて、「この恐竜[1]は我々のシンボルだ。アルマジロは氷河が溶け出し砂漠化する最悪の事態まで、環境の変化に適応して生き延びてきた」と述べている。確かに現在も生きてるが…(アルマジロをインフォグラムに例えた場合)
インフォグラムはゲームのアイデアが独創的で、内容がユーモラスという特徴が多い。ゲームの題材はタンタン、アステリックス、Les Tuniques Bleues、スピルー、スマーフなどのバンド・デシネ系のゲーム化が多いが、どれも似たようなゲームデザインで、欠点(というかクソゲー)が多い。そのため、インフォグラムはフランスの"死の虹"(LJN)、"バンダイ"というポジションとなっている。
最近はアタリのブランドを復活させたり、インフォグラムの社名を子会社に合わせてアタリに統一したりしている。そのため現在はアタリ(2代目)ということになる。(余談だが2013年1月にアメリカのAtari Inc.は関連会社のAtari Interactive Inc.とともに破産法適用を申請し、親会社のAtari SAから独立して再建を目指すこととなったらしい。これから先は大丈夫なのだろうか…)
関連動画
↑の動画は11:40辺りから
関連項目
「あーもう うるさいな インフォグラムなんだよ!ったく」
脚注
- *原文の“dinosaure”をそのまま訳したもの。『La Saga des Jeux Vidéo』(Daniel Ichbiah著、フランス語)第6版より。Googleブックスで該当箇所を検索した結果はこちら
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- ページ番号: 5249577
- リビジョン番号: 2900308
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