『イース・オリジン』(Ys ORIGIN)とは、日本ファルコムより発売されたアクションRPGである。
ニコニコ動画内では関連動画に「オリジン」というタグがよく使われている。
概要
イースシリーズの七作目にあたるが、従来のイースシリーズが赤毛の剣士アドルを主人公にしたものであるのに対し、本作はアドルが活躍するイース第一作より700年前の世界を舞台にしている。その為、シリーズの正式なナンバリングタイトルには含まれず、外伝的な位置付けをされている。
魔物から逃れる為イースが天空に上がった後、消えた双子の女神を探す為に地上の塔へ捜索隊が出発する所から物語は始まる。
基本的な戦闘システムは前年に発売した『イース -フェルガナの誓い-』を踏襲している。
最も大きな違いは複数の主人公の中から一人を選んでストーリーを進める点である。初期段階での主人公は二人。二人のストーリーを両方クリアすると、三人目の主人公が解禁される。
拡張ディスク
2007年3月中旬より、日本ファルコムのメールマガジン登録者限定で『イース・オリジン』への機能追加プログラムを収録したCD-ROMが配布された。
※ただし拡張ディスクは配布限定数に達した為、2007年7月20日に配布を終了している。
2007年3月29日発売の「Vista対応版」は、この追加機能が初めから実装されている。
主な追加点
主な登場人物
- ユニカ=トバ
本作にて主人公の一人である少女。鍋つかみのような大きなミトンの手袋をして、幼さが残る顔に似合わず斧や大剣を振り回して戦う。
神官の家系でありながら、魔法が使えない事にコンプレックスを抱いていたが、何事にも臆する事のない勇気と明るさで、自分自身とイースの未来を切り拓いていく。
《操作キャラクターとしての特徴》
接近戦型キャラクター。基本的な操作感は「フェルガナの誓い」のアドルと似ており、操作しやすい。 - ユーゴ=ファクト
本作にて主人公の一人である魔道師の少年。生まれ持った強力な魔力に自身の人生を翻弄される事になる。
「何のための力か・・・、何のためなんだろうな・・・」
そして様々な人物から「誘い」を受け、それに惑わされ悩んだ末、彼が最後に選んだ道とは。
《操作キャラクターとしての特徴》
魔法弾を放つ遠距離攻撃型キャラクター。移動速度は三人の中で一番遅い。
公式では初心者向けキャラクターとして紹介されている。たしかに敵が柔らかいイージーモードまでなら、魔法弾を適当に打ちまくっていれば何とかなるお手軽キャラクターに思えるが、敵が固い高難易度モードではユニカ以上にテクニックを駆使しないと中々敵の体力を削れないので、高難易度モードでユーゴを使う時は注意が必要である。 - 鉤爪の男
ユニカ編とユーゴ編をクリアーすると主人公として使用できる。前述二人のシナリオでは分からなかった彼の真意が明らかになる。
某女神様曰く「不器用な人」。
《操作キャラクターとしての特徴》
ユニカ同様、接近戦型キャラクター。移動速度が三人の中で最も速い。ただし、ジャンプの軌道が若干低く、風のスキルが超高速移動なのでダンジョン攻略が他のキャラクターより若干難しい。しかし、慣れると敵を粉砕しながら高速移動できるので上級者向けキャラクターと言える。 - リコ=ジェンマ
ユーゴの幼なじみで神官ジェンマの孫であり、少々ドジな眼鏡少年。練成魔法で、主人公たちの武器を強化してくれる。 - レア
イースの「双子の女神」の一人。本作において、ある人物のシナリオでヒロイン的な立場を担う。 - フィーナ
イースの「双子の女神」の一人。レアと共に行方不明になる。 - エポナ
イースを襲った勢力に属する少女。好戦的な性格だが、自分よりも身分が上の者にタメ口で話したり、敵に対しても気さくに話しかける等、無邪気な一面もある。
「理屈っぽくて根暗なのが多い」という理由で、魔道師を嫌っている割にはユーゴに何かと絡んでくる。 - キシュガル
イースを襲った勢力に属する男。斧槍を持って戦い、強敵との死合いを求める。
単に戦い好きなだけの狂戦士なのか、或いは死闘の先に何かを見出している人物なのか、選んだ主人公のシナリオによって、印象が変わってくる人物である。 - ザバ様
イースを襲った勢力に属する貴婦人。魔物を召喚する能力を持つ。
コウモリを投げつけて来る事はないが、ヨーグルトとオムレツを主人公たちにご馳走してくれる。 - ダレス
イースを襲った勢力を率いる首領格の男。巨大な魔力を持ち、自らを”《闇》を導く者にして、大いなる《魔》に仕える下僕”と名乗る。
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関連項目
関連リンク
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