概要
2000年にパナソニック、ソニー、日立、東芝など、電機メーカー、放送局などが集まって発足、当初はeプラットフォーム(ePF)と呼ばれた。2001年に事業会社が発足するも、ソニーが撤退した。
110°CSデジタル放送の開始に併せ、専用チューナー(epステーション)に内蔵されたHDDに放送内容を録画し、好きな時に番組を選んで見られるようにしたサービスとなっていた。
2002年2月に記者発表され、錚々たるタレントを起用して次世代のテレビ放送としてPRを行った。
当初は2002年のFIFAワールドカップ日韓大会の前にサービス開始を予定していたが、epステーションの製造が間に合わず、終了後の7月からの開始となった。
しかし、1番組あたりに割り当てられたHDDの容量はとても少なく(全体でも20GBしか割り当てられない)、画質も標準画質(SD)でなおかつノイズが目立つという有様だった。
双方向機能においても、ブロードバンド向けのLAN端子は搭載されず、電話線を使う音声モデムしか搭載されなかった。
また、有料だったことで視聴者数もそれほど集まらなかった。
大手電機メーカーがこぞって参加し、未来が明るかったデジタル放送ならではのサービスとしてアイデアこそよかったものの、当時のHDDではそれほど大容量を確保できなかったこと、また地上デジタル放送の開始前だったことで、epステーションには地デジチューナーは搭載されず、DVDドライブも搭載されなかったことで、レコーダーとしても中途半端なものでしかなかった。
あらゆる点でも時代を先取りしすぎたサービスであり、先のことを見越した仕様とはなっていなかった。 結果論ながら、あと4年あとであれば、HDD容量は格段に上がり、ブロードバンド環境と併せて、良質なサービスになったのは間違いなかっただろう。
最終的に2004年4月で蓄積サービスは終了、イーピーは委託放送会社として設立したイーピー放送でハイビジョンによる無料放送としてリニューアルした。
その後イーピー放送はジュピターTVに買収され、2007年10月に、ショップチャンネルとなった。
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