ウィッチウォッチ(WITCH WATCH)とは、週刊少年ジャンプで2021年10号から連載中のマジカルコメディ漫画である。作者は篠原健太。
概要
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「SKET DANCE」「彼方のアストラ」などの代表作を持つ篠原健太の最新作。魔女見習いの女の子と幼馴染の鬼の末裔男子が使い魔として一つ屋根の下で同居しながら時にラブコメ、時にバトルを繰り広げる。「一年以内にニコに災いが起こると予言されており、使い魔たちがそれを守る」という縦軸のストーリーがあるものの、一方で「ニコの魔法が原因で巻き起こるドタバタコメディ」というギャグ要素もメインと言ってもいいぐらいに強く、「他の生徒のお悩みを魔法を使ったり使わなかったりで解決する」「癖の強い生徒がニコたちに絡んでくる」「漫画オタクによる漫画のメタ発言的ギャグ」といったスケダン的なギャグ要素も強い。
YouTubeの「ジャンプチャンネル」では漫画の絵に声優が声を当てたボイコミ動画が多くの作品でアップされているが、ウィッチウォッチのボイコミ動画には「コント」という一言が添えられている。さらに全キャラクターを5人の声優が演じており、大量のキャラクターが出る回では複数役を兼ねて演じられることも多い。要するにアニメ版のギャグマンガ日和スタイルである
劇中に登場する漫画作品『うろんミラージュ』の中の1話が丸々掲載されたことがある。
2025年4月よりTVアニメが放送開始予定。連載デビュー作から3作連続でアニメ化されたWJ作者は「逃げ上手の若君」の松井優征に続いて2人目(ジャンプ+などのWeb連載作品含む)。
主な登場人物
ニコとその使い魔たち
ニコを始め、現代の魔法使いはほとんどが「白魔女(ウィッチ)」と呼ばれる善の存在だが、一部に闇へ落ちた「黒魔女(ウォーロック)」という存在があり、ニコは黒魔女に狙われるほどの強大な魔力を秘めている。ニコを守るために同居人として暮らし、彼女の青春をひそかに見守るのが使い魔たちである。
若月ニコ(わかつき・にこ)
モリヒトの幼馴染である魔女。小学4年生のころに魔女の聖地で修業をするため引っ越していったが、6年間の修行を終えて帰って来た。「人の助けに立ってこそ立派な魔法使い」という考えのもと魔法を使うが、使う魔法はほとんどがデメリットや反動があったり癖が強いものばかりで、その魔法で周囲の人物が騒動に巻き込まれる…というのが基本パターン。一方でその魔力を黒魔女に狙われており、さらわれることもあるなどしっかりヒロインである。
乙木守人(おとぎ・もりひこ)
鬼の力を持つ少年。ニコの使い魔となり、同居生活を始める。
同居人たちの家事全般を一手に引き受ける世話焼きな男で、特に料理が得意。感心のないことには目が真っ黒になるが、ヴィンテージのデニムやお笑いなど趣味のことになると人が変わったように語りだす。
風祭監志(かざまつり・かんし)
天狗の力を持つカラスの使い魔の少年。関西弁で喋る。人懐っこく、モリヒトとは初対面では対立していたがすぐに仲良くなり乙木家に居候し出す。尊敬する人物は「男はつらいよ」の車寅次郎。
ニコとは修行期間中によく遊んでいた仲。
考えなしに行動してはすぐ後悔する性格のため常に金欠気味で、変なバイトに巻き込まれたり、大量の内職をこなそうとして高速魔法をMAXでかけてもらった結果キャルッてしまったりする。
真神圭護(まがみ・けいご)
ニコやモリヒトと同じクラスメイトのサブカルクソ野郎。
狼男の血を引いており、三日月状のものを見ると野性的な裏の人格「ウルフ」が目覚める。
災いの予言を巡る事件では諸事情によりモリヒトたちと一戦を交えたが、事情が解決してからは新たな使い魔として乙木家に居候を始める。
霧生見晴(きりゅう・みはる)
見た目は可愛らしいショタキャラだが吸血鬼の力を持つコウモリの使い魔の少年。血ではなく生命エネルギーを吸収する。特にモリヒトの生命エネルギーは最高らしい。
自分の可愛さを自覚した振舞いをするため同居人たちにぐぬぬされる。
宮尾音夢(みやお・ねむ)
良家の魔女で所謂ライバル的ポジション。変身魔法で猫の姿になれるが、眠ると効果が切れてしまう。モリヒトを自分の使い魔にすべく動いている。
TVアニメ
2025年4月より放送開始予定。アニメーション制作は「きんいろモザイク」の天衝が立ち上げたバイブリーアニメーションスタジオ。監督に「トニカクカワイイ」の博史池畠、シリーズ構成を「古見さんは、コミュ症です。」の赤尾でこが担当する。
キャスト
関連静画
関連リンク
関連項目
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