ウイニングポスト(Winning Post)とは、コーエー(現:コーエーテクモゲームス)が発売している競馬シミュレーションゲームである。
略す場合は「ウイポ」や「WP」などが使われる。
概要
信長の野望、三国志シリーズを手掛けるシブサワ・コウブランドによる開発で、家庭用作品ではダビスタと双璧をなす競馬ゲームシリーズ。あちらは発売間隔が開くことが多いが、こちらは毎年最新の競馬事情に対応させたバージョンを発売している。
大きな特徴としては、Windows版を前提として制作されているため、グラフィックが(比較的)リアルなところ。条件戦を含め、ゲーム内で開催されているレースはプレイヤーが出走していなくても全て処理され、成績がしっかり反映されているところ(このため1週経過させるだけでも時間がかかる)。
また時間の流れがあり、引退・死亡した馬は二度と出てこず、騎手や調教師なども成長~引退する(こちらはループする)ことや、馬主(プレイヤー)は馬の調教・育成にはほぼ関与せず、育成ゲームというより経営ゲームに近いことなどが挙げられる。また7では史実の馬との対戦や所有が可能になった。
この際スタートは発売時よりも過去であるがレーシングプログラムや競馬場のレイアウトは発売時点のものをそのまま使用するため、当時不遇だった馬が史実以上に大活躍したり、現代の整備されたローテーションを戦う過去の名馬たちの姿を追うことも可能に。権利上の問題からかファンファーレは本作オリジナルの楽曲だが、大井競馬場でのGI・JpnI競走で使われるファンファーレだけは実際の競馬場で用いられているものを使用している(2021年現在使用されている1つ前のバージョン)。
2020年のダビスタに先駆けてウイニングポスト7 2010から音声実況を導入しているが、導入当初はまだ技術が追い付いていなかったのかレース展開にそぐわない不自然な実況が多かった。元々の実況パターンも少なく、収録の都合で7の醍醐味の一つであった史実の名実況再現の大半が削られてしまったなどで当時の評判はよくない。
ウイニングポスト2は唯一コンシューマゲーム版が最初に発売された作品である(1995年にSFC版が発売され、1年後にPC版が発売された)。プレイ年数も30年のみであり、他の作品とはかなり毛色が異なる。
2009年に発売した派生作「ウイニングポストワールド」は、新しい試みがスベって甘い作りこみが目立ちその評価はおしなべて低い。そのためプレイヤーからは、旧作のナンバリングタイトルである6や7を勧められることも。
4から5にかけて同じコーエーから発売されていたジーワンジョッキーシリーズと連動要素があった。ウイニングポストで育てた馬をジーワンジョッキーに登場させたり、逆にジーワンジョッキーで育てた騎手をウイニングポストに登場させることができた。ジーワンジョッキーのシリーズ終了に伴いこの要素もなくなったが、Nintendo Switch版のウイニングポスト8 2017においてジーワンジョッキーの後継タイトルであるチャンピオンジョッキー スペシャルとの連動要素が久々に復活した。
近年の展開
2004年の7無印発売以来、新規ナンバリングの動きは見られず7シリーズのデータ更新版の発売が長く続いていたが、2014年3月27日にウイニングポスト8が発売。PC版、VITA版、PS3版(PS3版は2017まで)が発売されており、PC版はオンライン非対応である。バグが多いので遊ぶならアップデート必須。スタート時期は7の開始時期より2年戻り1982年となる。ver1.02以降は一部ではあるが海外馬の購入、海外種牡馬の種付けが可能になっている。
2016からはPS4版が発売されている。2018ではステータスが細分化され、調教で伸ばしたいステータスをある程度狙って成長させる事ができるようになった(スタミナ等伸ばせないステータスもある)
ウイニングポスト9(2019年~2022年)
2019年3月28日に最新作ウイニングポスト9がPC版、PS4版、switch版で発売。本作はオグリキャップ引退後の1991年からのスタートとなる。9独自のパラメータに闘志が追加されており、この数値が高いとパラメータが低い馬でも強い馬に対抗できるようになる。またGIやトライアル等でライバル関係となった馬と配合すると爆発力が増加する新配合理論が追加された。
しかし8までに採用されていた多くの要素を廃止した事や闘志の影響が強すぎてゲームバランスが悪すぎる事、馬の購入やジョッキーの選択に至るまで自由度が低すぎた事等からすこぶる不評の作品となってしまった。また、一頭の馬に強化コマンドを集中させる事で能力の低い駄馬からでも簡単に強い馬を作る事が出来る事から攻略の要素もお世辞にも良い物では無かった。
続編にあたる2020では、これらの要素が大幅に修正。8で採用されていた結婚の要素も再び追加され、ジョッキーの選択もある程度自由になった。馬の能力を強化する絆コマンドに回数制限がつき、一頭の馬に能力を強化する絆コマンドを大量につぎ込む事は不可能となった。
また、海外遠征で最初は実力を発揮する事が難しくなる仕様が追加された為、海外遠征の難易度が上がっている。更に高難度では海外馬の闘志が上がりやすい為、かなり手強くなった。
そのほかにはクラブの馬に出走レースを指示できるようになり(一レースのみしか登録できず、連闘や放牧等は指示できない)、クラブの馬同士で潰し合いを避けたり、海外や地方の重賞にどんどん出走させる事ができるようになった。
続くバージョンの2021は2021年4月15日より発売。
シリーズ初となる複数の時期(1984年・1991年・1998年・2005年・2022年)から開始年代を選べる選択制シナリオ(上記の信長の野望や三国志に近いもの)が実装。登場する馬は勿論、ニックスや流行系統など時代ごとに異なる条件でのプレイが可能となった。加えて一部の史実馬の生年や寿命がランダムになる仮想設定によるプレー進行にも対応している。
ライバル対決も世界規模に拡大。これに関連する形で8シリーズで存在していた世界頂上決戦も形を変えて再登場している。
2022年4月14日には最終版となる2022が発売。
開始年代は架空年度が2022年開始→2023年開始になったほか、新たに1976年・2012年が追加。
注目の新要素として、長年要望の多かった海外牧場の史実期間内の建設可能が挙げられる。さらに10文字以上の名前を持つ海外史実馬も特例で名前変更なしに日本で所有可能となり、1976年シナリオと合わさって今までよりはるかに多くの史実馬を所有できるようになる。
海外牧場のDLCを購入すると2年目で海外牧場を持てるようになるが、引き継ぎで海外牧場の設備を持ち込む事はできない為、二週目でも一から拡張していく必要がある。海外牧場の設備は建築費、維持費が共に高く、高額馬を買っているとあっという間に金欠になるのでご利用は計画的に。
ウイニングポスト10(2023年~)
2023年3月30日に発売。
グラフィック刷新の他、競走馬の内面的な個性を示す「ウマーソナリティ」の実装、シンザン鉄や馬なり集団調教など実際に日本競馬で導入された当時の最新鋭の調教技術を活用する「史実調教」の実装が追加される。
史実調教は友好度を上げた調教師から新しい調教を提案される事で種類が増加していく。能力を一時的に伸ばす、疲労を取る、特定の能力を鍛える、特性を上位特性に進化させる等、効果は多彩。尚、一ヶ月に調教できる回数は決まっている為、持ち馬全てに史実調教を施すような事は出来ない。種牡馬の血統因子は今までの配列から変更が加わり、今まで使いにくかった種牡馬も使いやすくなっている。
ウマソナに関しては最初はマイナスの特徴ばかりの馬でも成長させる事でマイナス面を克服していく事ができ、中には上位特性に進化する特性も存在する。ただし、マイナス面のウマソナは困りものな効果がある特徴が多く、克服するまでは実力を中々上手く発揮できない馬もいる。騎手、調教師、牧場長にもウマソナの相性が存在し、得意とする特徴がある。得意ウマソナを持たない騎手や調教師が得意ウマソナを取得するには500勝、1000勝と多くの勝利を重ねる必要がある。縁の馬を重視して手広い付き合いをしていると中々勝ち星を得られない為、得意ウマソナを持たない調教師や騎手を育成するならある程度付き合いを絞る必要がある。実名の有力騎手は大抵が得意ウマソナ持ち。騎手から調教師に転向する人物は騎手時代とは異なるウマソナを保有している事がある。
牧場の新施設も追加され、史実調教の成功率を上げる効果のある施設が新たに追加された。9の特徴だった絆コマンドは本作では廃止されたが、能力を伸ばす要素のみ取り込み史実調教に変更された。
絆レベルを高めると絆レベルに応じて騎手の能力が補正されるようになるので、能力が未熟な若手ジョッキーも高い能力を発揮するようになる(縁の馬が無いジョッキーは絆レベルが高まるのが早く既に多くの馬と縁を持つジョッキーは逆に深い絆を結ぶのが難しくなる)。有力騎手は特性の枠がすぐに埋まる為海外遠征に必要な特性を得る為には騎手の技量が育つ前に積極的に海外遠征して経験を積ませる必要がある。騎手、調教師共に成長に差があり、初期能力が極端に低い騎手や調教師は成長力が低い為、育てるのはかなり苦労する。史実期間では現役期間が極端に短い騎手や調教師も中にはいる。
また、7つのシナリオ(1976年→1973年、2023年→2024年)、結婚・子孫システム、海外牧場の史実期間での開設、複数系統の同時確立など9 2022までの要素も健在。一口クラブ・クラブ牧場やオンライン対戦、馬券王などは4月のアップデートで実施。能力エディットは残念ながら無く、名前を変更するエディット機能のみとなる。クラブ馬にローテーションを組む事が出来るようになり、海外遠征させやすくなった。クラブ馬をドバイワールドカップに確実に出走させる為にはトライアルレースを勝つ必要がある。
レースについてもドバイやオーストラリア、香港などの海外重賞が増加している。
2024年3月28日に2024が発売。
羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートクラシックを中心に地方ダート三冠路線が整備され、海外重賞も1351ターフスプリントなどが追加された。9からの復活要素として秘書の復活や、国内外の勢力図が挙げられる。
新要素としては、競馬ブームと競馬ヒストリアの2点。
各競走馬に対する「競馬ファン」「トレセン」「馬産地」「世間」の評価を点数化しており、それぞれの評判とヒントについては「アイドルウマップ」で確認することが出来る。評価点がSSランク(変動式)に達すると「競馬ブーム」が発生し、様々な恩恵を得ることが可能となる。競馬ブームを発生した馬が更に活躍すると、「レジェンド特性」という遺伝可能な特殊スキルを獲得する。
競馬ヒストリアは史実エピソードをモチーフとしたイベントであり、特定の条件を満たすと発生する。一部の競馬ヒストリアはサンケイスポーツ(前身含む)による当時の新聞記事を閲覧することが可能。
10のセーブデータがある場合は、国内限定ではあるが現役の種牡馬と繁殖牝馬を一頭だけ所有する事が出来る特典がある。
エディット機能
パワーアップキット版、およびそれ以降の作品ではデータエディット機能がついている。
エディット可能な内容は以下の通り。
- 競走馬、種牡馬、繫殖牝馬等のステータス(競走馬、種牡馬、繁殖牝馬の能力を全て自由に変更が出来るようになったのは7以降だが、子出し、競争寿命、人気の隠しステータスは変更が出来ない)
- 騎手の名前、ステータス(能力の変更が出来るのは1のパワーアップキット版と5以降のパワーアップキット版。他は名前のみの変更が可能)
- 馬主の名前、勝負服
- オリジナル種牡馬の作成(3~6のみ。4は多くの種牡馬を作成出来るが能力を自由に変更出来ない)
- オリジナル騎手の作成(4、6、7のパワーアップキット。4はレースで育成した騎手を使い、6、7は能力を自由に変更できた。5のコンシューマ版はG1ジョッキーから騎手データを取り込む事ができた)
用語集
用語 | 説明 |
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暁の幼駒 | 4月1週の出産時に発生するイベント。スピードA以上、勝負根性or瞬発力S、パワー、賢さ、精神力A以上、馬場適正が万能以外で馬格が大きい幼駒が自牧場で誕生すると発生。どの競馬場でも苦としないため、期待度は非常に大きい。 |
アジアマイルチャレンジ | フューチュリティステークス(豪)、ドバイターフ、チャンピオンズマイル、安田記念の四種類のマイルもしくは中距離競走で構成される国際競走シリーズ。現実では2011年を最後に休止しているが、ウイニングポストシリーズでは7(無印)での実装から9 2021で廃止されるまで長く続いてきた。他の金のお守り入手手段が軒並み厳しい中で、7や8において最優秀馬主賞、最優秀生産者賞、金殿堂入りと並び、金のお守りをお手軽に入手できる手段として有名。ちなみにフューチュリティステークス(豪)は2011年に1400mに距離変更されているがウイニングポストで修正されたのは先述の9 2021になってから。 |
アンドレアモン | 7で多くの人がお世話になる競走馬。ダートで無双できるので序盤でのお守り稼ぎに最適。 8でも入手はできるがその役目を務めるカウンテスアップのためにお守りをとっておくのが有効であること、優秀なダート馬が多いため価値は低下した。詳しくは個別記事にて。 |
1週放牧 | 入厩している競走馬を1週間だけ放牧すること。放牧から帰ってきた馬は強制的に調子が上向きになるため、調子の落ちてきた馬をすぐに別のレースに出したいときによく使われる。9では調子が落ちやすい為、放牧をまめにする必要があった。 ちなみにダビスタでは一度放牧に出すと最低1か月は帰ってこれない。10では気合が乗りすぎると1週放牧で乗りすぎた気合を減らしきれない事も。 |
稲妻配合 | 瞬発力が高く、根性が低い馬同士の配合。スピードと瞬発力が上昇し、根性が低下する。毛色によってはより爆発力の高い真稲妻配合となる。 |
引退示唆 | 9 2020で実装された要素。2年後にその馬の史実産駒が誕生する年になると、ステータスや引退画面での該当欄に○が付く。これにより史実馬のロストが防ぎやすくなった。[1]。 |
ウイニングポストワールド | 従来のウイニングポストファンから「こんなのはウイポじゃない」と総スカンを食らっている作品。 キャラゲー・ギャルゲー・馬の育成要素を入れた結果、作り込みが甘すぎて様々な要素が中途半端になってしまい駄作扱いされた。一方で姫神ノエル・霧島ミカといった一部の登場人物そのものは人気を博したのか、その後のナンバリング作品にも秘書や馬主といった形で登場している。 |
ウィーク全制覇 | ドバイワールドカップデーやロイヤルアスコット開催、凱旋門賞ウィークエンドにブリーダーズカップ、香港国際競走など、同週に行われる全レースを所有場で勝利すること。シリーズによっては開催週に知人が訪ねてきて、観戦時の滞在先をこちらで手配することができる。そのお礼としてお守りを貰えるため、低コストでお守りを入手する手段としても使用できる。全制覇に成功すれば別にボーナスのお守りが貰える。 |
エイシンメーカー | 1982年開始時点の3歳牝馬。単なる架空馬だが、8 2017ではドクサ系存亡の危機を救う存在。Andalgalaへのラインが追加されたため、その仔であるエイシンメーカーが重賞をとれば滅亡回避可能になる。2018では未登場(厳密には別名の架空3歳牡馬になった)だが、代わりに無印では存在していたのに2015でなぜか消滅していたAdargatisから Pretty Reason & Belle de Jourへのラインが復活したため、早期滅亡はなくなった。 |
お守り | 7で登場したシステム。金・銀・銅・赤の4種類があり、左にいくほど価値が高い。いわばコネを可視化したようなものであり、実在馬や実在種牡馬(輸入)、実在繁殖牝馬を庭先取引する場合に必要。海外馬を購入する際は金のお守りを複数要求される為、海外馬の有力馬を手に入れ続けるとあっという間に枯渇する。実在期間を過ぎると7では価値が低下し、8では無価値になる(実質引継ぎ専用となる)。 2017からは利用価値を出す為にお守りを消費してボーナスを受ける施設が登場した。9では最上位の虹が追加されたほか、赤が緑に変更された。 |
お守りボーナス | 2017から追加されたシステム。お守りを一定量消費することで様々な恩恵を受けられる。知り合ってない騎手や調教師と知り合ったり、故障期間を短くしたり、今まで不便だった牡牝の産み分けなどもできるようになっている。しかし有用なものは総じてコストが高いのでお守りの消費が激しい史実期間中に使いすぎるのはお勧めできない。9ではお守りボーナスは廃止され、牡牝の産み分けができる機能や子孫の顔選択機能等は有料化された。 |
海外競走 | 初期では調教師からの提案のみだったが、3以降は重賞を勝ちさえすれば自由に出走できるようになる。その数も豊富。2歳重賞に限り未勝利でなくなれば登録可能になる。 初年度は原則出走不可だが、調教師の提案したレースやDLCで入手した競走馬が予め登録した海外のレースに限り出走可能。 (例:10の73年シナリオで6月1週に購入したSecretariatはベルモントステークスに出走可能。勝利した場合、米国三冠達成となりボーナス6億円も貰える。) |
海外牧場 | 6から追加された。米国と欧州に作ることができ、これを作れば作った地区の海外幼駒購入や海外調教師への入厩が可能となる。繋養できる種牡馬や繁殖牝馬の数は日本の牧場より少なくなっている。史実期間が存在する7と8では史実期間が終了しないと建設できない(建設できると10文字以上の実在馬を所有できてしまうことが理由と考えられる。9 2022では海外牧場を史実期間に開設できるようになり、10文字以上の実在馬も所有できるようになった)。 なお現在に至るまで海外牧場の引継ぎができるようにと要望は数あれど、公式からの回答は見られず黙殺状態が続いている。史実期間中での建設が出来る9 2022以降でも、周回プレイの度に改めて海外牧場建設条件を満たす必要がある。DLCを購入する事で2年目にすぐに建てる事が出来るが海外牧場は建築費用と維持費が高いので実質二週目以降専用のDLCである。さらに新しく建てる形になる為、引き継ぎでも海外牧場に設備を持ち込む事は出来ない。その為1年目に引退する海外種牡馬の配合はどう頑張っても厳しいものになる(Private種牡馬にすれば1頭だけ引退を阻止する事が出来るが)。 |
海外馬カード | 7における史実期間中に海外馬を購入できるシステム。サンデーサイレンス、イージーゴア、シガー、ダンシングブレーヴなどの優秀な競走馬を幼駒で購入できる。金札馬は金札5枚など、大量のお守りが必要。 8以降では1歳の海外幼駒を1頭だけ購入できるシステムに変わったが、その代わり購入対象が大幅に増加した。10では上記の海外牧場が未開設の場合のみ、このシステムて購入可能。 オンライン対戦の報酬で複数購入できる権利がある。 両作品に共通して、馬名が10文字以上になる競走馬やその母馬[2]は購入対象外である。 |
カウンテスアップ | 8で多くの人がお世話になる競走馬。銅のお守りが必要になるが、初年度は1歳であるため庭先取引で購入でき、成長型が覚醒のため上限である8歳までダートで無双できる。海外でもドバイワールドカップやBCクラシックですら展開次第では勝利を狙える。7でも登場しており、アンドレアモンの強力なライバルの1頭となる。 |
賢さ | 調子やレース中の位置取りに影響するパラメータ。賢さが低い馬は成績が不安定になりやすい傾向にある。 |
河童木 | 自己所有している幼駒を評価する人物。スピードと成長を反映しており、美香とともに非常に重視される。遅め・覚醒◎であればかなり期待でき、晩成なら印がついているだけで期待、◎なら神レベル。 |
絆コマンド | 9で追加されたシステム。闘志や調子、育成度を上げる、牧場、馬主、調教師、騎手と知り合う、友好度を上げるなどさまざまな効果のある絆コマンドを実行できる。使用回数は初期は月1回だがプレイの進行に合わせて増加していき、最高で3回まで使えるようになる。絆コマンドを駆使する事で簡単に強力な競走馬を作る事も可能だった為、一頭毎の使用制限が追加されている。 10では絆コマンドは廃止された。 |
脚質 | 大逃げ・逃げ・先行・差し・追込、自在先行、自在差し、自在の8種類ある。気性が大人しくサブパラが総じて高いと自在脚質になりやすい。作品によっては戦法の強弱のバランスが極端になりやすく、プレイヤーの間ではその調整が取り沙汰される事も。9 2022では新戦法に溜め逃げ、イン狙い、まくり、最後方強襲の4種が追加されている。10でも新戦法は引き続き登場。 |
競走寿命 | 隠しパラメータの1つ。5より導入される(4までは成長のピークを過ぎると成長度が衰えていく形式だった)。レースに出たり、時間が経過したりすると徐々に減少していく。競走寿命が残っているうちは成長度が上昇していき、MAXになればその値でとどまるが、0になると成長度が徐々に減少していく。温泉施設を建設していると回復する事もある。8以降は温泉施設は複数建てないと回復する機能は発動しない。成長タイプが鍋底、覚醒だとそれぞれに設定された期間内に成長度が一定以下になると回復する。競争寿命は早熟と早め、鍋底は他の成長タイプより早く減りやすい(寿命が減りやすい分、成長も伸びやすい)。 |
強制引退 | 競走馬、種牡馬、繁殖牝馬は一定の年齢になると年末処理で強制的に引退になる。繁殖はある程度時期が揺れるのだが、競走馬は7歳で引退となるため、晩成タイプの馬は競走寿命が残っているにも関わらず引退させられるケースが後を絶たなかった。史実馬では8歳でGIを2勝したカンパニーを始めとして被害を被った馬が少なからず存在する。8以降では8歳に上限が引き上げられているほか、100万人のWinning Postでは50戦消化でも強制引退となる。10では引退年齢が更に9歳まで引き上げられ、日本の最高齢平地G1級競争勝利となるワンダーアキュートのかしわ記念まで対応可能に。それでも重賞ならアサカディフィートの小倉記念やトウカイトリックのステイヤーズSなど10歳での勝利もあるから現実ってすごい |
距離適性 | 競走馬が本来の能力を発揮できる距離。100m単位で決定される。スタミナで基礎の距離適性が決定され、柔軟性が高くなるほど基礎の適性からの幅が大きくなる。距離適性より短距離のレースでは追い込みが効かず、長距離のレースでは力を出しきってゴール前で後退(逆噴射)する。なお、イギリス三冠を狙う場合は適性外のレースに出走しなければならない(柔軟性が最高でも1600~2800mか1800~3200mが限度なため)。また、最大でも3800mが限度のため、4000mGIのカドラン賞やゴールドカップはどの馬も適正外となる。距離適性ギリギリだと直線で踏ん張りが効かずにバテる事も多く、超長距離戦ではスピードが圧倒していてもスタミナが足りないと惨敗する事が多くある。戦法も後方待機が圧倒的に有利で大逃げでは適性があってもまず勝てない。 ちなみに2016では調教の一環として心肺機能を強化することで距離適性の上限を伸ばす事も出来る。この機能は2018で一旦廃止された後、9 2020で絆コマンドとして再登場を果たした。10では史実調教で一時的に伸ばす調教がある。 |
クラブ | 4から追加された。特定の条件を満たせば、実際のクラブ法人と同じように一口馬主を募集して自らの所有馬を預けることができるクラブを設立できる。6からはクラブ設立後にさらに条件を満たせばクラブ牧場の建設も可能。7では史実期間終了後でないと設立できない。 なお、8ではなぜか一度削除されたが、データ更新版3作目の2016で新たな経営要素を加えて復活した上に、条件を満たせば史実期間でも設立が可能になった。9では2020から追加。出走レースを選択できるようになった他、2021では主戦騎手の指定も可能になり、クラブ馬もパラメータが成長するようになった。10ではローテーションを作る事が出来る(海外遠征する事もあるのでローテーションが変更される事もあるが改めて調整すれば問題は無い。ドバイワールドカップはトライアルレースを使って勝たないと登録できず、権利があっても回避してしまう) |
久保村輝彦 | 8から登場し始めた架空騎手。作品によっては「日原成樹」という名前で登場する事も。 岡部幸雄や武豊といった最強レベルの史実騎手と互角以上に戦える能力やスキルを兼ね備えた天才騎手(特に意識しなくともリーディングジョッキーに輝いている事もしばしば)でありながら、CPU時に率先して主戦騎手になる史実馬がトウカイテイオーやマヤノトップガン、フラワーパークといった僅かな範囲に限定されるため、手軽に起用しやすくかつ強力な騎手としてプレイヤーから頼りにされている。一方で他の騎手と比べると明らかに早い時期で引退してしまい(概ね40歳ぐらい、作品によっては30代で)、その後調教師としても一切登場しないという不自然な挙動も話題になりがちな謎の存在でもある。彼に一体何があったのだろうか…? ウイニングポストでは史実・架空の他に、仮名キャラという史実の人物を連想させるポジションの騎手が存在している。そして競馬に詳しい方は騎乗する史実馬でお気づきの通り、この仮名キャラに該当するのは実在した天才騎手「田原成貴」氏である。2001年に判明した覚醒剤所持の一件や調教師転向後の馬主との衝突という度重なる問題行動などからJRAから実質追放処分を受けて以降、タブーとして扱われるように。シリーズでは7まで一旦本名を捩った日原成樹という仮名で登場した後、8で更に原型を留めない久保村輝彦名義に落ち着く事となった。 シリーズには彼の他にも肖像権の問題や鬼籍に入られたなど大人の事情で直接的な登場が果たせない仮名扱いの有名ジョッキーが存在しており、他には細田隆夫(池添謙一氏)や安川道夫(後藤浩輝氏)などが例として挙げられる。こと特にやらかした行為と現役時代での華々しい活躍のギャップが激しい田原氏に関しては、前述の通り高いスペックも相まってネタにされやすく、「久保村輝彦」(日原成樹)はある種の際どい隠語的な意味も含んだ仮名キャラの代表格として扱われるようになっていった。 |
系統確立 | 本作は血統支配率の向上などの条件を満たすことで、種牡馬の系統を確立することができる。3はこれが目標で、4からはシステムとして組み込まれた。6までは子系統しか確立できなかったが、7では親系統の確立も可能に。9 2022では年に複数の系統の確立が可能になった。 系統を確立すればその種牡馬が4代前までの血統に含まれる場合に爆発力が上がる。かたや年代の経過により廃れた系統は滅亡していき、やがては先細りを起こしてしまうため、(長い目で見て)強い競走馬を作り続けるためにはプレイヤーの干渉により系統確立(や下記の系統保護)が必要不可欠となる。10からは世界系統という新要素が追加され、配合に更に幅が出るようになる。世界系統を狙うなら欧州、米国、日本それぞれで活躍馬を出して子系統を確立していく必要がある。親系統まで昇格させてしまうと支配率が下がる為、塩梅が難しかったりする。シナリオ次第では最初から世界系統に昇格した血統もあるが、世界系統そのものは零細化している事が多い為、配合に組み込む為には世界系統を保護する必要が出る。 |
系統保護 | 滅亡してしまう系統が出ないように、零細血統を積極的に保護していくプレースタイル。あまりに介入しすぎると系統確立によりもともとの系統が滅亡することもあるので調整は必須。史実期間を過ぎると流行血統はどんどん淘汰されていく。年代が進むと種牡馬の枠が埋まり切って好成績を収めても種牡馬入り出来ない馬が多く出る事になり、選別も計画的に進める必要が出てくる。10では世界系統の実装により、世界系統に昇格した馬をPrivate種牡馬に入れて保護する等の対策をする事でまた新しい保護の計画を練る必要も出るだろう。 |
KRA | 現実では韓国馬事会のことであるが、ウイニングポストでは日本中央競馬会の代わりに中央競馬を統括している団体となっている。「K」は「Koei」からきていると思われ、無理矢理日本語にするならコーエー中央競馬会といったところだろうか。 |
血脈活性化配合 | 最もポピュラーな配合理論の一つ。3代前(つまり生まれる馬から見た両祖父祖母)の馬の系統が6種類以上の場合に成立する配合。ダビスタで言う面白配合に近い。爆発力アップと、少量のインブリードで発生するデメリットを抑制する効果がある。7系統、8系統になると更に効果が上昇する。導入当初は強力な配合だったが配合理論が多くなった現在は一つの配合理論だけでは強い馬は中々出来ない為、複数の配合理論を組み込む必要がある。 |
国際レーティング | レース成績によって与えられるレーティングで、現実の競馬でも使用されている。ウイニングポストでもある程度の目安にはなるが、実績により最低値が定まっており、海外GIを勝った実績がある場合、以降どれだけ惨敗しても120を下回ることはなくなる。 |
国内分場 | 8 2015で追加された。特定の条件を満たすことで建設できる、もう1つの牧場。海外牧場と異なり、国内牧場と全く同じように建設できるため、海外牧場を建設せずとも最大で40頭の生産が可能になる。9 2020以降では、6~7までのクラブ分場として所有する形に戻った為、すぐに建てる事が難しくなっている。また、クラブに幼駒を持たせるには年末処理で繁殖を登録して生産するしか無いので8の分場と比べて融通が少し悪くなっている。9 2020以降のクラブ牧場に自牧場の種牡馬や繁殖牝馬を移動させるには年末処理の時以外は無理で、入れ替えの際に、購入、売却の処理が発生する為、大幅な入れ替えをすると大金が必要になる事がある。海外牧場同様Private種牡馬施設は建てる事が出来ない。 |
コースポ | ゲーム内で発行されている競馬新聞。正式名称はコーエースポーツ。7だとゲーム開始直後は新聞形式だが、ゲーム内時間が進むと時代の流れかWeb形式に変わる。レース展望や回顧、シーズン予想などが掲載され、年間のリーディング情報もここで閲覧することができる。 |
仔出し | 隠しパラメータの1つ。0~10の11段階で、大きいほど産駒が優秀になりやすい。ゲーム中ではツールを使わないと確認できないのだが、種牡馬に限りCPU馬主は仔出しを見抜いて種付けしようとするため、その年の種付け数を調べることである程度推測は可能。他にも人気という隠しパラメータが存在し、人気の低い馬は子出しが高くても種付け数があまり伸びない。 |
サヨナラ配合 | 同じ系統の種牡馬が1頭もいない、次の年には引退する予定の種牡馬との配合。零細血統で高齢の繁殖牝馬との配合であればWサヨナラ配合となる。爆発力が高い。海外牧場を利用すれば、1ヶ国でのみ流行している血統の種牡馬を引退直前に輸送することで、楽にこの配合をすることが可能。また、ウイニングポスト8ではサウンドトラックが初年度限りで引退する唯一のザボス系種牡馬なのですぐに実行可能。他にはウイニングポスト9 2022の1976年スタートでゲインズボロー系最後の種牡馬としてメイヂヒカリを使うことができる。10では1973年スタートでトキノミノルをスペシャル種牡馬から導入させればサヨナラ配合を使う事ができる。導入当初は非常に強力だったが作品が進むにつれ威力は抑え気味になった。 |
三冠配合 | 三冠馬同士での配合。爆発力がそこまで高いわけではないものの、血統に影響されないため、比較的組み込みやすい。なお、この三冠は秋古馬三冠など、クラシック以外のものであっても可能。海外には多くの三冠があるので、海外拠点を持つようになると更に成立させやすくなる。なお現実の競馬でも三冠配合が行われて話題になることはあったものの、その殆どは競走馬として良績を挙げたとは言えなかった。しかし2021年、父ディープインパクト、母アパパネという三冠配合で誕生した牝馬アカイトリノムスメが秋華賞を制し、ついに現実でも三冠配合の競走馬がGI制覇を達成した |
史実期間 | 7以降における実在馬とスーパーホースが登場する期間。この期間中は海外牧場の建設が不可能(9 2021まで)であるほか、CPU牧場で生まれる架空幼駒にスピードキャップがかかる(国内は70、海外は75まで)。史実馬を超える馬が大量に出る事が無いようにする処置。その為か、史実期間中にライバル馬主達が強力な馬を持つ事があまりない為、そもそもライバルとして機能していないという矛盾が…。 |
史実馬 | 実際に存在した馬。幼駒では名前が「ベガ96」のような母馬+年ではなく「☆アドマイヤベガ」のように☆+競走馬名となっているのですぐ判別できる。種付けの際に史実馬が生まれる場合は配合評価が☆となる。なお、史実馬の親を種付けの年までに引退させない、親が予後不良になる、種付けで配合を無視したといったことをするとロストする。購入するにはお守りが必要だが、お守りを必要としない史実馬もいる。セリでも一部の史実馬を買う事は出来るがお守りの格に応じてもれなく高額化する。また史実馬は全て成長限界が110に設定されており、成長限界が100~110とバラつきがあり、110は滅多に生まれない為架空馬より有利である。オンライン対戦で史実馬を登録する事は出来ない。9では架空馬の成長限界を110まで引き上げるアイテムが有料販売されるようになった。10では史実の繁殖馬がいつ史実馬を産むかも検索出来るようになっている為、ロストの危険はかなり減らされている。 なお、必ずしも史実と同じとは限らない。年の初めに出走した後に引退し、その年のうちに繁殖入りするというシステムがないため、そのような経緯がある繁殖入りした馬の初年度産駒は生年が1年ずらされる(シスターソノ、エアピエールなど)ほか、繁殖牝馬が22歳で強制引退のため、24歳で生まれたリワイルディングを登場させるために生年をずらされたダララのような例もある。10では繁殖可能年齢が延長されており、この問題に対応はされている。史実で3歳ですぐに繁殖入りして史実馬を産んだ馬は競走馬として所持しなければロストは防げるので繁殖入りしてから買い戻せば良い。 |
史実補正 | 史実期間でのGI制覇の前に立ちはだかる敵。史実補正がきいている競走馬は能力がアップするため、これを覆すのは難しい。能力的にはクラシックをとれてもおかしくないはずのスダホークが無冠に終わるのもこれが原因。補正が存在しないモードも存在する。9では闘志の影響が強すぎて史実通りの結果になる事が殆どない。 |
疾風配合 | 根性が高く、瞬発力が低い馬同士の配合。スピードと根性が上昇し、瞬発力が低下する。毛色によってはより爆発力の高い真疾風配合となる。 |
持病 | 腰の甘さ(パワーダウン)、喉鳴り(距離が長くなると能力ダウン)、脚部不安(故障率アップ)の3つの持病が存在する。放牧時にランダムで治療される。なお、史実馬には設定されないため、現実で喉鳴りを患っていたダイワメジャーも持病なしとなっている。9では絆コマンドを使用する事ですぐに治療ができたが10では廃止されてしまった。 |
柔軟性 | 距離適性の幅広さを決定する。これが低いと得意な距離が狭い範囲に限られてしまう。 |
瞬発力 | レース最後の差し・追い込みの能力の高さを表すパラメーター。 |
シュンライ | イベントの1つ。牝馬三冠を達成した牝馬の初仔(牝馬)が生まれたときに雷が鳴り、競走馬がシュンライと名付けられて親と同様に牝馬三冠を目指す。牝馬三冠を達成すればイベント完結となる。シュンライはスピードが底上げされ、イベントでその他の能力も上昇するのだが、配合次第では根性や瞬発力、パワーが低くて駄馬ということも少なくない。なお、牝馬三冠に加え別条件も必要なのだが、その条件は作品により異なる。牡馬バージョンともいえるシュンランというイベントもある。 |
勝負根性 | 単に根性とも。逃げ・先行能力の高さを表し、高いと最後までスピードが落ちにくくなる。 |
初期譲渡馬 | 初年度の1月2週に競走馬を1頭だけ購入できる。8では1月4週に繁殖牝馬も購入でき、このときは札馬をお守りなしで購入可能。9ではレオダーバンとシャコーグレイドの二者択一に。2020では対象馬が増え、架空馬の選択もできるようになった。2021からは開始年代が選択出来るようになった事に合わせて、更に増加。下記のスズパレードなど高い実用性と人気を持つ馬も現れ始めた。DLCを購入する事で6月に更に優秀な馬を追加されるようになる。10では3歳馬か古馬の二択となった。 |
初年度セリ | ゲーム開始直後に訪れるセリ。ここで競り落とした馬が初年度の2歳馬となる。成長度にボーナスが入るため、多少能力が劣っても3歳春ころまでは活躍しやすい。なお、8ではこのセリのみ史実馬入手には例外的にお守りが必要。9ではいくつかのリストから選択する形になった為、初年度セリは8までの仕様となった。 |
白毛 | 低確率で生まれる毛色。白毛馬からは高確率で生まれ、見た目もよく映えるため、白毛を見つけたら駄馬であっても購入するという人も多い。とは言え、シラユキヒメの一族(ユキチャン、ブチコ、ハヤヤッコ、ソダシなど)が史実馬として登場するようになったので以前ほど珍しくはなくなった。白毛名鑑と言うアイテムを使えば該当年度に生まれる自牧場の仔馬が白毛固定に出来る。10では史実馬で白毛のハクタイユーを所持出来るので早期の白毛所持に拘るなら購入して種牡馬入りさせてもいいかもしれない。 |
スーパーホース(SH) | ゲーム開始後(2のみ最後まで、7以降は史実期間終了直後)に登場する、非常に能力が高い競走馬。どんどん重賞をもぎとっていくため、スーパーホースの全盛期にプレーヤーが太刀打ちするのは非常に困難。サードステージが有名。 |
SH名鑑 | 2018に追加された毎年種付けシーズンが始まる5月1週に使用できるアイテムで、これを繁殖牝馬に使うことでその繁殖牝馬が来年出産する産駒の能力と見た目をスーパーホースと同じにできるという凄いアイテム、しかしお守りボーナスの牡牝の産み分けを利用しないと牝馬は生まれない。系統確立、系統保護に極めて有用だが牝系に属する牝馬に使用すると牝系バグを起こす可能性があるので注意。名鑑は5種類あり長距離、中距離、マイル、スプリント、ダートのスペシャリストのスーパーホースが用意されている。名鑑は後述するドリームマッチで入手可能。 |
スズパレード | 1981年生の実在の競走馬。引退時8歳(現在でいう7歳馬)という驚異的な期間現役で走り続けた事や、同期のシンボリルドルフ以外でGI(宝塚記念)を勝った1984年世代唯一の馬として知られている。シリーズにおいては中々のスピードにステータス・評価(銀)こそ貰っていたが、クラシックで衝突するシンボリルドルフやビゼンニシキ、一つ上のミスターシービーといった存在感の強い馬に長年隠れがちであった。 しかし9 2021の1984年シナリオにおける初期譲渡馬に設定された事から評価が一変。初期譲渡馬としては破格の性能[3]、成長型が使いやすい早めタイプ、史実を反映した息の長い持続性などこの馬の持つポテンシャルの高さを見せつける事に。 奇しくも今作はシリーズ初となる体験版配信や世相の流れなどでウイニングポストに触れる事となった新規層の増加が見られており、その結果「困ったらとりあえず1984年のスズパレード選べ」という7のアンドレアモン、8のカウンテスアップのような不動のポジションを確立する事となった。[4] ちなみにこの馬、単にお手軽に強い初心者向けの馬というだけではなく、属するフェアウェイ系が年代を経る内に淘汰されていく零細系統で、更に系統確立した際にはこれまた希少になりがちなST系の系統特性を有している。初心者だけではなく、系統確立や保護といった視点に目を向け始めた中級以上のプレイヤーにとっても得る物が大きい存在である。 10の1984年シナリオでも引き続き3歳馬の初期譲渡馬として登場している。 |
スタミナ | 競走馬の距離適性を決定し、数値が低ければスプリンターに高ければステイヤーになる。ステイヤーなら当然短距離は苦手になるので、各種パラメータの中で唯一大が小を兼ねていない。他の能力が圧倒していてもスタミナが足りず距離適性外だとあっさり大敗する事も珍しくない。9、10ではスタミナを一時的に増加させる調教があり、適性外のレースにもある程度対応できる特性もあるが9では特性の性能が有効ではなかった為、ハズレ特性扱いされていた。 |
ステイヤーズミリオン | 9 2021で廃止されたアジアマイルチャレンジの代わりに導入されたシリーズ。3月~5月に欧州で開催される長距離レースのいずれか、ゴールドカップ、グッドウッドカップ、ロンズデールカップSの4種類の長距離レースで構成される。長距離レースはあまり強い馬が出走せず、スタミナが十分あれば多少スピードが劣っていても勝利できる可能性が高いので、金札を稼ぎやすい。…え?Vintage Cropにボゴボコにされる?それはまぁ…なお、現実では2018年より開始されていたが、Stradivariusが2連覇を達成した後の2020年に廃止となった。10でも続投しているが、報酬のお守りが銅札に落とされている。 |
スピード | 競走馬の走る速さを数値化したもので、最も重要なパラメータともいえる。3、4ではスピードは短距離の適性で、強さを決めるパラメータが別に存在した。 |
スペシャル種牡馬・繁殖牝馬 | シナリオ開始時点で選べる特殊な種牡馬。史実において既に死亡している種牡馬・競走馬を選ぶことが可能。国内外合わせて10頭まで。また、9 2022からはスペシャル繁殖牝馬として既に亡くなっている牝馬も同様に繁殖入りさせる事が可能となり、史実において悲劇の最期となってしまったRuffianやGo for Wandなどを繁殖入りさせ、その系譜を繋ぐ事もできる。10では1973年まで遡る事ができる為、大昔の種牡馬や繁殖を導入する事が出来るようになった。 |
精神力 | 輸送などの環境変化への適応力。これが低いと輸送時(特に海外遠征)はかなり能力が低下してしまう。 9シリーズからは世界適性の登場によって、重要性が少し落ちた。更に9 2021からの海外デバフの追加によってより遠征が厳しくなっている |
成長型 | 下記の成長度の初期値に影響する。表示されるのは早熟、早め、遅め、晩成の4タイプだが、実際にはこれに加え超晩成があり、右に行くほど初期値が低くなる。また、早熟と早めには鍋底というタイプも存在し、鍋底の場合は一定の時期までに競走寿命が0になって成長度が減少すると競走寿命が回復する。8ではさらに覚醒というタイプも登場した。これはいわば遅め鍋底のようなものなのだが、競走寿命が復活する時期に期限がないため、8歳の強制引退まで走らせることができる。10では9歳まで走らせる事ができるようになった。4までは成長型が競争寿命を兼ねていた。 |
成長度 | 各競走馬に設定されている隠しパラメータ。0~110までの間で変化し、スピードに成長度(%)を掛けた数値が実際のスピードとなる(実際には異なるが概ねこの認識で問題ない)。なお、上限は馬によって異なり(100~110)、スピードが下の馬のほうが実際には好走するというケースも少なくない。実在馬とスーパーホースは110固定。8 2018ではパラメータを直接調教で伸ばせる為、自然成長で伸びる分は100までとなっている。 |
成長力 | 上記の成長度の上昇しやすさ。無、普通、有、持続の4種類あり、右に行くほど成長しやすく、また持続なら長続きする。成長力無の競走馬は成長度がMAXになる前に衰え始めることも。寿命も短いと僅かな回数レースに使っただけで衰える羽目になる事も…。 |
世界頂上決戦 | 2015から追加、年数の下一桁が0の時は米国(加国も含む)、5の時は欧州(豪州やUAEも含む)を舞台に開催されるこのゲームオリジナルのシリーズ。ケンタッキーダービー、凱旋門賞、ジャパンカップの三競走に加えて舞台となる地域のGⅠから2歳戦、短距離戦、中距離戦、長距離戦(米国が舞台の場合は牝馬限定戦)といったそれぞれのカテゴリーからランダムに4競走が選ばれ、それを含んだ計7競走で実施される。計4勝以上すれば優勝、7つすべてを制覇すれば完全優勝となる。完全優勝すると完全優勝済みの地域の世界頂上決戦は開催されなくなる。9では廃止となったが、形を変えて2021で復活。こちらは指定された1レースのみが対象になる。 |
世界適性 | 9で追加された要素。従来の芝適性の他に世界の国地域・レース場によって芝の軽重が設定されるように。結果、ただ単に精神が高ければ問題なく遠征できるというわけではなくなった。 全体的に日米の世界適性を持つ血統の馬は軽い芝を、欧州の適性を持つ馬は重い芝を得意とする傾向にある。なお、これらはダートには特に設定されていない。10では世界系統という新要素が追加され、この系統をもつ競走馬は適正が他より広くなる。狙って世界系統を増やすのはかなりの労力がいる。 |
セリ | 5月1週にノミネーションセール(シンジケート種牡馬の株購入)、8月1週に国内の当歳幼駒、10月1週に繁殖牝馬、12月3週に海外の1歳幼駒のセリが行われる。なお、セリでは札馬購入時にお守りを消費しないが相応の金がかかる(初年度セリを除く)。相場として銅は3億、銀は5億~7億、金だと10億を超えることも。 |
セン馬(騸馬) | 去勢した馬のことを指す。詳細は単語記事参照。 ウイニングポストでは幼駒の時点では去勢されていない。そのため、史実でセン馬だった馬を自己保有することで、去勢を防ぐことが可能。 一方で去勢イベントも搭載されており、気性が「激(超)」かつ勝率の低い馬は去勢することで気性を改善することが可能。 当然ながら、セン馬は子供が作れないため引退したら乗馬行きとなる。 |
ダイナエッセ90 | 9で初年度の8月4週まで1歳幼駒を所有していないとライバルの兜山天馬がただで譲ってくれる幼駒。史実ではムーンマッドネスと配合されリバルドフクシマと命名された馬で未出走?で終わったのだが、9ではミルジョージとの仔であり、重賞で勝ち負けできるスピードがある上にサブパラもよく仔出しもよいという、非常に優秀な馬となっている。そのため、9においてはこれをもらうまで1歳幼駒を買わないのが定番となっている。10では強制的に1頭幼駒を貰えるようになった。 |
知人 | 自己所有の馬を評価してくれたり、期待馬や騎手を紹介してくれたりとストーリーを盛り上げてくれる人々。8では一部を除き結婚相手にもなる。初代から登場している有馬桜子や、実在の競馬評論家である井崎脩五郎をモデルとした井坂修三郎が有名。名前にGIの名称が入っている人物が多い。10でも引き続き知人は登場。 |
地方競走 | ダートグレード競走はすべて出走できる。地方ドサ回りも可能。出走するためにはオープン馬となっている必要がある。2024年よりダート路線が整備される予定。比較的賞金を稼ぎやすいが強い馬が揃う世代もいる。 |
調教 | ウイニングポストにおいては、調教はシリーズ黎明期から長らくただ単に調子を上げるためのものでしかなく、馬の能力は血統・配合に全依存するため馬を自分好みに調教して、競走馬の能力をカスタマイズするような要素は一切なかったが、2016からシリーズ初となる調教要素が導入され、距離適性や脚質などの能力強化が可能になった。2018では精神、賢さ、健康以外の直接伸ばしたいパラメータを強化できるようになったが、9では8 2017までと同様のものに戻った。10では史実調教でパラメータを伸ばす事ができるようになり、更に上位特性を得る為に調教を行う要素が追加されている。 |
チヨダマサコ | ニッポーテイオー、タレンティドガールという2頭のGI産駒がいる繁殖牝馬。8無印では初期譲渡繁殖牝馬の1つであり、お守りを消費せず購入でき、金札馬と銅札馬1頭ずつ入手できるため、これを狙うのが定番であった。 2015では初期譲渡繁殖牝馬から外されたため、代わりに銀札のサクラユタカオーの母であるアンジェリカが定番となっている。 |
殿堂 | 競走馬として一定の成績を残せば殿堂入りする。成績に応じて金・銀・銅の3段階(作品によっては金より上もある)で評価される。特定の条件を達成すると称号もつく。一部の称号は取るのが非常に難しいものもある。称号の例として、全戦1番人気で1着を記録する「パーフェクトホース」、馬場や競馬場を問わず勝利する「条件不問のワールドホース」、早期にGIを勝利するもののそこから1年以上勝利できずに古馬になってから再びGIに勝つ「不屈の魂」、同一配合で2頭殿堂入りさせる「偉大なる父母、偉大なる配合」、低評価のまま引退した種牡馬の仔で殿堂入りする「執念の結実」など。 |
闘志 | 9で追加されたシステム。全5段階で競走馬のやる気を表しており、これが高ければ実力以上の力を発揮することも可能。勝利すると上昇、敗北すると低下し、特にライバルとの勝敗時に変動が大きくなる。また、出走していなくても低下するため、負傷により長期放牧されている競走馬は最低値になってしまう。あまりにも影響が強すぎた為、ゲームバランスを崩してしまった。 評判を顧みてか、2020以降では3段階に仕様が変更。未だにレースに関わる要素ではあるが、無印ほど分かりやすく極端に結果を左右するまでにはならなくなった。10では気合乗りに名称が変更され、高くなりすぎると逆に駄目になる要素が追加された。解除するには放牧するか気合乗りを下げる史実調教が必要となる。 |
ドリームマッチ | 2018から登場した名前の通り夢のレースを再現できるイベント。GⅠを3勝以上していると毎年12月4週終了後に参加することができる。エクステンデット、クラシック、マイル、スプリント、ダートの五つのカテゴリーが存在し、自分の保有する現役馬を競馬史に名を刻んだ名馬たちと対決させたり、夢の第11レースなどを再現したりすることもできる。自分の所有馬が勝利すると対戦した競走馬のランクに応じて資金やお守り、SH名鑑など豪華な報酬が貰える。ちなみにスプリント以外は少し汚いが最高ランクでも必勝法が存在する。 |
netkeiba | 日本最大の競馬情報サイト。ウイニングポストでは8以降コラボしており、ウイニングポストからnetkeibaの競走馬のページにアクセスすることができ、逆にnetkeiba会員ならゲームで特典が得られるようになっている。10では残念ながら特典は存在しない。 |
年度表彰 | 12月4週終了後に行われる各種リーディングの表彰式。現実で言うJRA賞、カルティエ賞、エクリプス賞に相当する。年度代表馬はいずれかの部門賞を受賞していることが条件。JRA賞の選考基準は著しく偏っており、GIを複数勝った馬が複数いても有馬記念しか勝鞍のない馬が部門賞・年度代表馬になることもよくある。 |
年末処理 | 12月4週の番組が終了すると、年度表彰の後に競走馬を引退させるかどうかや、海外から輸入される種牡馬や繁殖牝馬の購入、所有1歳幼駒を所有するかの決定などを行う。繁殖入りさせたい馬がいるならこのときまでに引退させないと1年先送りになる。9 2022以降は12月4週の後に年末週が追加され、年末処理直前のタイミングでのセーブが可能になった。 |
能力閲覧ツール | 競走馬の能力の詳細がわかる便利なツール。PC版では多くのツールが存在し利用されている。9 2020からはコーエーが直接能力を見る事のできるチケットを有料販売するようになった。1頭につき1枚必要であり気軽に使える物では無い点は注意。 |
爆発力 | 特定の配合理論によって上昇する。これが高いほど、爆発したときに仔の能力が高くなる。強い馬を作る為には爆発力を高くする事が求められる。 |
馬場適性 | 競走馬の得意とする馬場。芝、ダート、万能の3種類。適性外の馬場ではスピードが大きく減少するために、よほどずば抜けていない限り惨敗する。なお、万能は実際には芝とダートがそれなりに得意であるというもので、同じスピードだと芝やダート専門の競走馬と比べると劣る。8では万能の上位互換の万能○が登場した。9では芝ダート別に設定され×、△、〇、◎と4段階となる。更に日本、欧州、米国の馬場適性も追加され非常に細分化されている。9では芝には軽い馬場、重い馬場の要素が追加されているが、ダートは特に無い。現実では地方競馬のダートや海外のダートも中央競馬のダートと特徴が違うので適性があったら更に難解になりそうだが…。10では世界系統の登場により、馬場適正をある程度ではあるが通常より広くする事が出来るようになった。 |
パワー | 高いほど坂や重馬場を苦としなくなる。低いと直線に坂のない京都やローカルでしか勝てなくなってしまう。欧州も坂のある競馬場がある。米国には坂は無い。 |
秘書チャレンジ | 2016から追加、それぞれの秘書がプレイヤーに対して課す課題だが、自分が任命している秘書の課題しか進行できないというわけではなく、全員分を同時に進めることが可能。10勝達成、中央GⅠ初勝利、名声1000以上などの簡単なものから、同一年7大ダービー(日米英仏愛独首)制覇や同一年英愛仏牝馬三冠制覇など鬼畜なものまで揃っている。達成するとその年に生まれる産駒の毛色や顔白微を指定できる名鑑やメンコ、秘書衣装などが貰える。9では廃止されたが10ではお守りを貰う条件として復活している。達成が難しい事には変わりは無いが。 |
牝系 | 母方の系統。8で追加され、父方の系統と同様に牝系の確立もできるようになった。特定の条件を満たすと名牝系に昇格する。 |
牝系保護 | 滅亡してしまう牝系が出ないように、零細血統を積極的に保護していくプレースタイル…なのだが、2015~2016ではドクサ系はラトロワンヌ系が独立して現役繁殖牝馬がいなくなるため、滅亡回避が不可能だった。スペンドアバックの母Belle de Jourがおり、無印ではラインがつながっていたのが、なぜ2015で削除されたのか理由は不明。2017では運次第で保護可能となった(エイシンメーカーの項を参照)。2018では牝系図の登録条件が緩和されたことに加え、Belle de Jourへのラインが復活したため、ドクサ系の早期滅亡は起きらないようになっている。 |
負傷 | 負傷すると強制的に放牧される。ダビスタのように負傷した競走馬を出走させることはできない。 |
ブリーダーズカップ | ダビスタとは違いウイニングポストではアメリカで開催されているリアルのブリーダーズカップを指す。 |
Private種牡馬 | 2022から追加。現役時に所有していた新種牡馬と引退種牡馬の繋養が可能な施設。プレイヤー以外の種付けは不可能となるが、サンデーサイレンスを始めとした史実の大種牡馬を敢えて繋養させることで史実配合の実現、大種牡馬不在のIFの競馬史を実現させることが可能。また史実で早逝した種牡馬を繋養することで、シナリオスタート時点で極端に年齢が高い種牡馬でない限り理論上はどの種牡馬も系統確立することが出来るようになる。系統保護の強い味方。ただし、Private化できるタイミングは引退直後の1頭のみなのが痛い所だが…。 |
マラブーグロット83 | 2021で1984年開始した際に1年目の8月4週まで1歳幼駒を所有していないとライバルの兜山天馬がただで譲ってくれる幼駒。ダイナエッセ90と異なり能力値は低いのだが、腰の甘さを持っているために知人の高松歌劇と出会うことができるというメリットがある。ただし、能力が低く本当にただ出会うだけとなってしまい、その後の友好度アップには使えない。なお、マラブーグロットは架空馬である(アサヒマンナの1967年産駒となっているが、アサヒマンナに1967年産駒はいない)。 |
美香 | 自己所有している幼駒を評価する人物。スピードとそれ以外の能力の平均値を反映しており、河童木とともに非常に重視される。美香の評価が高いとサブパラが優秀であることを意味しているため、その馬のスピードをいかんなく発揮することができる。 |
モード | 史実期間の史実補正や誕生年の設定。7では誕生年がほぼ史実どおりで史実補正もはたらくAモード、誕生年や寿命がランダムになり史実補正がなくなるBモードの2つだけだったが、8では7でのBモードはCモードとなり、Bモードには誕生年がほぼ史実どおりで史実補正がなくなるモードが追加された。 「ほぼ」とあるのは、諸事情で誕生年が変更されている馬がいるため(「史実馬」の項目でも説明したダララが代表例)。 |
誘導馬 | 本馬場入場を先導する馬。ゲーム内では本馬場入場が出るのはGI競走のみなので、誘導馬が登場するのも必然的に同じになる。芦毛か白毛の気性がおとなしい重賞勝ち馬が繁殖入りしなかった時にこれになる可能性がある。自家生産馬・自己所有馬を誘導馬にすることも可能。 |
予後不良 | 競走馬が死亡する恐怖の事故。しかし発生確率は低く、一度も見たことがないという人も少なくない。むしろ積極的に起こそうとしない限りまず目にする機会はない。ただし7以降においては、自己所有しなかった史実馬は実際に予後不良となったレースで予後不良となる。 なお、わざと同じレースにぶつけるなどして賞金を稼がせないようにすればそのレースに出走できないようにすることも一応可能だが、そのようにしても自然消滅してしまう。特に重賞勝ち以上の実績のある馬が予後不良になった場合、翌週に追悼式が行われる。 |
ライバル | 9で追加されたシステム。重賞での1位と2位などがライバル関係となり、ライバル関係にある馬の出走予定が自分の馬と被せられたり、同一のレースに出た際にライバル対決となったりする。また、ライバル同士が繁殖入りした際にはライバル配合も成立する。自身の持ち馬だけでライバルを構成する事は出来ない。その為、DLCでライバル関係が成立した馬を両方導入すると関係が解消されてしまう。 |
ライバル馬主 | 上のライバルとは無関係。ウイニングポストではプレイヤーの他にも馬主が登場するが、ライバル馬主と言った場合は普通は実在の人物をモデルとしていないオリジナルの馬主のことを言う。特徴的な性格でイベントでも絡んでくるので印象に残りやすい。バージョンによっては特定の毛色の馬しか所有しないなどの特徴づけもされている。中には史実馬を所有してクラシック期間終了までの対戦を申し出てくる馬主もいる。鳳はウイニングポストで最多登場しているライバル馬主である。 |
流星 | 4月1週の出産時に発生するイベント。スピードA以上、勝負根性、瞬発力、賢さ、精神力Sの幼駒が自牧場で誕生すると発生。パワーが条件に含まれないため、暁と比べると期待度はやや下。 |
ワールドレーシングチャンピオンシップ | 世界的に知られる大レースの順位をポイント化して争われるシリーズ。エミレーツ航空がスポンサーとなっていた。2005年を最後に廃止された(名目上は休止とされている)のだが、ウイニングポストでは7 2008まで継続して開催されていた。8に移行する際に廃止される。 |
関連動画
関連項目
- ゲーム
- 競馬
- コーエーテクモゲームス
- シブサワ・コウ
- ダービースタリオン
- 夢の続きシリーズ
- サードステージ
- ファーストサフィー
- タコチャンゾウサン
- ネココネコロガール
- ユリノローズ
- ゲームのタイトル一覧
脚注
- *なお、ロジータのみ例外で、3歳で引退示唆がつくが4歳で引退すれば妊娠した状態で繁殖入りするので引退示唆がついた年に引退しなくてもロストが起こらない。史実で4歳の川崎記念勝利後に繁殖入りし、シスターソノを産んでおり、それを反映するためと思われる。なお、8ではシスターソノの生年が実際より1年遅い1992年にされる形で救済されていた。7では3歳で引退しないとロスト。
- *具体的にはミエスク(産駒にイーストオブザムーン)やアーバンシー(産駒にブラックサムベラミー)などが該当する。
- *他の史実譲渡馬たちが概ね銅や緑のお守りの面子で占められている中で、銀のお守りのこの馬は周りよりも一回り高性能な馬であるにも関わらず選出されている。
- *クラシック路線における絶対的なルドルフの存在から「主路線ではなくNHKマイルや宝塚記念など彼が不在で狙いやすいレースを選ぶ」、1年後にマイルの王者ニッポーテイオーが現れた際には「国内が埋まった場合は海外(特に世界適性の近い欧州)に行けばいい」と…一通り基本的な動きを学ぶ上でも理想的な教材として機能している。
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