ウイニングラン(Vitory lap/Lap of honor)とは、
- レースにおいて、勝者が観客に勝利をアピールするためにゴール後もしばらく走り続けること。
- 1.から転じて特定のゲームでの勝利、クリアなどが確定した後のプレイのこと。
- ウイニングラン(ゲーム) - かつてナムコが開発したレースゲーム。
この記事においては1.および2.についての例を解説する。
レース
レースにおいては、ゴール後に選手達が急にストップすることは難しく、たいていの場合はその後もしばらく惰性で走り続ける。この際、勝者はそれをアピールするためそのまま走り続け、観客に勝利をアピールすることがある。日本ではこれを「ウイニングラン」という。
観客が選手に対してコールしたり、選手の側も観客に手を振るなどして答えることもある。
なお、和製英語であり、英語ではvictory lapまたはlap of honorと呼ぶ。
モータースポーツ
優勝者がチェッカーフラッグを受けた後、車検場に戻るまでに1周する。
競馬
優勝した人馬が、ゴール後にホームストレッチまで戻ってきて観客にアピールする。
多くの場合は1周すると長すぎるため、クーリングダウンも兼ねてしばらく走った後で(第2コーナーあたりまで)、Uターンして戻ってくる。
モータースポーツとの相違点は、乗り物が馬という生き物であることからハプニングが度々起こることである。優勝馬たちが起こす突飛な行動に人間たちはドラマを重ねたりするが、馬たちはウイニングランの意味を理解できないため、いつもと異なる状況に戸惑っているだけであると思われる(馬はいつもと違う状況にとても弱い)。
例えば、2001年日本ダービーでは、優勝馬ジャングルポケットがウイニングラン中に高らかに嘶いた。実況は「ジャングルポケットの勝利の雄叫びか!?」と言ったが、鞍上の角田晃一によれば、他の馬たちが帰ってしまったのに一頭だけ残されたことから、寂しくて鳴いてしまったのだという。
天覧・上覧のレースにおいては、ウイニングラン後にホームストレッチで最敬礼する。競馬のルールでは、馬に異常がない限り検量まで下馬してはならないことになっているため、馬上礼が許されている。しかしながら、2012年天皇賞(秋)においては、優勝馬エイシンフラッシュの鞍上ミルコ・デムーロがルール違反を承知で下馬の上跪いて最敬礼をし、観客を沸かせた。
ゲームプレイ
三国志大戦
三国志大戦のウイニングランは高度なテクニックを要する魅せプレイの一つである。
まずこのプレイをするには下準備としてデッキに神速騎馬(2倍速以上になる計略を持つ騎兵武将)を入れる必要がある。
そして試合中に勝ち確…つまり残り時間で逆転されることのほぼ無い状況を作ることも必要とされる。
ここまでくれば準備万端。
まずは試合終盤に神速系計略を使う。
その後騎兵が華麗にV字を描きながら相手の槍兵に刺さりに行く。
2、3回刺さって騎馬兵が撤退したらウイニングラン成功である。
簡単に説明すると、勝ち確の状況から神速騎馬がV字を描きながら相手槍に刺さりにいくことである。
普段の試合ではめったにお目にかかることのできないほどの高難易度のテクニック。
念入りに計画された下準備、華麗な演出、無駄のないハンドスキル、すべてを見通すゲームメイクのどれが欠けても成功しない。
一生に一度見れたら死んでもいいといっても過言ではないかもしれない。
騎兵が普段はしないような颯爽とした動きで迷いなく槍兵に突っ込む姿は感動を誘われること間違いない。
このテクニックを初めて公に披露したのはベスティア君主である。
三国志大戦ラジオで動画を流しながらこのテクニックを解説した生放送はもはや伝説である。
リアルタイムで放送を見ることが出来たものは幸運という他ない。
大戦界にあるV字、空打ちに続く3つ目の魅せプレイとしてウイニングランをという生放送リスナーの声も多い。
だが、難易度の高さ・実際に見る機会の少なさ・知名度の低さ によりいまだその域には達していない。
「V字・空打ち・ウイニングラン これらをもって天下三分とする!」と言われる日がくるのはいつになることやら…
実際にウイニングランをした瞬間を収めた動画を下の関連動画に貼っておいた。
是非ともウイニングラン練習の際に参考にしてほしい。
関連動画
ウイニングランは5:08-5:26の間である。
関連コミュニティ
beatmaniaIIDXにおいてのウイニングラン
beatmaniaIIDXにおけるウイニングランは「楽曲の難所を越えた後のクリアがほぼ確定後の演奏」を指す。
主に使われる例としては段位認定モードのシングルプレイ皆伝(最高段位)における最後の曲、冥の中盤の加速しながらの超発狂ポイントをゲージを失い切らずに抜けることができた後の演奏。
残りのパートはそこまでの演奏パートに比べ多少易しくなっているためその時点までゲージを残せたプレイヤーならば事実上クリアがほぼ確定する。
beatmaniaIIDXプレイヤー達にとっては皆伝取得は大きな大きなゴールの一つでありそれを成し遂げたことを証明するかのような冥の終盤パートは正に「ウイニングラン」と呼ぶべき代物なのである。
そこに至るまでには人を辞めてしまうかのような修練が必要とされるため「人間卒業おめでとう!!」と賞賛される事もある。(ニコニコ動画内における人間辞めた人たちに比べればまだ人間の範疇ではあるが・・・)
また一番大きな例は皆伝の冥ではあるものの、別の段位でもクリアにおける最後の山を越えた後の演奏は同様にウイニングランと呼ばれる事もあるし、通常プレイでハードゲージで局所難の楽曲に挑んだ際にもその難所を抜けた後はウイニングランと表現される事もある。
関連項目
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