ウェリントン(英:Wellington 香:福逸)とは、2016年生まれオーストラリア生産の香港調教馬である。鹿毛の騸馬。
概要
父All Too Hard、母Mihiri、母の父More Than Ready。父はBlack Caviarの半弟で現役時代はG1を4勝している。母の父は*サザンヘイローの後継種牡馬として活躍している。
4歳まで
2020年1月27日に沙田競馬場でデビューして勝利。その後はハンデ戦を3戦して2連勝1敗で3歳シーズンを終えた。
4歳(2020/21シーズン)は12月26日のハンデ戦で始動し1着。年が明けてハンデ戦2着から連勝し、初重賞挑戦となったスプリントカップは勢いが評価されて1番人気に推されるも5着に敗れた。
下半期の大一番のチェアマンズスプリントプライズに出走。日本から遠征してきたダノンスマッシュに次ぐ2番人気に推された。レースではやや出負け気味の発馬となるも、直線で反応し切れないダノンスマッシュを尻目に鋭く突き抜け2着に1馬身半差で快勝してG1初制覇を果たした。
5歳(2021/22シーズン)
11月21日のジョッキークラブスプリントで始動するも7着惨敗。
香港スプリントではLucky Patchやピクシーナイトなど4頭が競走中止した多重落馬事故が発生したなかで下から2番目の7着。8着のダノンスマッシュが落馬事故の煽りを受けたことを考慮すると実質最下位という結果だった。
年明けのセンテナリースプリントカップでは4着。しかし、続くクイーンズシルバージュビリーカップではスタートが一息で後方3番手となるも、直線ではしっかりと末脚を伸ばして先行集団を飲み込みG1・2勝目を飾って復活の勝利を決めた。
スプリントカップは1400mからしばらく勝ち星を挙げられていない1200mに戻ったのと別定戦で斤量が重くなったこともあって3番人気となったが、後方3番手に付けると馬場を中央を通ってクビ差だけ差し切りゴール。昨年の雪辱を果たす勝利となった。
連覇の懸かるチェアマンズスプリントプライズは1番人気に推され、後方に控えて直線でスパートを開始し、残り200mで先頭を交わすとそのまま1馬身1/4差で勝利。3連勝で連覇を飾った。
血統表
All Too Hard 2009 鹿毛 |
Casino Prince 2003 鹿毛 |
Flying Spur | *デインヒル |
Rolls | |||
Lady Capel | *ラストタイクーン | ||
Kew Gardens | |||
Helsinge 2001 鹿毛 |
Desert Sun | Green Desert | |
Solar | |||
Scandinavia | Snippets | ||
Song Of Norway | |||
Mihiri 2010 鹿毛 FNo.23 |
More Than Ready 1997 黒鹿毛 |
*サザンヘイロー | Halo |
Northern Sea | |||
Woodmans Girl | Woodman | ||
Becky Be Good | |||
Danoise 2004 鹿毛 |
*デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
Sold de Lune | Law Society | ||
Truly Special |
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt