ウェルター級(welter weight)とは、体重制格闘技で使用される階級の名前である。ボクシングでミドル級の一つ下として制定されたのが始まり。
名前の由来はwelt(強打)とされているが嘗てはwelter(うねり、のたうち回る、混乱、雑多)が語源とされておりハッキリとしない。
キックボクシングや総合格闘技など様々な格闘技で使用される言葉であるがこの記事では主にボクシングのウェルター級について記載する。
概要
プロボクシングでの契約体重は140-147ポンド(63.503-66.678kg)、アマチュアボクシングでは64-69kg。所謂中量級に数えられる。20世紀初頭に出そろったオリジナル8階級の一つ。初代王者はパディー・ダフィー。
ボクシングが盛んな欧米諸国にこの階級にあった骨格を持つ選手が多いためか選手人口が多く報酬も多いため全17階級のうち最もレベルが高い階級とみられていることが多い屈指の人気階級。
フロイド・メイウェザー・ジュニアやマニー・パッキャオ、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、シュガー・レイ・ロビンソン、シュガー・レイ・レナードなどが有名。
2020年1月のデータでは1785人のプロボクサーが籍を置いておりうち日本人は59人。
2020年現在この階級で世界チャンピオンになった日本人は一人も出ていない。往々にして何人も王者を生んでいるストロー級よりも競技人口は多いのだが・・・。日本人王者が出ていない階級では最も軽い階級。
総合格闘技でのウェルター級
総合格闘技のウェルター級は、かつてはそれぞれの団体ごとに異なった体重設定がなされていたが今現在はNSACにならい155-170ポンド(70.3-77.1kg)をウェルター級と定めていることが多い。
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関連項目
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