ウェンディーズ(Wendy's)とは、アメリカ合衆国の企業「Wendy's International inc.」が運営するハンバーガーを中心としたファストフードチェーンである。
概要
アメリカ本国ではハンバーガーチェーンとしてマクドナルド、バーガーキングに次ぐ3位の店舗数を持つ。
ハンバーガーにはボリュームがある上に味も上々で、マクドナルドのビッグマックのセットと比較してもかなり割安感のある素敵なお店だが、全国的に店舗数が少なく知名度が低い。
注文を受けてから調理する作り置きをしないシステムを採用している。モスバーガーやフレッシュネスバーガーも作り置きしないが、ウェンディーズのバーガーは商品を渡されるのが格段に速い。それはパティを注文をとってから焼くのではなく、ケバブのようにずっと焼いているため。この独自の方法によって、新鮮さと暖かさを保ったバーガーを、マックのメイドフォーユーと比べても遜色のない速さで提供することを実現している。
日本での展開
ウェンディーズはかつてダイエーグループがフランチャイズとして日本への誘致を行った。その後日本ウェンディーズはすき家を運営していることで知られる株式会社ゼンショーに売却されたのち、2009年にはゼンショーとの契約更新が終了し日本国内の店舗が一時消滅していた。
撤退前はダイエー時代の名残としてダイエー店舗内や福岡のYahoo!JAPANドーム内に出店していた。米軍の軍人さんにも人気があるらしく、沖縄にも店舗があった。またかつて岩国の米軍基地そばにも期間限定で出店したこともあるらしい。
ちなみに、ダイエー時代、ウェンコ・ジャパン(当時)は同じハンバーガーチェーンの「ドムドム」のフランチャイザー(つまり、ライセンスを与える側)でもあったが、ゼンショーに売却される直前に「ドムドム」は分離され、ダイエー系列のオレンジフードコートに吸収された。出店初期には、「ドムドム」からウェンディーズへの転換も行われたが、収益率には大差があったという。
2011年12月に日本再進出が決定し、米国ドミノピザの日本展開を行っているヒガ・インダストリーズとの合弁会社を設立し70店舗程度をめどに展開する予定となっている。この店舗数は撤退前の店舗数とほぼ同じ。
復活第1号店は表参道にオープンした。その後なかなか新規出店が無かったが2012年8月に六本木に2号店が、2013年3月に曙橋に3号店がオープンした。しかし2013年12月に表参道店は閉店。六本木店とその後オープンする上野浅草口店がファーストキッチンとのコラボ店となり、現在はコラボ店含めて3店舗のみの営業となっている。
再出店後の基本的なメニューラインナップは以前のものを保持しているが、価格についてはある程度上昇している。撤退前は、ドリンクはサントリー製が中心で、ペプシコーラ、C.C.レモンなどがあったが、再出店後のドリンクメニューはコカコーラ系になっており特に変哲の無いラインナップとなっている。また、期間限定メニューとしてジャパンプレミアムという日本独自の高級バーガーが提供されていた。
関連項目
- ドムドムハンバーガー(かつてダイエーの傘下同士であった・・・というか、元は同じ会社)
- ダイエー
- ハンバーガー
- ファストフード
- ニコニコグルメナビ
- 料理の一覧(「飲食店」の項あり)
- バーガーキング
- フレッシュネスバーガー
- マクドナルド
- モスバーガー
- ロッテリア
- ファーストキッチン
リンク
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