ウォンバットとは、オーストラリアの低木林や草原に生息するカンガルー目ウォンバット科の哺乳類である。
概要
生態
褐~灰、黒色の毛深い毛を全身に持つ。体長は約1m程度、体重は20-30kg程度。耳は柴犬のようにピンと伸び、アナグマのようにずんぐりとした体型で、手足は短い。なお、尾はほとんど残っていない。鼻は平たく、毛が生えている種類とない種類がいる。
普段はよたよたと歩くスピードが遅いが、本気を出せば自転車を追い抜くほど走り続けることができる。ウォンバットでさえ本気を出せばすごいのにお前らと来たら・・・。おとなしくとても人なつこい性格である。
植物の葉や根っこを好む草食性。
有袋類であり、カンガルーのように袋の中で赤ん坊を育てる。一頭当たり子供は一頭まで。産まれてから半年くらいたつまで、子供は親の袋の中で生活する。
鋭い爪が付いた頑丈な前足で穴を掘って巣穴を作る。昼は巣穴で、夜は外に出歩く夜行性である。
縄張りを持ちサイコロ状のフンでマーキングをする。四角いフンをする仕組みは解明されたが、なぜサイコロ状の必要性があるのかには、マーキングした場所から転がらないようにする為など諸説ある。
敵の撃退方法
ウォンバットの尻は非常に固く、それを利用した独特の攻撃方法がある。
- まず、尻を敵に向けながら巣穴に逃げ込みます。敵は後ろについてくるとします。
- 尻で巣穴の道をふさぎます。
- 2で敵が退けばそれで済むが、そうでない場合は体を低くすることで道を少しあけ、敵を上部に誘い込みます。
- 敵がウォンバットにのりかかるような形になったら、尻でひたすら敵を天井に打ち付けます。
以上の行為を、壁ドンならぬ通称尻ドン。[1]相手は死ぬ(こともある)。可愛い顔して凄まじく、敵には慈悲を持たないウォンバット・・・恐ろしい子っ!
生物によっては頭蓋骨を砕くこともあるほどの威力なので、実際にウォンバットと触れ合う機会がある場合は念のため注意しておこう。(尤も、前述のようにウォンバットは人に慣れやすいため、危険性は低いと思われるが・・・)
日本の動物園
オーストラリア生息の生物であるが、僅かながら日本の動物園で飼っている場所もある。気になる人は調べて是非現地に足を運んでみよう!
ウォンバットが登場する作品
- 狂暴ウォンバット/Rabid Wombat(Magic: the Gathering)
- ウォンバットさん(サンレモンのキャラクター)
- ウォンバット(美男高校地球防衛部LOVE!)
- デス・ウォンバット(遊戯王OCG)
関連動画
関連項目
関連リンク
脚注
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