ウォーズマンとは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』及び『キン肉マンII世』に登場する超人である。
概要
機械と超人のハーフのロボ超人。旧ソ連出身。正式なリングネームは、「ザ・ウォーズマン」。黒尽くめの体に、機械のような素顔を隠すためのマスクを付けているのが特徴。無口な性格で、普段は「コーホー」という呼吸音を発している。
超人強度は100万パワー。当時の正義超人の中では最も高い数値である。
残酷なファイトを好む残虐超人だったが、後に正義超人に鞍替えする。通称「ファイティング・コンピューター」。
得意技は、手の甲に仕込まれたベアークローを使い、相手に回転しながら襲いかかる“スクリュードライバー”と、背後から相手にのしかかり相手の両腕を締め上げる“パロ・スペシャル”。
当時、ウォーズマンに影響されてパロ・スペシャルを真似する子供が多かったため、単行本や学校の朝会にて「危ないからパロ・スペシャルごっこをするな」という注意が飛んだ。尚、実在の(正調)パロ・スペシャルとは、掛け方が前後逆になっている為、実際のプロレスの試合でこれを掛ける場合は、“ウォーズマン式”として区別されている。
ロボ超人ではあるが、実際は生命体と機械が組み合わさったサイボーグ・タイプであり、自らの鍛錬で肉体を強化できるし、機械の部分もバージョンアップさせることが可能である。そのため能力を永久的に成長させることができる。戦いにおいては、脳内のコンピューターによって敵を徹底的に分析することもできる。その一方で、戦闘時間が30分を超えると機械の体がショートしてしまうという弱点を持つ。
生い立ち
永遠の強さを求め機械超人となった父親・ミハイルマン(本名ミハイル・ボルコフ)と人間の母親・ナターシャの間に生まれたロボ超人・ニコライとして誕生。父のミハイルマンが機械超人に改造されてから誕生したため、ロボ超人として生まれることとなった。ロボ超人としての出自や醜い素顔のため、周囲からは虐められ、疎遠にされていた。その後、ミハイルマンは試合中の暴走が原因で自殺。母と二人で貧しい生活を送っていたが、やがてナターシャも病死し、孤児となる。
10年が経ち青年となったとき、機械超人としての力に目をつけたソ連の超人育成組織「SKGB」にスカウトされる。そこで黒いマスク、ベアークローとプロテクターを受け取り、「ザ・ウォーズマン」というリングネームが与えられる。SKGBでの日々は、過酷な訓練の毎日であったが、暖かい毛布で寝られ、飢えることもなく訓練に打ち込める生活に喜びを感じていた。しかし、SKGBの真の目的は戦争用のロボ超人兵士の量産であり、自分はロボ超人兵士の実験台でしかないという事実を知ってしまう。
SKGBの幹部たちを倒して脱走を企てたウォーズマンは、行く手を阻んできた訓練仲間であるロボ超人・カマーンダスと戦うことになり、パロ・スペシャルによって撃破する。その際、一部始終を見て、アドバイスを送っていたバラクーダことロビンマスクに弟子入りすることとなり、強豪超人への第一歩を踏む。
テレビアニメでは、ロビンマスクと会うまでは、やられ専門レスラー養成機関「蛇の穴」にいたが、闘う本能が負けることを許せず相手を打ちのめし脱走したという経歴を持っている。
残虐超人時代
第21回超人オリンピック編より登場。初登場こそさりげなく名前や顔が出た程度であり、超人未開の地とされたソ連の代表だったため当初は全くのノーマークであったが、最終予選の50km耐久ローラーゲームを1位通過。本戦に入ると1回戦でスクリュードライバーでティーパックマンを惨殺。2回戦では、ペンタゴンの翼をもぎ取り、ベアークローによる残虐な攻撃で破り、注目を集めるようになる。
準決勝においては、かつて同じ残虐超人だったラーメンマンと金網リングでの棺桶デスマッチで対戦。ラーメンマンの攻撃を全て読んだうえでかわしてしまうファイティング・コンピューターの本領を発揮。不屈の超人魂を持つ強豪を相手に全く寄せ付けず、ベアークローによって無惨にも切り裂いていき、最後は再起不能まで追い込み圧勝。この時、とどめ技となったスクリュードライバーで脳を抉ったために、ラーメンマンはその後長く植物状態となってしまい、古傷とトラウマに悩まされることになる。
決勝を前に、師匠のバラクーダの正体が前回の超人オリンピック決勝でキン肉マンに敗れたロビンマスクであることが発覚。打倒キン肉マンのために復讐の鬼となったロビンは、自らの格闘テクニックと冷酷・冷徹・冷血の「氷の精神」を叩き込んでいた。ただし、ウォーズマンは完全に感情を捨て去っていたわけではなく、本来の優しさが顔を覗かせることがあり、ビビンバはこれに気付いていた。
決勝戦は、キン肉マンとの覆面剥ぎデスマッチとなる。序盤は、ロビンマスクのコピー技を使用していたため、キン肉マンに技が読まれてしまう。しかし、ロビンマスクのコピーではない本来の力を見せ始めると、苛烈な攻撃によってキン肉マンを大流血に追い込んでいく。その後、キン肉マンのクリーンファイトに触発され、ロビンの指示に反してベアークローを自ら外し、クリーンファイトに目覚めたことで才能がさらに開花。激闘の末、必殺技のパロ・スペシャルによってギブアップ寸前にまで追い詰めるが、30分以上戦うと体がショートしてしまう弱点があったために、キン肉バスターによる逆転負けを喫してしまう。試合後、マスクを外して素顔を晒し、初めて公の場で言葉を発すると、ロボ超人としての悲しい生い立ちを告白する。
敗れはしたものの、ウォーズマンはキン肉マンとの戦いを通し、クリーンファイトの素晴らしさに目覚めることとなった。以後、キン肉マンたちと友情で結ばれるようになり、アイドル超人軍団の一員となる。
ここで終わっていれば、キン肉マンの良き好敵手という印象だったのだろうが…。
栄光からの転落
超人オリンピック以降のウォーズマンは転落人生を歩むこととなった。
<7人の悪魔超人編>
- ステカセキングの地獄のシンフォニーで不意打ちされ、鼓膜が破れ気絶する。
- アイドル超人vs悪魔超人の対抗戦では7人の悪魔超人のボス・バッファローマンと対戦。しかし、圧倒的なパワーの差を見せつけられ、パロ・スペシャルは力技で解かれてしまい、ベアークローの封印を解いて放ったスクリュードライバーもロングホーンの前には通用しなかった。
- 10倍以上の超人強度を持つバッファローマンのハリケーンミキサーに怖気づき「こ、こわい…」
- 火事場のクソ力に目覚めるも、肉体が耐え切れずショート。二刀流のベアークロ―でロングホーンを1本折り一矢は報いるものの、バッファローマンのハリケーンミキサーによってKOされ死亡。
だが、倒されつつも立ち上がる闘志を見せ、バッファローマンからは「敵として会いたくなかったぜ」と讃えられる。圧倒されてもなお食い下がり、倒されはしたが名勝負であり、ここまでは良い扱いだったとも言える。
<黄金のマスク編>
- 作者がウォーズマンの体内でアイドル超人と悪魔六騎士が戦うというアイディアを思いついてしまったために、プラネットマン戦にて犠牲になる。ここでも仲間たちの中で最高の友情を示した名場面であった。
本当に転落人生が始まるのが次からで、ここが最後の区切りだった。 - 五重のリングの戦いの際、仲間のブロッケンJr.から風が欲しいという理由でリモコンハットによって肺を傷つけられる。また、阿修羅バスターに捉えられたテリーマンを制御装置がクッションとなって救うが、体が痙攣を起こし一時は命の危機に。
- 仲間たちの活躍で一命を取りとめたが、負傷が癒えないままアシュラマンに挑みかかるがあっさり攻撃を避けられ、阿修羅バスターを喰らいそうになる。ガチャ
<夢の超人タッグ編>
- ロビンマスクとの超人師弟コンビを結成。タッグトーナメントの優勝候補筆頭という前評判だったが・・・。1回戦第3試合で完璧超人の首領であるネプチューンマンとビッグ・ザ・武道のヘルミッショネルズと当たってしまう。
- タッグフォーメーションAで師匠(ロビンマスク)にタワーブリッジをかけられ、投げ捨てられる。
- ロビンマスクがネプチューンマンの正体暴きに躍起になったため、しばらくの間空気になる。
- ようやく出番かと思えば、片方のベアクローが外れた状態のままパロ・スペシャルをネプチューンマンにかけるという失態を犯し、あっさり外される。
- ネプチューンマンのダブル・レッグ・スープレックスで失明、あげくにクロスボンバーでマスクを剥され、死亡。「アワワ…」
<キン肉星王位争奪編>
- ミキサー大帝のパワー分離器によって超人墓場へ送られたキン肉マンと再会。自らが持つ3つの命の玉を分け与え、キン肉マンの超人墓場からの脱出を手助け。このとき、超人墓場の墓守鬼たちの金棒で痛めつけられる。
- ドクター・ボンベの手で生き返り、ミートに代わってキン肉マンチームの先鋒として技巧チームのザ・マンキリと対戦。ところが、ボンベがうっかりしたせいで戦闘技術を忘れてしまい、笑い者となる。
「笑うなー!!」 - バラクーダに変身したロビンマスクによって「氷の精神」をインプットし、残虐超人として復活。マンリキに技をかけた際に「ウォーズレッグブリーカーでござーい」と口走ってしまう。
- キン肉マンの身体を張った友情により再び正義超人としての感情を取り戻し、起死回生のパロ・スペシャルでマンリキを破り逆転勝利を収める。作中久々の勝利となった。しかし、次のモーターマン戦はマンリキ戦での戦闘可能時間超過が原因で棄権。そのまま入院する(超人血盟軍vs知性チームの試合を普通に観戦していたはずだが……)。
- ネプチューンマンの助力もあって命がけのマンモスマン対策の特訓を終わらせ、決勝戦を前に大阪城に向かう途中、マンモスマンの不意打ちを食らって病院送りにされる。しかもマンモスマン対策の上を行かれるという正々堂々の敗北で、もし不意打ちされなかったら本戦で満場の観客の前で同じ恥を晒すところだったという文句の付けようが無いかませぶり。
試合には代役として同じかませキャラのジェロニモが出場するが、これまたオメガマンに一蹴された。
「ウギャア キン肉マーン!!」 - キン肉マンを応援するために最終決戦時に姿を見せるも、マンモスマンにマスクを破壊され奪われていたため、連載最終回を素顔のままで迎える羽目に(入院中にマスクを着けていたはずだが……)。
- 最後に邪悪神たちがフェニックスの母親に襲いかかった時、邪悪神たちを蹴散らす役割をジェシー・メイビアに取られた。
…等、ほとんどかませ犬的な役割を担うようになり、王位争奪編でザ・マンリキに勝ったくらいで特に目立つ活躍を見せることは無かった。
スクラップ三太夫でのウォーズマン
ゆでたまごの黒歴史漫画『スクラップ三太夫』は時系列的に『キン肉マン』の未来世界にあたるのだが、そのラスト付近でウォーズマンが登場している。
みんなが宇宙に出た中で一人だけ地球に残り警察官になったが、孤独さのあまりヤケになって飲んだくれているという悲惨な設定になっている。キン肉マンたち正義超人の功績を讃える博物館を襲撃しようとした強盗ロボットを三太夫と共に迎え撃ち、三太夫とのツープラトン技で討ち果たす。
後に「マッスル・リターンズ」や「II世」や「無量大数軍編」などの続編が描かれてくると、このスクラップ三太夫に続く可能性は小さくなってしまったと思われるが、これはこれでなかなか感動ものの話なのだ。一見の価値あり。
II世でのウォーズマン
『キン肉マン』の続編である『キン肉マンII世』の第1回人気投票にて「II世に出演してないのに人気投票3位」という快挙を成し遂げる(正確にはII世の読切版や回想シーンでわずかに出ているが、直接のストーリーには絡んでいなかった)。
作者であるゆでたまごはこの結果に対し「こんなに人気があるならもっと活躍させればよかった」的な発言をぬけぬけとしている。ウォーズマンはスクリュードライバーで作者を攻撃、積年の恨みを晴らした。ギャアアア
その発言通り、その後のII世において
<超人オリンピック編>
ケビンマスクのコーチ兼セコンド・クロエとして登場。祖国ロシア(旧ソ連)を捨てて、師であるロビンマスクの息子・ケビンマスクに“OLAP”、“マッハパルバライザー”など数多くの戦術を教え込み、オリンピック優勝に導く。
「天使のように細心に、悪魔のように大胆に」
(ここからウォーズマンの着ぐるみ師人生は始まった)
<悪魔の種子(デーモンシード)編>
富士の山中での特訓中に倒れたケビンを仏師に扮して介抱し、間接的に打倒ボルトマンのヒントを授ける。
…など、ウォーズマンに多くの活躍の場が与えられるようになった。
第4回人気投票では3連続1位のケビンマスクを抑え、とうとう1位の座に輝く。
<究極の超人タッグ編>
過去を舞台とする究極のタッグ編では、未来から21世紀ウォーズマンが20世紀にやってくる。長年の戦闘経験とバージョンアップされた機械の体、そして原作最終話までの展開を全部知っているという強みを活かして自らの弟子でもあるケビンマスクの救出と時間超人打倒を狙う。
だが正体を隠すためクマの着ぐるみ着て愛玩系な風を装うとかやり過ぎな点が目立つ。「クゥーン・・・。」
これまた正体を隠した「マイケル」とのクマの着ぐるみコンビ「ヘルズ・ベアーズ」を結成。自らは「ベルモンド」と名乗り、究極の超人タッグに参加。予選バトルロイヤルでは、愛らしい風貌から特に女性ファンを中心に人気を集めるが、ジャングル・ブックスを間引き、ネプチューンマンの攻撃からキン肉万太郎を救うなど、実力の片りんを見せる。
1回戦で同じ旧ソ連出身のチーム・コースマス(スプートニックマン、メテオマン)と対戦。序盤はコースマスの連携技に攻められる時間が続いていたが、少しずつ実力を見せ始めるにつれてその正体が明らかになっていく。そして、ついに着ぐるみを破ってウォーズマンとしての姿を見せると、ツープラトン技テディー・クラッシュでコースマスを撃破する。
2回戦では、前回のタッグ戦で勝てなかったネプチューンマンに対してのリベンジとセイウチンを元の正義超人に戻すという目的からヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン、セイウチン)との対戦を選ぶ。上野動物園での試合は、「アニマル・チェンバーデスマッチ」でおこなわれ、試合の中でパートナーのマイケルの正体が獣性と知性を併せ持つマンモスマンであることが発覚。口笛によってマンモスマンの獣性を抑え、正義超人として戦うようコントロールしていた。そして、説得によってセイウチンの洗脳は解かれ、正義超人としての再生のためにパロ・スペシャルで制裁を加えKOすることで1つ目的を果たす。一方、将来敵として現れるものの、この時点ではまだ未発見であった超強豪マンモスマンを先手を打って味方に付けておくという作戦を見せるが正義超人教育に失敗。マンモスマンは悪魔の心を抑えられずネプチューンマンに寝返ってしまい、かつて自分が倒された超人2人と1人で戦うというなかなか鬼畜なシチュエーションに立たされる。セイウチンが自らを犠牲にして庇ったのもむなしく新星・ヘル・イクスパンションズの地獄の氷結落としによって敗北。長年のメンテナンスの賜物で命を失うまでには至らなかったが、緊急の治療を要すために担架で運ばれて入院することになり、 またしてもマンモスマンにやられるという悲惨な末路を辿った。ヒューゴー
TSな平行世界(キン肉マンレディー)で、はわわわ~なドジっ子アンドロイドな女超人なのが納得いったよ。
新シリーズでのウォーズマン
<完璧超人始祖編>
……と、ここまでは徹底的にいじめ抜かれたウォーズマンだったが、完璧超人始祖編でついにその待遇が変わる。
メディカル・サスペンションによる肉体治療から開放された後、ロビンたちアイドル超人と共に第2ラウンドから参戦。ピラミッドリングの迷路にトラブルもあり、無量大数軍第二陣との戦いの最終戦で姿を見せる。
正義超人のリーダー・ロビンマスクと完璧超人の重要人物ネメシスとの大将対決の後、大トリを務める重大な場面である。しかもこの試合で命を落としたロビンから正義超人軍団のリーダーに任命された直後の試合である。
対戦相手はいかにもマンモスマンを彷彿とさせる獣系大型超人ポーラマン。序盤はロビンが死んだショックによって冷静さを失くして無闇やたらに攻撃を仕掛けたのが勝ちフラグのようになってはいたが、この時点で「ああ、また負けか」と多くのファンは諦めていた
それでもビッグ・タスクやパワフル・ノーズが無いぶんだけマンモスマンよりはまだマシかなーと希望的観測はあったものの、ポーラマンの怪力は想像を絶しており、ベア・クローはほとんど叩き折られ、ヘルメットはひしゃげ、全身ヒビだらけで漏電&煙を噴くという無茶苦茶なダメージを負ってしまい、ポーラマンの<完力>マッキンリー颪によって一度は機能停止にまで追い詰められる。
……だが今回のウォーズマンはウギャアしなかった!!
ポーラマンの手足にダメージを蓄積させ、マンモスマン戦では全く役に立たなかったウォーズマンスマイルを使っての回避、「ござーい」では無いちゃんとしたウォーズレッグブリーカー、いつもマスクを狩られて負けるところを素顔でも勇敢に戦い続ける、30分経ったら負ける定番の展開を「超友情モード」で逆転、怪力キャラに強引に外されるのがお約束だったパロ・スペシャルで完全にKO勝ち……と、これまでバカにされつづけてきた要素をひとつひとつ丁寧に打破。最後は「超人はツラで勝負しているわけではない」というセリフと共にパロ・スペシャル・ジ・エンドに持ち込み、強豪ポーラマン相手に完勝する。
これでもかと言うほど念入りにネタキャラ扱いを粉砕したのだった。(そのため試合はやたら長くかかった)この戦いでロビンの意志を継いだことでメンタルが飛躍的に強化され、これまでのトラウマを払拭しての勝利といえる。
さらに続く完璧超人始祖との戦いでは、ネメシスと戦うキン肉マンのセコンドを務めるなど、仲間たちのサポートをこなしたが、対戦の機会が無いまま完結。
ロビンマスク死亡、テリーマンは片足を失い、ラーメンマンもブロッケンJr.も敗北で終わった中で、黒星を付けられずにシリーズを終えることができた。あやうくネメシスに突っ込んでやられるところだったがラーメンマンが代わりに負けてくれた
<オメガ・ケンタウリの六鎗客編>
新たに地球を侵略に来た大魔王サタンによって、他のアイドル超人たちと共にキン肉星のマッスルガム宮殿に封印されてしまう。
地球ではウルフマンたちが防衛戦を展開し、さらにキン肉マンスーパー・フェニックスら運命の王子たちが現れ、キン肉マンとブロッケンJr.以外のアイドル超人たちの出番は結局無いままだった。
<超神編>
サタンが倒されたことで結界から解放され、超人殲滅を目論む超神たちの野望を阻止すべくザ・マンの指示に従い、ラーメンマンと共にソ連(トルクメニスタン)・ダルヴァザにある地獄の門へと向かう。そこに出現したマンモスマンと”超神”コーカサスマンの戦いを見守ることとなる。
コーカサスマンのエクストリームクエルノによってKO寸前にまで追い詰められたマンモスマンに対し、ラーメンマンや観客とともに声援を送ることでマンモスマンを友情パワーに目覚めさせる。それでもまだ完全に吹っ切ることができないマンモスマンに対し、かつて真剣勝負を演じた相手であるロビンマスクの直弟子として檄を飛ばし、マンモスマンが戦い方を変えるきっかけを作る。マンモスマンは見事勝利を飾るが、力尽きて地獄の門に落下してしまう。その直前、所持していたカピラリアの欠片を残された超人パワーと共に投擲。鳥取砂丘に眠るロビンマスクを復活させた。
バベルの塔に挑む8人の超人を選出する会議ではロビンマスク亡き後に正義超人の司令塔を任された身でありながらずっと試合に参加していない事を述べ、代表に立候補する。だがロビンが帰ってきため、再びウギャア要員に成り下がる事が危惧される。
蘇ったロビンマスクと再会を果たすが、バベルの塔の試練の真の目的を聞いたロビンが己のエゴを優先させて別行動を取ってしまう。ショックを受けながらも正義超人の司令塔としての立場を優先させ、キン肉マン、バッファローマンと共に先の階へと進んでいく。
正義超人のリーダーという重責を任されたものの、ロビンが復活してくるまで特に何もしていなかった事を苦にしており、5F特設リングでの"維新の神"オニキスマンとの戦いでは志願して出撃する。
早速スクリュー・ドライバーを繰り出すものの、オニキスマンもオニキスバルバライザーというよく似た技で応戦し、右腕のベアクローがひん曲げされてしまう。自身の得意分野であるはずの予測能力のさらに先を行く読みを持つオニキスマンの正体は「ロボ超神」だった。相性最悪の相手を前に驚きを隠せないウォーズマンに対し、今度はパロ・スペシャルと酷似した「ブラッケンド・オーバーライダー」を仕掛けてくる。
オニキスマンの隙を突いて技から脱出したものの、自らの体を手術によって機械化したオニキスマンの「訓練による肉体改造」と「機械を組み込む肉体改造」は同じという考えに同調できず、会話が噛み合わない。そこでウォーズマンスマイルを発動させ拷問技「エンパイヤーエルボースタンプ」を繰り出すが、余裕で外され、オニキスマンの腕ひしぎ十字固めによって右腕をへし折られてしまう。皮肉にも機械の恐ろしさを痛感する中、キン肉マンが自分がウォーズマンと初めて対峙したときの絶望感を共有できたことで、また深く分かり合えたことの喜びを伝える。
キン肉マンの言葉で「どんな状況でも希望を失わない」正義超人の強さの秘密を思い出し、再びオニキスマンに立ち向かうが、絶望的な状況に変わりはなく神技・ブラックオニキススクィーズで締めあげられてしまう。そこへ再度キン肉マンからの檄が飛ぶと、自らの体を傷つけて放電を起こす捨て身の戦法で脱出。その代償は大きく機能停止寸前かと思われたが、動かないはずの右腕のベアクローでオニキスマンの攻撃を防いでみせる。自らの体を傷つけたのはコンピューター回路を損傷させ、かつて自分に勝ったキン肉マンのように計算では導きだせない本能のまま戦うためだった。ようやくオニキスマンの予測を上回り技が決まるようになると、火事場のクソ力を発動させたまさかのキン肉バスターを繰り出す。それでも倒すには至らなかったが、ついに必殺のパロ・スペシャルで勝負に打って出る。究極の力「火事場のクソ力」で神の力をも吸収するかに見えたが、オニキスマンは"アリ地獄ホールド"から逃れてしまう。そして今度は落下式のブラッケンド・オーバーライダーを喰らい、ついにダウン。
このまま機能停止し、今度こそ万事休すかと思われたが、満身創痍の状態で立ち上がると、最後の一発として両腕からベアクローを出す。最後の手段とは、かつてバッファローマン戦で使用した方法でオニキスマンとの100倍のパワー差を埋める命を引き換えにした技であった。葛藤しながらも自らの決意に敬意を払ったキン肉マンに穏やかな表情のウォーズマンスマイルを浮かべながら「オマエハサイコウノトモダチダ」と気持ちを伝えると、スーパーユウジョウモードを発動。二刀流ベアクロー×2倍ジャンプ×5倍回転×スーパーユウジョウモード爆縮による「1億パワースクリュー・ドライバー」を放つ。1億パワーの光の塊は迎え撃つオニキスガントレットを砕き、ついにオニキスマンを打ち倒す。しかし、受けたダメージが大きすぎて勝ち名乗りを受けることができず、両者ノックダウンの引き分けという裁定が下る。
試合後、再びオニキスマンと「機械の善悪」についての問答となり、「機械そのものが善悪ではなく、使う者の心がけ次第ならばそれを誇るべき強みにしたい」という戦いを通して導き出した答えを述べる。その答えに対してオニキスマンは「合格」を与えると、先に戦ったジェロニモ、ネプチューンマンと同様に最上階へと転送される。そして、オニキスマンの維新の神としての思いを未来へと繋ぐことを約束する。
<時間超人編>
最上階で刻の神と時間超人の脅威について聞かされるが、その際にザ・ワン陣営についたロビンとは再び道を分かつことになる。その後、キン肉マン、ネプチューンマンと共に超人墓場へ移動し、ザ・マンから時間超人と戦う5人の超人に任命される。時間超人の拠点の一つにシベリアのパトムスキー・クレーターがあることが分かると、強く志願する形でかの地へと向かう。そこは、かつて戦闘超人となるための訓練を受けたSKGB(通称:狼の部屋)がある因縁の場所であった。
早速、施設の中へ潜入すると、五大刻のひとりペシミマンを発見する。脱走者であることから堂々と行動を起こせないため、アンドロイド・サルダードの衣装を奪い、兵士に扮する(キン肉マンⅡ世でのクロエと同じ姿)。その姿のままリング上で蛮行を続けるペシミマンの前に立ちはだかり、両者が対峙することになる。
そのときコワルスキー長官が介入してくるが、機転を利かせて邪魔が入らないように仕向けると、ペシミマンの案内によりパトムスキー・クレーターへ移動。ペシミマンは超古代超人が競い合ったという円形闘技場リングを出現させる。そこに宇宙超人委員会の実況班として現れたザ・マンリキから名前を問われると、「クロエ」と名乗る。
プロフィール
ウォーズマン理論
“7人の悪魔超人編”において、バッファローマンとの戦いで追い詰められたウォーズマンは、起死回生の策として
(ベアークローを両手につけて)100万パワー+100万パワーで200万パワー!!
いつもの2倍のジャンプが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの3倍の回転を加えれば、400万×3の
バッファローマン!お前をうわまわる1200万パワーだーっ!!
…というトンデモ理論によって光の矢となり、バッファローマンめがけて捨身の攻撃を行なった。
しかし、この攻撃はバッファローマンの左角を折っただけに終わり、力を使い果たしたウォーズマンはとどめを刺され、敗北した。
↓参考動画
この理論はウォーズマン理論と呼ばれ、トンデモ理論の多いゆで理論の一つとして今日に伝えられる。
「II世」では若い超人が学ぶ学校でこの理論が教えられており、作中では本当にこの計算式で正しいらしい……。
その後、他作品でもパロディとして使用されるほど影響を与えたウォーズマン理論だったが、21世紀になり平成を飛び越えて令和の時代に最新バージョンとして登場することになる。超神であるオニキスマンの前に追い詰められ、敗色濃厚となった絶望的な状況のまま希望を捨てずに立ち上がると、残された最後の一撃として使用。9999万パワーのオニキスマンとの100倍のパワーの差を埋めるため
(ベアークローを両手につけて)100万パワー+100万パワーで200万パワー!!
いつもの2倍のジャンプが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの5倍の超回転を加えて、400万×5の2000万パワー
・・・と今度は1億パワーの光の塊となったウォーズマンは神を超える一撃を放ち、オニキスマンの腹部をえぐり、神超えを実現。だが、文字通り命を燃やし尽くしたような一撃だったため、全てを出し尽くしたウォーズマンは勝ち名乗りのために立ち上がることはできず、試合そのものは引き分けという非情な結果となった。
オモイヤリ+ヤサシサ+アイジョウ=友情
……と、かなり長いことかませ犬扱いが続いていたウォーズマンだが、
- 命を捨ててバッファローマンのロングホーンを折ったおかげで、後に戦うキン肉マンの心臓にロングホーンが刺さるのを防ぐ。(7人の悪魔超人編)
- 仲間をプラネットマンの人面疽にされ、手出しが出来ないキン肉マンに「オレとお前の友情はみせかけだったのか!?」と心臓部である自らを貫かせる。(黄金のマスク編)
- 金網デスマッチで過去のトラウマに苦しむモンゴルマンを、覆面狩りに遭ったマスクからベアークローを飛ばして救う。(夢の超人タッグ編)
- Mr.VTRによって超人墓場に飛ばされたキン肉マンに、自分が生き返るために集めていた命の玉を譲って復活させる。(キン肉星王位争奪編)
- コンビを組んでいたマンモスマンの裏切りでネプチューンマンに負けてしまったが、手加減とも言えるクリーンファイトでセイウチンを完璧超人から正義超人に戻し、未来の技術で作られたデバイスでロビンマスクの妻・アリサを、さらには正義超人を裏切ったネプチューンマンを救う。(II世/究極の超人タッグ編)
このように正義超人になってからは他の超人以上に仲間の為に命を投げ出す場面が多く、氷の精神を持った残虐超人や感情の無いロボ超人というイメージとは裏腹に、実は正義超人の中で一番友情に厚い男かもしれない。
迷言名言集
(おかしなフォントは太字にしてます)
「コーホー」
「その必要はないぜキン肉マン」
「キン肉マンとやる前に おれとやりな」
「みんな、地獄で会おうぜ」
「こ…こわい…」(オイ…)
「逃げは勝利への糸口にならん」
「実戦で証明してみな!」(バッファローマンに対しての命知らず発言)
「俺とお前の友情は見せかけだったのか!?」
「アワワ…」
「笑うな…笑うなー!!」
「これぞウォーズ・レッグブリーカーでござーい!!」
「そうら泣け わめけ 叫べ 氷の精神持つオレさまにはいいメロディに聞こえるぜ」
「こ・・・ここはどこだ?わたしはいったい!?」(←残虐ファイトしたのをを覚えてない・・・)
「キーンー肉マーン」
「ウギャア キン肉マーン!!」
「超人はツラで勝負しているわけではない」
「オマエハサイコウノトモダチダ」
その他のネタ
- TVアニメオリジナルエピソードである極悪超人編では、3対5タッグマッチ(この時点でおかしい)で劣勢を強いられていたが、コサックダンス必殺技「シベリアの地吹雪」を用いて二人道連れに場外へ落下していった。
戦績
『キン肉マン』での戦績
- ○ティーパックマン(ベアークロー)
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト1回戦 / 後楽園球場 - ○ペンタゴン(ベアークロー)
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト2回戦 / 東京競馬場 - ○ラーメンマン(スクリュー・ドライバー)
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト準決勝 / 蔵前国技館 / 棺桶デスマッチ - ✕キン肉マン(キン肉バスター)
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト決勝 / 国立競技場 / 覆面剥ぎデスマッチ - ✕バッファローマン(ハリケーン・ミキサー)
アイドル超人vs悪魔超人 / 田園コロシアム - ○【宇宙一凶悪コンビ】スカル・ボーズ&デビル・マジシャン(ダブル・ジャーマンスープレックス)
※パートナー:ロビンマスク(超人師弟コンビ)
全米タッグ選手権 / アメリカ - ✕【ヘル・ミッショネルズ】ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道(クロス・ボンバー)
※パートナー:ロビンマスク(超人師弟コンビ)
宇宙超人タッグトーナメント1回戦 / 富士山麓トーナメント・マウンテン第三リング - ○ザ・マンリキ(パロ・スペシャル)
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ準決勝 / 姫路城 - ✕マンモスマン(ビッグ・タスク・ドリル)
非公式戦 / 奈良の竹林地帯 - ○ポーラマン(パロ・スペシャル)
正・悪連合軍vs完璧・無量大数軍 セカンドステージ / 鳥取砂丘・サッカラ階段ピラミッド第七ステップ - △オニキスマン(両者ノックダウン)
リアル・ディールズ vs 超神 / イラク・バベルの塔5F
『キン肉マンII世』での戦績
- ○【ジャングル・ブックス】ゴリマックス&サバンナ(テディー・クラッシャー)
※パートナー:マイケル(ヘルズ・ベアーズ、ベルモンドとして出場)
○究極の超人タッグ間引きバトルロイヤル / 後楽園球場 / バトルロイヤル・マッチ - 【チーム・コースマス】スプートニックマン&メテオマン(テディー・クラッシャー)
※パートナー:マイケル(ヘルズ・ベアーズ、ベルモンドとして出場)
究極の超人タッグ1回戦 / 川崎球場 - ✕【ヘル・イクスパンションズ】(ネプチューンマン&セイウチン→マンモスマン)
※パートナー:マンモスマン(ヘルズ・ベアーズ、当初はマイケルとして出場、途中で寝返る)
究極の超人タッグ2回戦 / 上野動物園 / アニマル・チェンバーデスマッチ
おもな必殺技
<シングル技>
- スクリュー・ドライバー
- ウォーズマンの代名詞とも言える技。片手のベアークローを突き出し、錐揉み回転しながら相手に突っ込み刺し貫く。ラーメンマンの脳天に突き刺し、植物人間にしてしまった技としても有名。
バッファローマン戦では、前述のとんでも理論による二刀流ベアークローによって1200万パワーの光の矢となったパワーアップバージョンを披露。
オニキスマン戦では、先のウォーズマン理論に加え、「スーパーユウジョウモード」を爆縮することで命の全てを燃やし尽くした玉砕覚悟の1億パワースクリュー・ドライバーを実現。1億パワーの光の塊となって神をも打ち砕くほどの一撃を放った。 - パロ・スペシャル
- ウォーズマンを代表するもう一つの技。「アリ地獄ホールド」「ツンドラの墓石」とも表現される。
- 相手の背後から両足を内側から引っ掛け、両手をチキンウイングで絞り上げる関節技。もがけばもがくほど技が深みにはまり、その態勢から相手を地面に叩きつける「パロ・スペシャル ジ・エンド」に移行する。
幻の技とも言われ、脱出不可能とされていた……はずだったが、後にバッファローマンやネプチューンマンに外されている。しかし、これはウォーズマンの心の中に迷いがあったために技の真価を100%発揮できなかったからであり、ポーラマンと対決した際は数々の迷い・トラウマを振り切った完璧な形をかけている。
ロビンマスクはこの技を見てウォーズマンをスカウトしたはずだが、後になぜかロビンがウォーズマンに伝授した技ということになっている。
元は実在のプロレス技で、プロレスラーのジャッキー・パロが考案したものだが、かける側の身体が前後逆。ロビンの息子であるケビンマスクのOLAPが本来の形である。この為、実在のプロレスラーが使用する場合は、正調のものと区別する為、「ウォーズマン式」と称される場合がある。
「究極の超人タッグ編」で21世紀ウォーズマンが使用したものは、自分から相手にかける技ではなく、相手の力を利用する技へと昇華したことにより、ロビンマスクから「真の境地にたどりついた」と賞賛されている。 - ウォーズ・ピストンエルボー / エンパイヤーエルボースタンプ
- 相手の上に肩車の形で乗り、そのまま頭部へと肘打ちの連打を叩き込む恐怖の拷問技。相手の脇の下に自分の足を差し込み、両腕の動きも封じている。
なお、キン肉マンⅡ世の頃はウォーズ・ピストンエルボーと名付けられていたが、超神編で使用した際はエンパイヤーエルボースタンプという技名になっていた。また、キン肉マンⅡ世でケビンマスクが使用したときはストームエルボーとされており、技名がいまいち安定しない技である。 - ウォーズレッグブリーカー
- 仰向けにした相手の両脚を垂直に上げさせ、そこに自分の足を絡ませ体重を掛けて相手の両脚をへし折る「ござーい」でお馴染みの関節技。ギブアップの意思表示をしない限りは脱出不可能な技。ポーラマン戦で披露したときは片脚フックバージョンだった。
- クロー・ウォール(爪の壁)
- ベアークローを爪と爪の隙間を合わせるように交差する、防御法。
- 超人ロケット
- ロビンマスクと同じく人間ロケットの要領で頭から突撃する。
- シベリアン振り子落とし
- 空中で回転し、相手の首に両足をかけ、それを支点に素早く回転し、最後は相手の左腕を掴んで脇固めを極めたままキャンバスに相手を組み伏し、相手の腕を痛めつける。
- タワーブリッジネイキッド
- ロビンマスクの必殺技である両腕をクロスさせて相手の頭と両足をホールドしたタワーブリッジ。ロビンマスクが初披露した直後に繰り出し、ポーラマンの強靭な肉体に大きなダメージを与えたことで威力の凄まじさを知らしめた。
- キン肉バスター
- 過去、超人オリンピック決勝で敗れたキン肉マンの必殺技をオニキスマン戦でまさかの使用。このとき自らコンピューター回路を断ち切り、本能のままに戦っていたため、ウォーズマンを上回る予測能力を持つオニキスマンですら虚を突かれ、致命傷にはならなかったもののまともに技を受けてしまった。
ちなみに、作中で純粋なキン肉バスターがまともに炸裂したのはかなり久々であった。
<タッグ技>
- タッグフォーメーションA
- 超人師弟コンビのツープラトン。ロビンマスクのタワーブリッジによって身体をしならせ、その反動で相手に飛びかかってローリング・ベアークローで切りつける。
- テディー・クラッシャー
- ヘルズ・ベアーズのツープラトン。片方の相手をベアハッグにかけ、もう一人をマイケル(マンモスマン)が空中で、両脚と胴を自分の脇と股で挟み込むようにクラッチしたツームストーン・パイルドライバーで落下、相手の脳天同士を激突させる。
- アイスバーグ・アバランチャー
- ヘルズ・ベアーズのツープラトン。相手をダブルアーム・スープレックスで投げ、飛び上がったところをマンモスマンが共に飛び上がり、ウォーズマンの両脚をマンモスマンの大腿部に乗せ、ウォーズマンごとそのまま相手を投げる。
<その他>
- ウォーズマンスマイル
- 残虐時代のウォーズマンを象徴する不気味な笑顔。戦いにおいて真の実力者と向き合ったとき浮かび上がる。キン肉マンと戦うまではこれを見て生きて帰れたものはいなかった。正義超人入りしてからは封印していたが、王位争奪編で一時的に記憶を失っていたことから見せている。マンモスマン、ポーラマンと戦ったときは防御方法として出現させている。
オニキスマン戦で命がけの最後の一撃を決意したときは、キン肉マンからの呼びかけに対してこれまでに見たことの無い穏やかな表情を浮かべている。 - 火事場のクソ力
- バッファローマン戦で発動。「キン肉マンとの死闘を経て新たな力としてコンピューターにプログラムされた」とは本人の弁。これにより反撃を開始、攻勢に出るも、10倍の超人強度の差を埋める為の使用は唯でさえ30分の時間制限を抱える体に更に負荷をかける自殺行為であった。この状態で最後の賭けとして打って出たのがかの有名な1200万スクリュードライバーである。これ以降は本人の微妙な戦績もあり使用も言及もされないその場限りの技となったが、新章・完璧超人始祖編から火事場のクソ力という力が重要なファクターとして描写されていくと共に という新作以降で重要視されているプロセスと使用方法を旧作の時点で成し遂げていた事になり、地味に凄い事になりつつある(ウォーズマン理論による1200万パワーの光の矢も、火事場のクソ力による発光現象と後付けで解釈できる)下記の超友情モードの登場時もこのウォーズマン流の火事場のクソ力については言及されず、どの様な関係性なのかは現時点では不明(多分ゆでは覚えてない)
- 超友情(スーパーユウジョウ)モード
- ポーラマン戦で発動させた新たな力。これまで試合開始から30分を過ぎると体がショートして戦えなくなるという弱点をもっていたが、「オモイヤリ+ヤサシサ+アイジョウ」に「シンジルココロ」をインプットすることで「友情」がバージョンアップ。これにより活動限界を5分伸ばすことが可能となり、さらに10倍のパワーも得られる。
オニキスマン戦では、活動限界を残り5秒に爆縮することで50倍のパワーを得ることができ、自身の超人強度を1億パワーに到達させている。
タッグパートナー
声優
キャラクターソング
関連動画
ウォーズマンを中心とした動画はそれほど無いが、格闘ツクールで作られたキン肉マンの格闘ゲーム「マッスルファイト」の動画で漫画やアニメのシーンが再現されたりしている。
関連静画
関連項目
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- カナディアンマン
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