ウコチャヌプコロとはアイヌ語の単語で
「オスはメスとしかしないはず」
な行為のことであり、人間同士の行為は「オチウ」が用いられる。
なお、より正確な表記はウコチャヌㇷ゚コㇿ(ヤ・プ・ロが小さい文字)であるが、ㇷ゚・ㇿは機種依存文字のため一部の端末では表示できない可能性がある。そのため、以下本記事においては「ウコチャヌプコロ」表記で統一する。
概要
発端
北海道サバイバル時折グルメ漫画に登場したある変態が木の穴だの鹿だのに挑み、最終的にヒグマに挑戦し本懐を達成した直後天に召される(この間5話)事案が発生したのがすべての始まりだった。
なんのこっちゃと思った人は、ゴールデンカムイと姉畑支遁の記事を読もう。
加速
折も折、ヒグマが美少女と化して登場する深夜アニメ(上記グルメ漫画が一方的にコラボを敢行)がブレイク中だったため、そのヒグマさんに対しけしからん行為に及ぶ静画等に波及してしまった。
だが、それすらまだ全てではなかった。
爆発
上記漫画の掲載から約一ヶ月後、あるブラウザゲームで始まったイベントで新規実装されたキャラクター
彼女がその名前からアイヌ風衣装をまといしかも大変豊かなものをお持ちだったため、「我、ウコチャヌプコロに突入す!」と吶喊する紳士淑女提督達によりさらなるブレイクを遂げてしまったのであった…。
余談
なお、知れ渡ったきっかけがきっかけだけに『人間と動物が致すこと』と勘違いされがちな『ウコチャヌプコロ』という言葉だが、実は単にアイヌ語における性行為を示す語のうちの一つくらいの立ち位置である。
意味合いとしてもウコ(互いに)+チャヌプ(知り合う)+コロ(~しながら)といった構成でできており、特段人と動物に限る要素は見受けられない。
人間同士ではオチウ、人間と動物ではウコチャヌプコロというわけでもなく、他にも『ウコオモイヌ』『ウコパウチコロ』など性行為を指し示す語は意外と多い。この辺はネットスラングを除いた標準的な日本語においても『致す』『まぐわう』『交合』『性行為』『夜の営み』等、様々な語でこのデリケートな行為を指し示しているのと同じと言える。
とは言え『ウコチャヌプコロ』に関しては動物同士の行為を指すことが多く、完全に他の語と同じ意味合いかと言うとそうでもない。標準的な日本語においては『交尾』が用法としては近いだろうか。
即ち、この辺の事情を鑑みてアシリパの疑問をより日本語に近い形で書き起こすと、
どうしてだ?杉本・・・どうしてこんなことを?
人間と鹿が交尾しても子供なんか出来ないのに・・・
ましてやオスの鹿と交尾する意味がわからない
オスはメスとしか交尾しないはずなのに
オスと交尾するなんて どうしてだ?杉本・・・
といった具合になるだろう。
そんな形でアシリパは姉畑支遁の凶行を断じたが、彼女が与り知らぬだけで実は野生動物でもオス同士でウコチャヌプコロする例は広く見られることが近年わかってきている。
一部の節足動物や魚類も行うが、一般的に高等生物とされる鳥類や哺乳類へ向かうにしたがってオス同士の性行為が確認される種は増加する。また同じ種の中でもマウンティングの延長やメスと番う機会がないことによる代替行為とみられる例から、確実にメスと交尾できる機会があったにもかかわらず一切興味を示さずオス同士で添い遂げようとする、いわゆるガチホモとしか受け取れない例まで様々な形が見られるというのだから面白い。
もっとも、アシリパはあくまでもアイヌの価値観に沿って自然と親しむ少女であり、その知識もどちらかといえば狩りの成功率や自分の生存率を向上させる方向に偏っている節がある。
これらの判明が近年になったのも、元を質せば学術的に客観的な観察をしているはずの学者ですら先入観からこれらの行為をあり得ないものとして握りつぶしてきた歴史があるためであり、これをアシリパが知らなかったとしても責められるものではないだろう。
関連動画
関連項目
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