ウボァーとは、旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)の『ファイナルファンタジーII』の最終ボス「皇帝」の断末魔の声である。
ウボァーってなんなんスか?
この私がやられるとは……信じられ……ん……
2度までも……お前に……。
……お前は…いった……い、な……にもの……
ウボァー
上記は『ファイナルファンタジーII』における皇帝の断末魔の全文を漢字変換したもの(「ファイナルファンタジー 20thアニバーサリー アルティマニア File1:キャラクター編 (SE-MOOK)」より)。
FF2は何度もリメイクされているが、この断末魔は必ず登場した。
更にGBA版リメイクに真の隠しラスボスとして「善の皇帝」なる敵が登場したが、彼もまた倒された時の断末魔は「ウボァー」であった。
また『ディシディア ファイナルファンタジー』においてもKOされた時のボイスが「ウボァー」となっているなど、もはや「FF2の皇帝=ウボァー」という図式はお約束と化している。
ちなみに、「ウボァー」のボイス化は『半熟英雄対3D』(2003年、スクエニ)が初めて(CV:若本規夫、何でよりにもよってこの人に頼むか!?)。
ネット上ではFF2に関係なくとも様々な場面で断末魔として使われる言葉である。
また、ゆめにっきに登場するキャラクターの一つの仮称および、特定の動作のときに聞こえる断末魔としても有名である。これはたいてい「ウボァ」と省略されている。
皇帝の名前
『ファイナルファンタジーII』自体では皇帝の名前は設定されていないが、シナリオを手がけた寺田憲史による小説『ファイナルファンタジーII 夢魔の迷宮』では彼の名前が「マティウス」となっている。また、『ファイナルファンタジーXII』の召喚獣「マティウス」でもFF2におけるこの断末魔への言及がされていたり、『ディシディア ファイナルファンタジー』での皇帝の最強武器が「マティウスの悪意」であることから、皇帝の名前はマティウスという見方が浸透している。
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関連項目
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