『ウルトラQ』とは、円谷プロダクション初の作品で、ウルトラシリーズ第1作、第1期ウルトラシリーズ第1作である。
概要
本邦初の本格的な特撮テレビドラマ。それまでも『月光仮面』などの特撮番組はあったが、それらは従来の探偵物や時代劇などのテレビドラマの延長に過ぎず、また予算的制約も多かった。そんな中で製作された『ウルトラQ』は、当時で1話あたり約600万円(相場の約4倍)という破格の予算を投じており、特撮シーンの撮影には映画と同じ35mmフィルムが使用されるなど、他の作品とは一線を画していた。
しかし当初は放送時間枠がなかなか決まらず、製作開始から1年以上経った1966年1月にようやく放送がスタートしている。それまでは映画でしか見ることができなかった怪獣や怪奇事件が円谷英二の手により毎週テレビ画面に登場するという贅沢さ、当時のテレビドラマは4回(1ヶ月)で1話が完了するという作りが普通であるのに『ウルトラQ』では1回で1話完結という簡潔さも斬新さが受け、番組は大ヒットを記録。平均視聴率30%を越す超人気番組となった。
シリーズ唯一のモノクロ作品であり、全編撮影後に放映枠を探し、武田薬品工業株式会社のタケダアワーにおいて第一期ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)第1作として放映された経緯がある。また、初回の放映時には最終話は放送されず、後の再放送時に初放映された。
2008年12月より廉価版のDVDが発売されるため、入手が容易となった。
そして2011年夏、45年の時を越えて、『総天然色ウルトラQ』として再び蘇ることになる。
『ウルトラQ』のタイトルの由来は、当時の日本の男子体操選手が披露した高難度の技の総称「ウルトラC」と、「Question(謎、疑問)」のQを組み合わせたものである。
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関連項目
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- ウルトラ怪獣
- 怪奇大作戦
- 恐怖劇場アンバランス
- ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説
- ウルトラQ dark fantasy
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