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ウルフルン

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ウルフルンとは、テレビアニメ「スマイルプリキュア!」に登場するキャラクターである。
担当声優は志村知幸。

概要

『スマイルプリキュア!』第1話目から登場。
本作の敵役たる、バッドエンド王国の三幹部の一人。口癖は「ウルッフフフ」。

『3匹の子豚』や『赤ずきん』、『狼と七匹の子やぎ』などといったお伽話におけるメジャーな悪役である、狼（オオカミ）をモチーフとしたキャラクター。本編でもウルフルンから逃げるキュアハッピーが「3匹の子豚じゃ、狼さんはレンガのお家を吹き飛ばせなくってハッピーエンドよ！」と言っている。
（その後、アカンベェを召喚している当たりレンガのお家を吹き飛ばす事はできないのかもしれないが。）
ちなみにお伽話の悪役をモチーフにしたキャラクター（敵幹部）は、鬼（アカオーニ）と魔女（マジョリーナ）が存在。

バッドエンド王国の幹部の役割として、バッドエナジーを集めて悪の皇帝・ピエーロを復活させようと目論んでいる。
そのための手段として、「闇の絵本」に「闇の黒い絵の具」で空白のページ（白紙の未来）を塗り潰す事で人々を無気力状態にし、その際発生するエネルギー「バッドエナジー」を吸い取っていく。バッドエンドに変えるといっても先述の通り、街の人々から希望や生きる活力などを失わせる（＝バッドエナジーを奪う）くらいであり、決して災害を起こしたり直接危害を加えたり（人を死なせたり）はしていない。っていうか、女の子向けアニメで出来るわけがない。
また、各種球体を掲げながら「出でよ！アカンベェ！」と号令を下す事で様々な物（放送回ごとに異なる）を媒体にしたモンスター「アカンベェ」を召喚するのも彼らの主な役目。

鋭いツメや銀色の髪・シッポを持つ狼（人狼）に、ロッカーを彷彿させる服装というカッコイイ容姿を持ち、狼ならではの「お前も喰ってやるよ！」などといった特徴的な台詞が多い為か、初登場となる第1話目から早くも高い人気を集めるようになった。その後も。「言っておくがこれはスマイルじゃねぇ、悪巧みしている顔なんだよ」とかっこいいセリフを言いつつ、エナジー回収対象が幼女二人だけだったり、チラシで見たお好み焼きを求めて地上に降りてもレストランで門前払いされ続けて3日間断食状態になった挙句、バッドエナジーを採取するどさくさに紛れてあかねの作ったお好み焼きを全て平らげるなどのかわいい愉快な面も見せ、その人気は留まる事を知らない…。

そして３月末にはウルフルン単独商品のレターセットとクリアファイルの発売が発表された。プリキュアにおける男性キャラ単体商品は彼が初となる。その後もプリキュアのストラップに紛れてもふもふな特別仕様のウルフルンクリーナーストラップが予約開始し、いずれのグッズもプリキュア達を差し置いてあっという間に　完　売　。おまけに、ウルフルン受けオンリーのイベントが開催された。どういうことなの…。

正体

第45話でウルフルンの正体がメルヘンランドの妖精・ウルルンであったことが明らかになった。絵本の中で悪役として嫌われ、疎まれてきた彼は、他の三幹部と共にジョーカーの誘いに乗ってバッドエンド王国に参加し、世界をバッドエンドにして自分たちにとって住みやすい世界にしようとしていたのである。
事情を知ったプリキュアたちは戦うことを止め、キュアハッピーは三幹部の存在を受け入れた。そのことによってウルフルンたちの負の感情は浄化され、妖精の姿に戻ることができた。
ちなみに絵本の中で排斥されている回想シーンの時点で既にウルルンではなくウルフルンの姿になっており、バッドエンド王国入りを機にウルフルン化したというわけではないのかもしれない。もっとも、回想ではなく単なるイメージ映像かもしれないので今のところ詳細は不明である。

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