『ウルヴァリン』とは、
概要
本名、ジェームズ・ハウレット。記憶喪失時にはローガンと名乗っており、一般的にはこちらが知られている。
性格は乱暴で無礼な所もあるが本当は優しい心を持っている。ヘビースモーカーでよく葉巻を愛飲している(ちなみに実写映画版でウルヴィーを演じたヒュー・ジャックマンは大変な煙草嫌いだったが、役作りのためか映画版でもスモーカーという設定は忠実に受け継がれた)。女好きで気に入った女性には手が早い悪癖を持っている。また子供にも優しい。
ミュータントとしての能力は生まれつき持ったものに、どんな傷でも癒す驚異的な治癒能力(ヒーリング・ファクター)と、ウェポンXの大手術によって得た、アダマンチウム(希少な金属。ほとんど壊すことは不可能)の骨格と指の間から生える鉤爪(勿論アダマンチウムでコーティングされている)が特徴。鉤爪については元々持っていた能力ではあるが、ウェポンXに参加したことで鉄をも切り裂く凶悪的な切れ味となった。
100年以上も生きており、おそらくプロフェッサーXより年上ではないかといわれている。
現在ではマーベル社を代表するタフガイヒーローだが、ハルクの敵キャラとしての登場が初出で、そこから二代目X-MENに抜擢されて現在の地位までのし上がったたたき上げである。またDCコミックスとの対決シリーズではLOBOと対戦して格の違いを見せ付けた。
実写版
2000年公開の実写映画『X-MEN』、およびそこから派生する20世紀フォックスによる映画シリーズではヒュー・ジャックマンが演じた。
『X-MEN』『X-MEN2』『X-MENファイナルディシジョン』『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』『ウルヴァリン:サムライ』『X-MEN:フューチャー&パスト』『LOGAN/ローガン』ではメインキャラクターとして登場。メインキャラクターでない作品でもカメオ出演しているものも多い。
ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンは『LOGAN/ローガン』でその死を描かれ、この作品をもってヒュー・ジャックマンはウルヴァリンを引退した。
MCUへの参入
『X-MEN』の実写化権利を20世紀フォックスが保有していた関係上、2010年代からマーベル・スタジオが本格的に展開したマーベル・シネマティック・ユニバースの作品群にはウルヴァリンが登場する事が出来なかった。
そのため、2022年まででMCUに関連する作品でウルヴァリンと他ヒーローとの共演は、日本国内で製作されたマーベルアニメ版『アイアンマン』でトニー・スタークと邂逅、共闘したことのみにとどまっている。
しかし、2022年にマーベル・スタジオが実写化権利を取り戻したため、近いうちにウルヴァリンもMCUに登場することが予想されていた。
2022年9月27日にはマーベル・スタジオが制作する『デッドプール3』の公開日が2024年9月になることが発表されたが、この作品になんとヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが復帰する事がサプライズで発表された。この時公開された写真ではウルヴァリンのスーツはアメコミ原作に近い黄色いものだった。
2024年2月12日に上記『デッドプール3』改め、『デッドプール&ウルヴァリン』の予告ムービーが公開された。この予告で動くウルヴァリンが初めて画面に映った。
2024年7月26日(日本では7月24日)に『デッドプール&ウルヴァリン』が公開され、そこでは様々なヴァリアントのウルヴァリンが登場したほか、予告編の黄色い原作スーツに原作マスクまで付属していたことまで判明した。
格闘ゲーム
カプコンの対戦格闘ゲーム「X-MEN Children of The Atom」以降のマーベルVSシリーズ全作にプレイヤーキャラとして登場しており、カプコン側のリュウに相当する位置づけがされている。また、X-MENの主人公なのに全作登場できていないサイクロップスに対し、性能変更された同キャラの「アダマンチウムを失ったウルヴァリン」や、女体化クローンの「X-23」も登場するなど優遇されている。
機動力が高くてラッシュも可能なうえ、ただでさえ身長が低いところに、立ちポーズが背中を丸めている為座高が低く、くらい判定が非常に小さい。飛び道具はもっていないが、飛び道具をすりぬける手段が豊富。
逆に防御力やHPは低めで、必殺技がとにかく出してればOKな性能でもないことから、中級者向けキャラとなっている。あとダミ声がすぎて何を言ってるのかわかりにくい。(CVはテレ東で放送されたアニメ版X-MENの原語版で声優を務めたカハル・J・ドッド)
関連動画
関連項目
- X-MEN
- マーベル / マーベル・シネマティック・ユニバース
- アメコミ
- 格闘ゲームのキャラクター一覧
- サイクロップス
- ジーン・グレイ
- シルバーサムライ
- X-23
- バットマン
- デッドプール&ウルヴァリン
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